手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

文化活動も評価されるべき

2011-02-16 08:06:28 | Weblog
学校では、体育系の部活が人気で、回りがそれを評価する。

では文化系の部活に入っている生徒はというと、余り目立たない人と評価される傾向にある
ように思う。

評価云々という問題ではないが、やっぱり気になってしまう。

特に女子に関しては、私的価値観からであるが、思春期の頃から文学に親しみ、日本文化に
興味を注ぎ、家庭に関心を持ちながら女性らしい基礎を学んで欲しいと思う。

せっかく、学校にも文化クラブがあるのだから積極的に学んで欲しいと思う。

 成人して社会人となり家庭人になった時、どれだけその内容が生かされるか知れない。

スポーツで体を鍛え、強い精神を養うのは反対ではない。それも必要と思う。

しかし、人間としての心の豊かさは文化活動のような中から培われていくものと思う。

炊事 洗濯まるでだめ 食べることだけ3人前 という歌が昔はやった。

今も変わらない家庭の有り様があるかもしれない。

料理は スーパーで、洗濯は自動スイッチ押すだけ、皿洗いは自動食器洗浄器、拭くのは自動乾燥機。廊下掃除は、モップでほい!!

手づくりの料理はうまい。うまいに決まってる。母親の作った料理には愛情がこもっている。

食器も、愛情込めて選んだ食器。きれいなかわいい食器に手づくりの料理が盛り付けされたらどんなにおいしく幸せだろうか?

 学校は、競争を教えるところではない。社会人として家庭人としての教養を教えるところだと思っている。

教師は、昔は聖職といわれた時代があった。それだけに威厳と尊敬される人格があった。

自分の子供の教育を学校に無条件で任せられた。

今は、教師も保護者も昔と変わってきた。

日本の伝統文化を学ぶことは、親を大切にする、人を大切にし、目下の人をいたわり、目上の人を敬う、和を大切にするといった心を養っていくというものがある。

小学校から、もっともっとスポーツだけではなく、心の世界を育てる文化活動にも力を入れて欲しいものだ。

そして教師は、確固たる教育者としての信念をもって、教育の場で実践して欲しいものだ。

     三つ子の魂 百まで

 昨日、美保南小学校の藤井校長先生から熱い教育論をお聞きして、久しぶりに心が嬉しくなったことを感じた。