きのむくままに

或る日の出来事

文楽 広島公演

2008-03-07 | Weblog

 

   毎年開催される公演

   今年も楽しみにでかける

   ●近頃河原の達引き

    目の不自由な老母や

    廓勤めから密かに実家に戻されている妹・おしゅんを

     精一杯思いやる猿廻しの与次郎。 

     おしゅんと深い仲で 人を殺して逃げている伝兵衛

     おしゅんを巻き添えにはできないと『母や兄と暮らして欲しい』 と頼むが 

     おしゅんは『あなたが苦しんで死のうとしているときに、それを見捨てる、

     私がそんな薄情な女と思っているのですか?』と訴えた

     

     四人の人間関係に誰も悪人が居ない

     妹を心配しながらも 

    『めでたい猿廻し』でふたりを送り出す 暖かい兄のこころ

    この後おしゅんと伝兵衛が心中することを判っていた

    それを知りながら見送る痛ましい別れ

この作品は私がまだ小さい頃父と見た記憶がある。

題は覚えてなかったが『♪おしゅん・でんべえさるまわし♪』

と口ずさんでいたのを今でも覚えている。 

可愛いおサルさん の賑やかな陰で四人の切ない想い・・・・

までは判らずに・・・・

 

 

 

 

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