田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

ひな祭りには冷たい風 寒が戻ったようだ 

2011年03月03日 | 日記

3月3日(木)  晴れ 風は冷たい  午後からは雲が張り出す

ひな祭りと云うなんとなく晴れやかな日なのだが寒い。さむいと云うよりも風がつめたいのだ。

ひな祭りに相応しい梅の香りを懐かしさから庭に出てみたが、まだまだ白い花びらが広がるには早いようだ。町の中央部では既に梅が咲いたと聞いていたが、ここ山裾は標高も僅かに高いことを理由に蕾は堅く閉ざされていた。

 寒にもどってしまったと云うが、春は確実に来ていて裏の土手では雪が溶けた陽当たりよいところでカワラヒワたちが盛んに餌を啄んでいた。そっと窓から覗いていると一羽だけ腹が赤い鳥がいる。ベニマシコ?頭を隠すように夢中になって草の種子を啄んでいるので鳥の種類を調べるには情報不足のようだ。

辛夷の蕾は先週の異常な暖かさで蕾の殻を弾き、中から白い花びらを見せているものがある。寒さが続くというので顔を出した花びらが凍らなければ良いのだが、昨年は霜で殆どの花が茶色くヤケけてしまった。 

浅間山も日本海側から千切れてくる雪雲に頭を押さえられ、噴煙も山肌に沿って張り付くように麓に転げ落ちるように見せている。 

陽が当たる雑木の枝が入り組んでいるところではヒヨドリが盛んに赤い実を啄んでいる。彼は鋭い嘴の先端でひねるように千切り上を向いて喉の奥へ落とし込むようにしている。ヒヨドリは花の蜜を吸うのにも器用に嘴と舌を操り花を落とさない繊細さを持っている。この赤い実は秋から木に着いたままなので、鳥たちにとっても美味いものではないのだろう。今の時期は餌がないので仕方なく腹に落とし込んでいるようだ。 

浅間を覆っていた雪雲も何処かへ移動して山の姿が顕わになった。僅かに白く見えるのは噴煙なのか雪煙なのだろうか?この山の頂上付近は猛烈な風がのべつ吹いていると聞いた。手前の前掛け山、噴火で中央が吹き飛んですり鉢のようになっている様子が判る。 

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