毎年開催される公演
今年も楽しみにでかける
●近頃河原の達引き
目の不自由な老母や
廓勤めから密かに実家に戻されている妹・おしゅんを
精一杯思いやる猿廻しの与次郎。
おしゅんと深い仲で 人を殺して逃げている伝兵衛
おしゅんを巻き添えにはできないと『母や兄と暮らして欲しい』 と頼むが
おしゅんは『あなたが苦しんで死のうとしているときに、それを見捨てる、
私がそんな薄情な女と思っているのですか?』と訴えた
四人の人間関係に誰も悪人が居ない
妹を心配しながらも
『めでたい猿廻し』でふたりを送り出す 暖かい兄のこころ
この後おしゅんと伝兵衛が心中することを判っていた
それを知りながら見送る痛ましい別れ
この作品は私がまだ小さい頃父と見た記憶がある。
題は覚えてなかったが『♪おしゅん・でんべえ・さるまわし♪』
と口ずさんでいたのを今でも覚えている。
可愛いおサルさん の賑やかな陰で四人の切ない想い・・・・
までは判らずに・・・・
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