ウスターソースの故郷。
友達と、ソースが作られるのを見るためだけに、
2時間半かけて、ロンドンパディントンから
しかも、そのウースターという町が何処にあるのかも知らずに、
いってきました。
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まず電車に乗り遅れる。
買った(連れがね)抹茶ラテは、予想に反してケーキの味。
正直微妙。ココアパウダーと混じって見た目もグロイ。
一時間遅れの電車だったけど、かなり快適。
長距離なのでPC用のプラグもある。至れり尽くせり。
readingをぬけ、oxford をぬけ、
無人駅と羊と馬を通り越してゆく。
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どこまで行くんだ。。。
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2時間半後駅に到着。
思ったよりもでかい町。
コレは完全なる地方都市です。ロンドン近郊では決してない。
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町もなかなかいい町。
土曜日だったので、田舎から遊びに来てる子達がおおいんかな。
さあ、とりあえず工場に行かなきゃ、とおもい
町のインフォメーションセンターまで。
が、しかしシーズンが違って工場はやってないとの事。
いちおうウスターソースが買える場所も聞いてみる。
「たぶん街角のsomefield〈ただのスーパー〉にあるわよ」
え、工場直営店とか、ないの?
とりあえず、あとで見に行くことに。
工場に行く代わりにそのセンターで見つけたパンフに書いてあった
廃墟に行ってみることに。写真で見る限り、かなり凄い。
連れは知らんが、私はかなり盛り上がっていた。
アドレナリンがふつふつと。もう行くしかない。
再びカウンターへ。
「あのー、ココ行きたいんですけど、どうやって行ったらいいですかね?」
「車があれば便利なんだけどねぇ。。。」
あったら聞いてないって!さすが田舎。
「バス、ないですかねえ?」
「うーん、どうだろうねえ」
といって、ファイルをめくるおばちゃん。バスなんて、乗らないんだろうな。
すると隣のおじちゃんが「725にのりな!」
と、時刻表を渡してくれた。
やった、あった!いける!2時間半かけたぞ!
腹ごしらえのチップスとソーセージとたらこ(の揚げたの。
イギリス名物。連れに食べさせた。可哀想に)
を食べつつ、一時間に一本のバスを待つ。
往復チケットは3.6ポンド。悪くない。チケットはカード。帰りに運転手に返す仕組み。
バスは町を抜け、村と村をつなぎ、どんどん走る。
勘のいい連れが(なんでわかったんだ?)何もない道路で下車ボタンを押す。
運転手にきいてから(あってた)その場で下車。
一つ通りを戻るとあるらしい。しかし、、、、
うちらが降ろされた場所って、、、、
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バス停もなければ、歩道もない。横を車がびゅうびゅう走る。
さらにわけのわからない看板wine tasting。どこで?ココ?
とりあえず草むらをてくてくあるく。車から大注目。
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ありましたありました。
さらに奥に進んでゆく。歩いてくる人なんていないだろうな。。。
ちょっと歩くとカフェとチケット売り場。さすが先進国。
どんなに田舎でもきれいでしっかりしている。トイレもきれい。
中に入る。まずGARDENがある。
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なかなかオツ。そして広い。
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そしてそして、見えてきました、湖の向こうに廃墟ですよ廃墟!
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ででーん、アドレナリンすでにMAX。すごい、すごい凄すぎる。
しかもなんて天気のいい日なんだ!
witley courtは1600年代に立てられた後、いくらか建て増しされ、ビクトリア時代には
鉄鋼業で設けた家族が買って、大幅建て増ししたのみ、家族の事業がうまくいかなくなって、
カーペット売り?製造の実業家が買い取る。しかし、1937年、火災にあい、焼失。
今はそとがわのフレームのみが残るという素敵な廃墟。
昔の写真とかも展示されていて凄い凄い!
結構最近に火災にあってて、それがそのまま残っているってのが、かなりオツ。
この建物は、廃墟だから余計美しいんだと思う。
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はーーーーーー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/e7/945f893f978be2e94e043bf06c895f6e.jpg)
うつくしい。。。。
焼け跡も残ってます。
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宮殿を抜けるとおおきな噴水が。
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隣にも大きな温室だった庭が。
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このスケールもすばらしい。
それがいまはみんな、廃墟。廃墟。廃墟!
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結局ココは4時まではしゃぎまくったものの、4時台はバスがないので、
結局カフェで1時間過ごし、5時の最終バスで帰ることに。
おろおろしつつ、バス停のない草むらでバスを待つ。
途中で行きのバスの運転手さんが運転してる反対行きのバスが通り過ぎる。
手を振って挨拶をしてくれる。田舎万歳。
無事5時のをキャッチして、ウースターの町へ。
せっかくなので、ココのsomefieldにてウスターソース購入。
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どんなものかと思いきや(私はウスターソースがどれかも知らんかった)
あれ、冷蔵庫で見たよ、というソース。
しかも安い。あれ、1ポンドしなかったんじゃなかったっけ?
ロンドンでも売ってるよなあ。。。
まあ、ウースターで作ってるし、せっかくですしね。
連れは4本買って日本に送るらしい。そんなに送ってどうするんだ。。。
このあとは久々にパブ飯(田舎は安い!)でおなかを膨らました後、
ロンドンに帰った。
帰りはなんと3時間かかった。。。どっちにしろ時刻通りにあまり
動いてくれない国なのね。。。
まあ、ソースはどうでも良いとして、
すばらしい廃墟の一日となったのでした。
よかったなあー。