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薪割り 

2014年07月18日 | 地域
今年分の薪割り作業はこのほど終わった。薪そのものは2017年度使用予定で計3年分確保されたことになる。我家の居間の広さは18畳で、この広さの部屋を石油ストーブで暖房することになると石油の使用量は半端ではない。薪暖房は30数年近くなる。杉の間伐材、廃材、雑木、リンゴの木、かつては川連漆器の御椀の廃材等燃えるものは何でも使った。

かつてイギリス在住の方が、古新聞で薪つくりができることの記事があった。以下は要約。

再利用。  
雑誌をパラパラ、パラパラ...
めくっていたら、
うぉーーー、なんじゃこれは!!

この感動をみなさまにもお裾分け。
別にいらないか

BRIQUETTE MAKER
古新聞で暖炉用、BBQ用の薪が作れるというモノ。
、、、、、、。
作り方は至って簡単。
古新聞を水の入ったバケツに入れ、
ぐちょぐちょ状態にし、このMAKERに流し込む。

そして、力を加え水を切り、
乾かしてできあがり!!
牛乳パックでハガキ作るのと同じかな?
新聞をただ普通に燃やすと
あっという間に燃え尽きてしまうけど、
古新聞薪では、2時間くらいは持つんだそう。

2007年09月20日のブログだった。新聞紙薪に興味大だったのでメールを送ったら以下の返信があった。

カジカザワさんへ
リンク先のサイトで調べてみましたが、イギリス国内のみの発送だそうです。
イギリスにお住まいでしたら、こちらよりご購入できます。
もし、イギリス以外にお住まいですと、私の方でも分りかねます。
お役に立てずすみません。
Posted by:ゆき at 2007年11月30日(金) 06:49

おかしなもので求めることが難しいとなるとさらに調べたくなった。ネット検索で2007年12月台湾で製造、函館の業者が代理販売することを知り早速注文した。5000円プラス送料代金だったと記憶している。作り方はイギリス在住の方の記事通り4ページの新聞紙約16枚で一つの新聞薪ができた。燃やしてみたがとても2時間は持たない。一年でやめてしまった。水びたしになり、やや面倒なことと、火力はいまいちなのは欠陥だった。紙だから当然なことだ。燃料高騰のおり古新聞紙の活用を考えたイギリスの知恵に感心した。いずれ灯油はさらに高騰するかもしれない。再利用でいずれまた復活することも考えられる。

その後は上記の記載の通り、自家の杉林の間伐材が中心になった。杉材はミズナラ等に比べて火力のなさは当然としてもタダ同然の間伐材は貴重な燃料となった。さらに大先輩が製材所からの製材クズを紹介され一時期重宝した。又近年屋敷内の立ち木等が大きくなりすぎて伐採する方も結構いて、その木をいただくこともあって毎年春先から薪つくりが行事となった。

近年石油高騰で薪ストーブが結構増えた。特に山間部に行けば家の周りには薪がきれいに積まれている。ほとんど5月中で終わっているようだ。我家薪割り作業は田植が終わってからの作業となる。春先から薪になる木を集めてはいる。この冬の大雪だったが杉やミズナラの被害はすくなかった。今年は昨年被害の杉や雑木が作業の対象となった。


小坂 2014.4.17

この杉は内沢の対岸で昨年の大雪で途中から折れてしまったものだ。倒した後林道まで出すのに2本の杉の木は一日もかかった。何せ直径35㎝以上で樹齢80年は過ぎた大木、重機があるわけでなくチェーンブロックでの作業。推定重量600~800キロはある。約230㎝もある沢を越さなければならず雪の上だと何かと楽と思ったが結構重労働だった。


内沢林道側 2014.5.11

約1mに伐り、運びやすく縦割りした。


自宅 2014.6.19

さらに薪の長さに短くし自宅に運んだ。今年の作業分は八坂神社の石段側の杉1本、雪折れで中が空洞、内沢の対岸等の杉3本、黒森のカジカ沢対岸のミズナラ2本、ヤマザクラ1本、7月に入ってから数年前からカジカ沢の杉林に積んでいた杉、雑木を加えた。


自宅薪割り 2014.7.1

これはほとんど現場で薪材の長さに切断し軽トラで自宅に運んだ。5年前までの薪割りはマサカリで、杉林の中で小鳥の声を聴きながらの作業だったが、今では200Vの電動薪割り機での作業となる。8トン能力の電動薪割機だが能力に不満が残る。エンジン付の薪割機にはかなわないが、高価なこととエンジン音の煩いの嫌って電動薪割機とした。太い木も先に金矢を使いハンマーで縦割りしてから作業に入るとほとんど割れる。

今年の完成した薪の使用は3年後の2017年冬の予定。毎年3年分の薪の確保のこだわりは今年もクリヤした。積み上げた薪の量は計算上約20立方ほどになる。積む場所は土蔵の下屋とした。3年分だと約50立方程、置き場所もそれ相当の場所が必要になり、一部作業小屋の二階にも保管している。


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