田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

たてしな歴史研究会 里の暮らし 町誌を読む

2011年11月19日 | 日記

11月19日(土)  雨 温かな気温 夜には止み 星空 やがて 霧

午前中はボランティア団体のパソコン教室の企画書を書きつつ明日、講師と打合せをする段取りを組んだ。ボランティアルームのネット回線を活用することとセキュリティーをしっかりとすることのバランスが難しさを感じる。

午後は「たてしな歴史研究会」の定例学習会、“町誌を読む”を仮題にした学習会が行われた。この町には平成7年から9年に掛けて5巻で構成されている町誌が発刊されている。歴史編上下、民俗編、自然編、年表となっており、これを全て読むことで町の昭和の時代迄のことはだいたい把握できる。 

今日は民俗編の人の一生、婚姻と云う部分から入った。記述されているいるのは平成初期に各集落で聞き取り調査をしたことを纏めたもので、記録を見ると昭和30年から40年に掛けてのことが多い。また、第二次世界大戦が終わった23年頃には婚姻が多かったようだ。また、そのころは車も少なく、ハイヤーも無いので遠方からはトラックで嫁を迎えに行った話など会員の自らの話が聞けてよかった。

俺は東京生まれで育ちも同じところなので、交通の便などは当時の立科町とは大分違った感覚があるのに驚いた。また、風習と云うか嫁は婚家に入るときは台所から入り、履いてきた草履の鼻緒を斬って屋根に投げたと云う。それを介添えするのは子どもの仕事だったと云う。また、結婚式も家で行うため2~3日は当たり前の相当な酒の量だったことが想像できた。

今日の講師は竹花初雄先生で、先生ご自身の結婚までの話など、趣ある話題で高齢化を迎えているが会員も大いに発言する機会が多く楽しい学習会となった。

残念なことは参加者が少なかったことがあるが、激しい雨では致し方ないだろうか。

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