都会の夜
2016-10-03 | 日記
都会の夜は刺激的だ。
普段平地に住んでいるので、
高層ビルから下を覗くような視点がなくて
ついいつまでも窓に張り付いてしまう。
下の駐車場に出入りする人の姿や
ビルの一角に住んでいる人の姿を
垣間見ると、ここでの生活はどうなんだろうと
思ってしまう。
mも書いているように、交流会とセミナーで
二回江成常夫氏のお話を聞いたが、
写真に携わる者の使命や生き方にまで話が及んだ。
漫然と写真を撮るのではなく、その写真を通じて
何を表現し、訴えていくのか、その視点を欠かしては
ならないと語気を強めて、力説された。
今の政治や社会の動向、
自然や環境破壊の実情、人間の物質文明への驕りと無知、
それらに対する懸念と憤りが
氏の写真活動の原点になっていることがよく理解できた。
同時にそれは、では君たちは何を見、何を表現するのかという
問いかけでもあった。
重い課題を頂いたが、勇気ももらえた二日間だった。
Y