手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

忘年会

2010-12-11 08:48:35 | Weblog
忘年会も宴たけなわの頃・・。

日本人はなぜ忘年会をするのか?

そもそも、忘年会とはどういう意味合いがあるのか?その歴史は?気になるものだ。

調べてみると東洋では、
「年末にその年の慰労を目的として執り行われる宴会」という意味付けでは台湾の尾牙、中華人民共和国の年夜飯、大韓民国の送年会などがある。

日本の歴史から見ると
最古の例としては、室町時代の皇族、伏見宮貞成親王が認めた『看聞日記』で、1430年(永享2年)12月21日の記録として出てくる「先有一献。其後連歌初。会衆如例。夜百韻了一献。及酒盛有乱舞。其興不少歳忘也。」という文章がある。

古いですね。 室町時代からです。
この頃には既に民衆行事として「としわすれ」と呼ばれる、酒を飲んで乱舞する行事が存在していたことを示している。

江戸時代には、特権階級の人々の中で一年の憂さを晴らす行事になった 。

近代の忘年会がお祭りムードに変化したのは明治時代からで、無礼講などのキャッチフレーズで広まったようだ。

とまあいろいろありますが、とにかく忘年会は盛り上がって乱舞したいものです。

            
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