手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

多くの反応あり

2011-02-18 08:22:24 | Weblog
昨日の鳥取市庁舎移転問題の記事に多くの反応があった。

やはり、ブログでもこんなに反応があるんだと改めて知った。

 市民の財産を、市民の反対を押し切って奪うようなことがあってはならない。

「いやだ いやだ」といっている人に、こうするんだと強要してもいけない。

 この一連のゴタゴタを見て、永遠のベストセラー水戸黄門を思い出した。

結末は、悪人が裁かれ、善良な人が救われて 水戸黄門に感謝して ハッピーエンドで終わる。

この流れには、悪人も善人もないと思うが、もしそんなことがあったら由々しきことである。

 

有名なイギリスの政治家の言葉に、「クリーンハンド」というのがある。

 政治をする人は、きれいでなくてはならないという意味らしい。

 

今日本がおかしくなっている。

大相撲の八百長事件は最たるもの。 真剣勝負に命をかけた力士の姿に、多くのファンが居た。そして、日本の国技として誇りに思っていた。

それが、八百長が昔から存在したことが、野球賭博容疑の力士の逮捕で明るみになった。
野球賭博から始まって、身内の相撲賭博まで・・。汚いかね金にまみれてしまった力士の姿に、絶望を感じざるを得なかった。

  倫理観や道徳観が音を立てて崩れていった。

 政治の場では、常に権力闘争の中で国民は裏切られてきた。

 昨今の民主党の政治は、もはや政治とは呼べないものに低落してしまった。これも、金と常に面している政治家の汚い姿が、政治を利用しているからに他ならない。

 国民の為は方便。 余は自分の選挙のためだけなのである。

 

地方自治は、そういうことがあってはならない。

 鳥取市は広域合併したが、人口はどんどん減っている。19万人ほどの規模になっている。

 まさに少子高齢化の典型的な地域である。



佐治町に昼間行った事がある。旧役場までの道のりで、何人の人とであっただろう。
ほとんど人を見かけなかった。 聞こえるのは、きれいな佐治川のせせらぎの音だけだった。

 インターネットが、普及した。 田舎にいても、いろんな情報が手に入れられる。



市役所も、もう少し力を入れて、わざわざ鳥取市庁舎に出向かわなくても、手続き出来るようにインフラを整備したら良い。

 1億円かかっても整備そして職員の教育費に当てたら良いと思う。100億よりは安いだろう。

建物を整備したから、魔法のように今までの市役所に対する苦情が消えるとは到底思えない。

 問題は、職員の質の問題であり、部署の分散という理由は責任転嫁でしかないように思う。


どんなに貧しくても、家族や地域が仲がよければ、その困難は乗り越えていくことが出来る。そして、来るべき時にはきちんとした結果をだすことができるものだと思う。



 デール・カーネギーの本に、「人を動かす」がある。

 その中に、「人の話をよく聞く」というのがあったのを記憶している。

 
鳥取市庁舎の移転問題にこれだけに市民が熱くなっていることには、それなりの理由があるからだ。

 闇雲に反対しているわけではない。

 竹内市長は、このことを真摯に受け止めなければならないと思う。

 

 不信は不和を生み出し、不和は分裂を生み出し、分裂は悲劇を生み出す。



  鳥取市の将来に不和を生み出して欲しくはない。


    この文章の無断コピー及び無断引用は固くお断りいたします。