覚書

イラストレーター進士遙のブログです。
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ピカソ。

2006-01-16 07:36:15 | 展覧会
そういえばパリでのピカソ美術館のことを書いてなかったなぁとおもって。

ピカソの絵を見たのは多分2,3回目くらい。
一回目はたぶんロンドンで。キスっていう鉛筆画だったんだけど、
ちゅっちゅしてて結構ステキだったのを覚えてる。
所謂あの変な顔二つが向き合ってるんだけど、なんか、
2人がなかよさそうにみえたのよね。
二回目はたーぶんオランダで。たぶんみたんだけど、
雪が降ってる日で、寒すぎて忘れた。もしかしたら見てないかも。
で、三回目はパリで。あんまり時間がなかったんだけど、
これがまた、良かったのよ!
あんなにピカソの絵を沢山見たのは初めてだったんだけど、
なんかねー、いやーかわいい人だ!
コレを見る前に見てきたのがロンドンでのムンクだったもんだから余計に、
あっかるくって、好きなもんかいてて、お茶目で、ステキでした。

初期のデッサンも沢山おいてあって、
伝票やら、帳簿やら、色んなトコに青い鉛筆で落書きしてて、
かわいいんだな。子供みたいで。
あと、キュビズムに入りはじめたときに音楽家を沢山描いてるんだけど、
四角とか、丸とか、かぎ括弧みたいな形が茶色とか黄色の中にあって、
それで題名が「ピアニスト」とか、「座っているギタリスト」
とか。でも題名をよんでから、よーく目をこらすと、ちょろっと
弦が描いてあったり、手が鍵盤をなでてたり、
ウォーリーを探せ、じゃないけど、その子供っぽいいたずらみたいな
仕掛けがかわいくって楽しい。描いてて楽しかっただろうな。

あと、丸を二つぺろぺろ描いて、ジグザグな線をてろてろてろってつけた
鉛筆での落書きがあるんだけど、それを元にお面とか作っちゃってる。
なんかー、完全に右脳で動いてる人で、憎めねぇなこの人。って感じ。

晩年のピカソを撮った写真があるんだけど、
(誰が撮ったやつだったかなぁ。。。?)
机の前に座ってるピカソの前に三つずつおかれた6個のバターロール
がピカソの巨大な手みたいで、それが、すっごくかわいいんだよね。
ピカソは少し斜めを向いてちょっとだけおどけた顔してるんだけど、
多分そういうことをたーくさん毎日やっちゃう人だったんだと思う。

たのしいねぇー。
ひひひ。

そういや、dian arbusっていうフリークとか、シャム双生児とか、
サーカスとかいっぱい撮ってる写真家の展覧会があったんだけど、
今日までだったのです。。。ずーっと行きたくって、でも
行かなくって、あー、今日早くおきれたら行こうかと思ったんだけどー。
あー残念。
いいんだけど、、本見ればいいから。。。でもなぁー


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