かもはかもでも・・・

みんながいつもにこにこしていられますように・・・

本:子どもに食べさせたいおやつ

2008-01-12 12:04:20 | BOOKS
題名  『子どもに食べさせたいおやつ』
著者  お母さんの輪
出版年 2007年06月
出版社 暮しの手帖社
ISBN987-4-7660-0152-2 

お友達から,教えてもらった本です。
早速図書館で借りました。

アレルギーを持つ子のお母さんが「子どもに安心して食べられるおやつを」とお友達に声を掛けて出来上がったおやつのレシピ集です。
アレルギーを持っていないお子さんでも,体に優しいおやつばかりで,おすすめです。

今まで,マクロビオティックのおやつの本や,幕内秀夫氏(純日本食を推奨。カタカナメニュー,肉,たまごや乳製品不可)のおやつの本を読んでも,いまひとつ実践できずにいました。
かっちゃんの歯医者さんは,幕内秀夫氏の考え方を採用しているので,おやつも基本的には,おにぎり,うどん,もち,ふかしいもで,手の込んだ手作りお菓子というのは,お楽しみ=たまにするよう指導を受けています。

でももともと私が甘いものが大好きで,いわゆるホームメイドのお菓子(クッキーやマドレーヌ,ケーキなど)を作るのが大好きなのです。
少しずつ,子どもたちのおやつを気をつけているつもりでも,私が作るお菓子が問題で,砂糖やバターたっぷりの洋菓子になってしまうので,「こどもにたくさんはあげられない・・・」「こんな体に悪いものを作ってしまってごめんね」と落ち込む悪循環に陥っていました。

しかし,この本には,マクロのような「お砂糖絶対ダメ!」でも,「特殊な原料を使う(なんか,マクロビオティックの材料って自然食料品店にしか置いていないものが多いですよね?)」わけでもなく,おうちにあるもので作れる,素朴で(=砂糖たっぷりでも,油たっぷりでもない)子どもたちの体に優しいおやつのレシピが載っていました。
うん,この本のおやつなら,私でも作れそうな気になってきました。

図書館で借りましたが,購入も検討中です♪

本:助産師と産む 病院でも、助産院でも、自宅でも

2007-12-10 13:23:34 | BOOKS
題名  『助産師と産む 病院でも、助産院でも、自宅でも』
著者  河合 蘭
出版年 2007
出版社 岩波ブックレットNo.704
ISBN978-4-00-009404-7

とても読みやすい本でした。
女性が出産する場所には,病院だけでなく,少数ではあるけれども,助産院や自宅という選択肢があるということ。
今の日本における産科医不足,分娩可能施設の減少,「お産難民」などの問題についても述べています。
これらの問題を解消するために助産師の存在,役割を見直しませんか,と提唱されています。

特に自宅分娩は戦前では当たり前だったと言うことを考えると,戦後の近代化によって,出産というとても原始的な生理現象もまた,医療の介入が必須であるかのように劇的に変容されてしまったように感じます。
産む主体としての女性の意思を尊重しない,ということはある意味,母親になるための第一歩を阻害しているのではないでしょうか。

ちょっと話は飛びますが,授乳についても同じようなことが言える気がします。
ちょうど私が生まれたころは,ベビーブームでしたし「おっぱい?でないならミルク足せばいいわよ」と病院に言われるような時代だったそうです。
というわけで,私はばっちりミルク育ち。
最近になって(私が母親になる頃から)「母乳がいいから母乳にしましょう」と言われるようになりました。
今お母さんになる人が,自分の親からはおっぱいをもらっていないのに,いきなり「あなたはおっぱいあげなさい。子どもを産んだ母親でしょ。でないはずないじゃない」と言われたって,それは,戸惑いますよね。
一番頼りにできるはずの自分の母親に具体的にどうすればよいか聞きたくても「ミルクだったから分からない」と言われて相談できないのですもの(これは極端な例として示したまでで,別にうちの親がこうだったわけではないです,悪しからず)。
ここでまた授乳という原始的な行為についても混乱が生じていますよね。

元来人間に備わっているはずの産み育てるという原始的な行為について,「こうしたほうが効率が良いから」「楽だから」と,私たちはあまりにも人工的に手を加えすぎたのではないでしょうか。

そんな世の中で,助産師さんは,妊娠から出産その後の授乳や育児までトータルにサポートしてくれる存在です。医師でないので,出産時の医療介入は非常に限られていますが,正常な出産であれば,必要のない処置というものもたくさんあるそうです。

と,ここで誤解されないで欲しいのですが,人工的な医療処置がすべてダメ,というわけではなくて,母体や赤ちゃんの安全のために必要なことはもちろんたくさんあります。そのおかげで命が守られたということもたくさんあるでしょう。
ここで私が言いたいのは,助産師さんの助けを借りながらも(時には医師にも手伝ってもらいますが),「赤ちゃんを産むのは,他の誰でもない,自分なんだ」と,お母さんが感じられることをこれからの出産現場では大切にして欲しい,ということです。

うぅ,文章能力がないので,思いの半分も記せないのですが,結論。
いい本でした。おすすめです,ハイ。


食の安全について

2007-08-21 07:27:37 | BOOKS
AERA[臨時増刊]『安心・安全を食べたい』が出版されています。

まだ拾い読みですが、
先日紹介した生協にかんする記事もまるまる収録されています。

食の安全に興味のある方にはとっかかりにはちょうどよい感じがします。AERAと同じような感じなので少し軽い文章に感じますが、かえってさらっと読みやすいかもしれません。

ちなみに、朝日新聞を購読していると、新聞やさんが電話一本で届けてくれるので簡単です。支払いは新聞代に加算というのも楽ちんです。

本:子どもの心のコーチング

2007-07-10 11:33:51 | BOOKS
題名  『子どもの心のコーチング』
著者  菅原裕子
出版年 2003年6月
出版社 リヨン社
ISBN4-576-03131-7

ぱらぱら~と読んだのですが、子育てや親子関係を築く上で大切なコミュニケーション方法(=ハートフルコミュニケーション)が書かれていました。
読んだ後、子どもへの接し方がかわります。

つい危ないから「だめ!」「~~しないで!」と大きな声でお子さんに命令、禁止してしまいませんか?
子どもはそういわれていつもこわい顔の親と接していると、悲しくなり、自分はダメな子なんだと感じるようになってしまいます。

いつもニコニコ「嬉しいよ」「ありがとう」と接してくれる親には心地よさや安心を感じます。

子どもを制止することが多いなら、まず環境を整えること。
そして、親自身がコミュニケーション方法を学ぶ必要があります。

お母さんだけでなく、お父さんもどうぞ読んでみてください。
私も先輩にも読んでもらおうと思っています。

ハートフルコミュニケーションのHPは→こちら

本:おいしいハンバーガーのこわい話

2007-06-15 00:15:26 | BOOKS
題名  『美味しいハンバーガーのこわい話』
著者  エリック・シュローサー チャールズ・ウィルソン
訳者  宇丹 貴代実
出版年 2007年5月
出版社 草思社
ISBN978-4-7942-1587-1

生活クラブ生協の、「本の花束」というカタログの片隅にこの本の広告が出ていて、早速図書で借りてきました。
安部司さんの『食品の裏側』という本の内容も衝撃的でしたが、この本はファストフード業界の裏側を暴いています。
著者は、世界的なベストセラーとなった『ファストフードが世界を食いつくす』を書かれた方で、この本は子ども向けに書かれています。
(子ども向けだから読みやすい???)

私はもともとは○クドナルドは嫌いではなかったのですが、○ッピーセットのおもちゃにうんざりし(だって、ろくなおもちゃではないし、毎回もらっても楽しく遊べないだけか、かえってごみになってしまい、子どもの教育上そういった雑な扱いは良くないと思うのです)、また夫が○クドナルドのものを食べると嘔吐してしまうようになってしまったので、最近はほとんど行っていません。

こどもはテレビコマーシャルを見れば「○クドナルドいきたいな~」と言っていますが、基本的には親は動きません。
違う視点で見ているとほとんどの民放の子ども向け番組や家族向けバラエティー番組に○クドナルドのCMが流れており、その広告戦略にまんまとはめられそうになります。
ですから最近は民放のテレビは子どもにもほとんど見せなくなってきました。
まあ、子どもにテレビを見せなくなったのは、番組の内容(たとえば、暴力的、破壊的である)など、他にも原因がありますけれどね。

何よりも心配なのは販売されている食品の安全性です。
その私の心配事についての答えが、はっきりとこの本には書かれています。
「○クドナルドの食品は、安全なのか?」
答えは、「NO!」

この本を読んで「もう、絶対に○クドナルドには行かないぞ」と再認識したのでした。

本:サラリーマンは2度破産する

2007-01-20 10:15:42 | BOOKS
12月に図書館にリクエストを出して、やっと買ってもらえました。
買ってもらえるまで、時間がかかりました・・・

藤川 太  2006  『サラリーマンは2度破産する』  朝日新書
ISBN4-02-273105-2

先にライフプラン講座を受けていたからか、前半部分はある程度予測もできる内容ですらすら読めました。
しかし途中からなじみのない用語が登場し始め、だんだん「ムズカシイ・・・
でもどうにか読破しました。

タイトルにある「2度破産」というのは、
年収700万、30代、貯蓄600万円の男性会社員(家族は専業主婦の妻、3歳の長男、生まれたばかりの長女)が、これから3000万円のマンションを頭金450万円で住宅ローンを組んで購入したら、この先のお金の収支はどうなるか、というシミュレートをしたところ、「2回破産の危機が訪れる」、すなわち、支出が収入を上回る時期が来るということを指しています。
面白いのは、この人は別に特別ぜいたくをしているわけでもなく、日ごろの収支で残ったお金(毎年100万円)は貯金もしています、というところなのです。
FP(ファイナンシャルプランナー)の視点で分析してみると、平均的なサラリーマン世帯の家計の5割に、モデルケースのような「病理」が隠されているそうです。

やはり「住宅資金」「教育資金」「老後資金」はとても大きな支出です。
これらの支出は必ずその時期が来ればかかってくるお金です。
漠然と「きっとお金かかるのよね~」とは思っていても、実際にその金額を計算する機会というのは、やはりその時が来てから、というケースがほとんどだと思います。
しかし、これまでの終身雇用、年功序列型の社会ならば、「まあそのときがくれば何とかなるよね」で済んでいたことかも知れませんが、現代のように雇用も流動的で、給与も一昔前ほど上がっていく見込みもない社会では、「何とかなる」では通用しない、実際にこれらの資金がいくら必要なのか、そのためには今どこまで自由にお金を使えるのかを明確にする必要がある、と筆者は訴えています。

本書の中では、このモデルケースを例に挙げながら、どうすればお金がたまるか、ライフプラン作り、住宅の問題(買うのと借りるのとどちらが得か)、保障の見直し、サラリーマンが収入を増やす方法、資産の運用などについて分かりやすい文章で述べられています。

我が家もうかうかしていられません。
前回のライフプラン講座の受講のときから、教育費の必要額は試算してみましたが、老後の資金や住宅資金、また車(田舎なので2台保有)にかかる費用などもふくめたライフプランは「まだよくわからないし」ときちんと考えていません。
何度も挫折していた家計簿も暮れからつけはじめましたが、大きな視点で、もう一度よく考えなくちゃ~~~
めざせ、スーパーファミリー!

マ行の不思議

2006-08-31 10:34:41 | BOOKS
今、図書館で借りてきた村上春樹のエッセイを読んでいるのですが、
不思議なことに気がつきました。

実用書は別として、私の好きな作家はみんな苗字がマ行なのです。

らかみはるき
やもとてる
やざわけんじ
たにこうき(エッセイしか読んだことないですけど)

なんとも不思議です。

あ、でも例外も発見しました。

つめそうせき

これはナ行ですね。

女性の作品はほとんど読んだことがないのですが、
あえてあげれば

うらあやこ

あ!これもマ行!!

ん~ますます不思議です。

今度はやべみゆきにも挑戦してみようかな・・・

本:ビッグツリー

2006-08-19 18:30:32 | BOOKS
佐々木常夫 2006 『ビッグツリー 私は仕事も家族も決してあきらめない』 WAVE出版

ISBN4-87290-265-3

自閉症のご長男、そして肝臓病で入退院を繰り返した挙句うつ病を併発した奥さんを抱えながらも、家族を支え仕事もこなしている、著者の半生を綴っています。
どんな困難なことにであっても、落胆せずに「これが自分の人生だ」と受け入れあきらめずに頑張る著者の姿に感銘を受けました。強い精神力と賢さ、そして深い愛情を感じました。

やはり、自分がこの世に生を受けたということ、そのこと自体が奇跡なのであり、その奇跡に感謝しながら、与えられた命を大切に、懸命に生きていかなければいけない、と改めて思いました。

余談ですが、ご長男の主治医は、私が卒論でご指導を受けた児童精神科のドクターでした!ちょっぴり不思議なご縁を感じています。

本:食品の裏側 みんな大好きな食品添加物

2006-06-21 10:23:50 | BOOKS

図書館で借りて一気に読みました。

安部司 2005 『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 東洋経済新聞社

ISBN4-492-22266-9

【感想】
レビューといえるようなたいそうなものは私には書けませんが・・・

食品添加物について、その「光」と「影」の部分を分かりやすい言葉で書いてあります。

白い粉だけを混ぜて作る「とんこつスープ」の実演はかなり衝撃的かもしれません。私は100kgの肉から130kgのハムを作り出す「プリンハム」が面白かったです。
そのほか、しょうゆなどの基本的な調味料がにせものにすりかわっている話、コンビニのおにぎりで10種類近くの食品添加物が体に入ってしまうこと、化学調味料により味覚が壊れていくこと・・・などなど。
また、食品添加物が一括表示が出来ることは私も知りませんでした。「乳化剤」などと書かれているものは複数の食品添加物が含まれているそうです。
それぞれの食品添加物がどのような目的で使われているのかを知ることも出来ました。
個々の食品添加物についての毒性の実験は行われて国が認可をしていますが、複数摂取による人体への影響はわかっていない(=危険性を孕んでいる)、というのも知りませんでした。

私は以前から漠然と化学調味料には違和感を感じていたので、家でお味噌汁をつくるときにだしの素(某メーカーのほ○だしとかかな?)を使ったことはありませんし(基本的に昆布+削りたてのかつお節または乾ししいたけ)、急ぎのときは削り節などが入った天然の出しパックを使っています。他の方のお台所事情はよく分かりませんが、便利だから使っている人もいるのかな・・・?

食品添加物の有無や種類についても表示を見て選ぶようにしています。ハムはスーパーでは安心して買えるものはほとんど取り扱っていないのが現状です。基本的に我が家では生活クラブのものを購入しています。

何を食べるかは、人それぞれ自由だと思います。

でも、食品添加物によってもたらされる恩恵と、その負の部分と、自分が食べているものがいったい何なのかを知った上で
食べるものを選択するのと、まったく何も知らないで食べてしまうのとでは、違うと思うのです。

私は出来る限りでやっぱり体に安全なものを家族に食べさせたいと思うのです。

今まで特に気にしていなかった方も、まずは原材料の表示を見てみませんか?


本:小さな小さなおとうとだったけど。

2006-03-15 11:03:47 | BOOKS
まだ私は読んでいない(というか辛くて読めないかも)ので、レビューは書けませんが、以下のリンクをご参照ください。

asahi.com: 小さな小さなおとうとだったけど。 [作]高橋妙子[絵]山本まつ子 - 読書ナビ - BOOK

以上
2005-12-30 21:19:16投稿

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追加記事

先日家族の会のミーティングでチラッと見てきました。
なぜチラッかというと、真剣に読むことが今の私には辛くて難しいからです。
チラッとでも、ボロボロと涙が流れました。

生まれてくるのを楽しみにしていたボクの弟はつめたかった・・・
おとうさんとお母さんが悲しみにくれている様子・・・

かっちゃんはゆうちゃんが生きているときのことも覚えていますが、なくなった後のお葬式や親が悲しんでいる様子は同じ状況で、かっちゃんもこの本の男の子のように、戸惑っていたんだなあ・・・と思います。
今も天国のゆうちゃんに話しかけています。

本:シアーズ博士夫妻のベビーブック

2005-12-24 22:08:51 | BOOKS
3人目の出産を控えて今さらなのですが、かっちゃんのかかりつけの小児科の待合室でみつけて即購入しました。

ウィリアム・シアーズ、マーサ・シアーズ(著) 岩井満里(訳) 榊原洋一(監修) 2000 シアーズ博士夫妻のベビーブック

ISBN4-07-225845-8

生まれるまでに全部読めるかな
子どもへのまなざしももちろんとてもいい本ですが、より具体的に出産、育児に対する疑問や不安が解決されると思います。