昨年9月 享年87歳にて故人となった 吉田玉男一周忌に因み
追善狂言が 大阪 国立文楽劇場で開催された
※昭和8年 14歳 吉田玉次郎に入門 玉男を名乗り
苦難の時代(兵役・分裂)が続く中で
昭和30年 最高の当たり役『曽根崎心中』の徳兵衛と出会う
長い文楽の歴史の中で「屈指の名人」と言われている
端正で品格のある芸風は大勢の観客に感銘を与え
昭和52年 人間国宝に認定
平成12年 文化功労者として顕影
今年春に広島での公演での 『曽根崎心中』も感動したけど
大阪の文楽劇場での 大坂で実際にあった 心中事件の
玉男の当たり役 追善もまた 感慨深い
玉男に代わり高弟の玉女が徳兵衛の人形を遣い、桐竹勘十郎がお初役
新たな名コンビとなるよう 応援したい
『曽根崎心中』の名場面 「天神森の段」の
切ないお初の心情を 太夫が情を込めて・・・