日々雑感

豊かな四季の移ろいを記憶にとどめて行きたいと始めたフォトブログです。暫しご笑覧下さい。

かにの爪にそっくりな「ヘリコニア・ロストラタ」 咲くやこの花館にて

2013年07月31日 | 四季の移ろい 咲くやこの花館

今日も、朝から、晴れなのか、曇りなのか、それとも雨なのか、
真にハッキリしない天候でした。
多分、気象庁の梅雨明け「宣言」が早すぎたのでしょう。

「咲くやこの花館」のある鶴見緑地に立つ塔です。
花博のシンボルタワーとして建設されたものですが、
今となっては、周囲の景観に馴染まないその異形さばかりが目に付きます。
この塔が建設されたのは、丁度、日本経済がバブルの真っ最中でした。
改めて、バブル経済が、当時の人々の感性さえも狂わせたという空恐ろしい事実を
この塔は教えてくれているように思います。

異形と言えば、咲くやこの花館熱帯植物室でも出会いました。
「ヘリコニア・ロストラタ」という南米を原産とする植物です。

ただし、これは花ではなく苞(ほう)だそうです。
花博の塔と同じ異形ですが、こちらの異形は景観を壊すどころか、
中心部の朱色と周囲の黄色が濃い緑の葉によく映え、楽しませてくれました。

なお、英名では、その形状から「Lobster Claw(ロブスターの爪)」
または「Crabsclaw(カニの爪)」と呼ばれいるとのことでした。

※「苞」とは、
「花あるいは花序の付け根に出る葉。芽やつぼみを覆って花を保護する。
うろこ状や花びら状となるものもある。包葉。 」
goo辞書(http://dictionary.goo.ne.jp/srch/jn/%E8%8B%9E/m0u/)より


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高山植物の女王・コマクサ(駒草)が咲いていました 咲くやこの花館にて

2013年07月30日 | 四季の移ろい 咲くやこの花館

高山植物の女王とよく紹介される駒草。
この時期どうしても見ておきたい花の一つでした。

駒草という名の由来は、ズバリ馬の顔に似ているから。

原産は日本。本州中北部から北海道の高山に、7-8月に見ることができるそうです。

ある写真雑誌にこんな話が載っていました。
ある日、友人のアマチュア登山家に駒草の写真を見せられた時に、
つい「女王と呼ぶには地味ですね」と言ってしまい、しまったと思った。
しかし、その人は諭すようにこう言ったそうです。
「そうでしょう、ところが、山の上で、この花を見ると
全く違ったものに見えるのです。
その感激は自分の足で登った人でないと味わえません」と。

実は、この記事を読んで、どうしてもこの駒草の実物を見たくなって
今回、咲くやこの花館を訪ねた次第です。

結果は、私もこの花を見て正直、
やはり「女王と呼ぶには地味ですね」と思いました。

やはり自分の足で山に登るという体験がこの花には必須と実感しました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメに出てきそうな里芋(さといも)の仲間 アンスリウム が咲いていました

2013年07月29日 | 四季の移ろい 長居植物園

大阪市鶴見区にある「咲くやこの花館」の熱帯花木室で、
まるでアニメに出てきそうな アンスリウム が咲いていました。

原産地は熱帯アメリカ。
茎のように真っ直ぐ伸びているのが花で、白やピンクの団扇のようなものが苞葉だそうです。

それにしても、このピンクの苞葉のところに眉毛と目を描けば、
直ぐにでも、ちょこちょこと、走り出しそうで、暫しその愛くるしさに釘付けになりました。

これは有名な紅団扇(べにうちわ)。
この団扇で扇いだら逆に暑苦しいのでは思えるほどの真っ赤な色をしていました。

なお、同じ里芋科で、このアンスリウム に似た花に、「水芭蕉」があります。
「水芭蕉」は、春の高山植物の代表花と言われています。
季節外れながら、もしやと期待して、高山植物室で探しましたが
残念ながら見つけられませんでした。
しかし、これで来春の楽しみがまた増えました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大輪の アメリカフヨウ が鮮やかに咲いていました。 長居植物園にて

2013年07月28日 | 四季の移ろい 長居植物園

先日(7/12)にも掲載したアメリカフヨウが今、満開の時を向かえています。

特に、今まで余り見かけなかった白とピンクの縦縞の花が
一面濃い緑に包まれた園の中で一際鮮やかでした。

正直、アメリカフヨウは花弁の質感が大味過ぎて少し敬遠していましたが、
今回、この白とピンクのグラデーションの美しさを見せられ、感服しました。

そういう目で見ると、白いものも花弁の柔らかい縦皺がよく見えるから不思議です。
いかに己の感覚がいい加減のものであるか、改めて思い知らされました。

しっかりした花弁ですが、雲合いから顔を出したお陽さんの
強い光が透過し、鮮やかに五弁の花ビラを浮き立たせてくれた一瞬です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

百日紅の花が満開です 長居植物園

2013年07月27日 | 四季の移ろい 長居植物園

大阪では、 猛暑日が続いています。
ここ何週間、スカッと晴れ渡った青空を見たことがありません。
空は、いつも薄いグレーの膜に覆われているかのようです。
どうせ暑いのなら、天高く黙々とそびえる入道雲と紺碧の空を見たいものです。

 長居植物園では今、百日紅(サルスベリ)の花が満開です。

 

 花の色はこの濃いピンクが主流です。

白い花もあります。
何時だったか、この花を見た友人が 「ポップコーンにそっくり」と言いました。
以来、この白い花を見る度にポップコーンとその友人を思い出します。

大池に架かる一文字橋をバックに咲く白い百日紅の花、


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする