待っていた映画が 短い期間ですが上映されるとのことで出かけました。
1999年、チェチェンに暮らす9歳のハジは、両親を銃殺されたショックで声を失ってしまう。
姉も殺されたと思い、まだ赤ん坊の弟を見知らぬ人の家の前に捨て、一人放浪するハジ。
彼のような子どもさえも、ロシア軍は容赦なく攻撃していた。
ロシア軍から逃げ、街へ辿りついたハジは、フランスから調査に来たEU職員のキャロルに拾われる。
自分の手では何も世界を変えられないと知ったキャロルは、せめて目の前の小さな命を守りたいと願い始める。
ハジがどうしても伝えたかったこととは?生き別れた姉弟と再び会えるのか?
さらに、チェチェンの難民キャンプの実態をレポートする女性キャロルは、
EUの人権委員会の仕事で、いくら実態を調査しても、事態の解決に結びつかず、現実の悲劇は増すばかり
ようやく巡り会える姉弟
。1999年、ロシアのあちこちで爆破テロ事件が相次ぐ。
犯人が特定できないまま、プーチンが首相を務めていた政府は、チェチェン人の仕業と断定、
すでにチェチェンに逃げたと決めつける。ロシア軍のチェチェン侵攻が始まる。
ロシアのごく普通の若者コーリャが、ロシア兵士に鍛えられていく悲劇をも。
コーリャは、やがて「狂気の兵士」に変貌する。
戦争による被害者 ハジもコーリャも
酷い酷い 実際のはなし