連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y
今日は冬至です。
短い日差しが恋しい季節となりました。
この時季、夏の太陽は
植物の実に仕舞われているので
それを食べることが体に良いとされています。
冬の代表的な食べ物・・・大根!
貴重な冬の日差しを求めて
高い鉄塔の中ほどにまで押し上げています。
路地裏には、光りの届かなくなった影地の中で、
赤い文字がはばを効かせていました。
高々と?!
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この大木・・常緑樹の重さが感じられます。
しっかりと湿気を含んだ幹に
びっしりと苔のような草のようなものが
生え揃っていて・・
生理的にむずむずっと痒みが走ります。
でも 見方を変えれば・・美しくもあります。
走り去る女の子が、不安定な形で止まっていて
ひとつの存在、ひとつの過ぎ行く時間が
初冬という季節の中へ
溶け込んでいきます。
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シュールな景色だ。
実はこの物体がなんなのかも知らない。
鋳物のようだが、フォルムに魅かれて
撮っただけだ。
寒い日で、川面にも初冬の光が
映っていた。 Y
立ち枯れの色が、
初冬の光を受けて
なにやら心引かれる気がします。
玉蜀黍のような感じがしますが・・
違っているかもしれません。
ガサガサと乾燥して
冷たい空気に晒されています・・
「・・夢は枯れ畑を駆け巡る」でしょうか?
暗い空模様・・何かの影の塊・・
遠くの低く連なる山・・
我が家の近くの畑です。
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イイギリの葉が落ちて房成りの
赤い実が目立ってきたので
撮ってみようと思っていたら、
目当ての木はあっという間に
鳥にかなりの部分を食べられてしまった。
もう一本覚えていた木に行ってみると
こっちはまだ葉が沢山付いている。
この辺りは二十年ほど前に
澄んでいた所だ。
撮っていると近くでほうれん草を
収穫していた人が近づいてきた。
軽く挨拶を交わしてよく見ると
なんとT子さんだった。
昔、卓球で遊んだ仲間だった人だ。
向こうも何処のカメラマンが写真を
撮っているのかと思っていたそうだ。
昔と同じ穏やかな笑顔だった。
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近くの高級団地を囲む土手の一画が
整備中でした。
昔からある公孫樹の木がそのままに
残されているのは、嬉しい限りです。
公孫樹の葉は、枯れるでもなく萎むでもなく
風もないのにはらはらと落ちてきます。
散り敷かれた黄色の絨毯は
ブルーシートを隠しきれずに
鮮やかなコントラストを見せて
良く晴れた日の郊外に
静かな存在を誇っています・・
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案の定雪景色だった。
昨日の夕方着いたときは
うっすらと白いぐらいだったが
朝起きたときは5センチぐらいの
積雪。
西山も見えず、一気に冬の装いとなった。
今日は終日雪が降ったり、
霧で辺りが見えなくなったりの天気。
ようやく夕方になって
霧の彼方にうっすらと西山の
輪郭が現れた。
これから春まで
美しくも厄介な、
雪との付き合いが続く・・
〈西山眺望シリーズ〉 Y
だんだん日の出が遅くなる。
最近は6時を過ぎてもまだ暗い。
天気のいいときは東の空が
朝焼けているが、
今朝は真っ黒な雲がかかり、
その下に僅かな赤い色が
みえた。
どうやら本格的な冬が
近づいてきたようだ。
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歴史のある街に新しいものが入ってきても
すぐに馴染んでしまう・・
京都らしく近代的になっている。
街の中を歩くと、小さな有名でもない神社が
実は、OOの産湯を使った井戸などとあると
ぎょっとして、そんな扱いでいいのかしら?
と、思ってしまう・・
それが京都という街なんでしょうね!
教会のレンガは古びて似合っている・・
老舗の醤油屋さんの樽は染み付いた時代物・・
たわわに実っているみかんは
寺の隅で、遠慮がちに不釣合いかも?
胸に吸い込む空気さえ、古の香りがしました。
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嵯峨野の竹林を歩くと
人・人・人がぞろぞろ歩いていた。
私もそのうちの一人ではあるけれど・・
散策という風情は無くなってしまっている。
いいものは、皆がいいから
仕方のないことではあるけれど、
人の波をぬって人力車も走る・・
田舎者はおっかなびっくり!
思わず上を見上げると、
竹と紅葉とくねった木の幹が
自らの個性を主張していました。
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