桜の花が2分咲きほどになりましたが、昨日からの冷たい雨や雪交じりの雨で、咲く
のをストップさせているような今日の朝です。
佐治の西尾明敏さんは、漆掻きの家に生まれました。佐治の加瀬木という場所で
質の良い漆を掻いていました。西尾さんは60歳前半ですが、小学校の時は(昭和20
年後半)20人ほどの掻き子さんが働いていたそうです。掻き集めた漆は、樽に入れ
られ輪島に出荷されたそうです。西尾さんの家の中は、昔の家作りで玄関から座敷
まで柱や長押(なげし)鴨居(かもい)書院の違い棚(ちがいだな)天井板(てん
じょういた)すべてが漆塗りです。見事です。塗りは、地元の塗師と西尾さんで塗
ったようです。
一昨年、廊下や縁側の戸や玄関が、漆が焼けたので私が塗りなおしをしました。
鳥取の塗師屋のIさんは、父親が塗師でその中で育ちました。鳥取市覚寺の摩尼
寺本堂室内の漆の塗りなおしもしたそうです。 お亡くなりになった蒔絵師の田
中稲月さんも良くご存知でした。息子さんが後を継いでいますが、昔は佐治漆を使
っていたようです。出来上がりがほんとにすばらしいものだったと言ってました。
今年の夏は、佐治の漆を掻けるかもしれません。 楽しみです。
この記事の無断転写および記載については禁止します。
のをストップさせているような今日の朝です。
佐治の西尾明敏さんは、漆掻きの家に生まれました。佐治の加瀬木という場所で
質の良い漆を掻いていました。西尾さんは60歳前半ですが、小学校の時は(昭和20
年後半)20人ほどの掻き子さんが働いていたそうです。掻き集めた漆は、樽に入れ
られ輪島に出荷されたそうです。西尾さんの家の中は、昔の家作りで玄関から座敷
まで柱や長押(なげし)鴨居(かもい)書院の違い棚(ちがいだな)天井板(てん
じょういた)すべてが漆塗りです。見事です。塗りは、地元の塗師と西尾さんで塗
ったようです。
一昨年、廊下や縁側の戸や玄関が、漆が焼けたので私が塗りなおしをしました。
鳥取の塗師屋のIさんは、父親が塗師でその中で育ちました。鳥取市覚寺の摩尼
寺本堂室内の漆の塗りなおしもしたそうです。 お亡くなりになった蒔絵師の田
中稲月さんも良くご存知でした。息子さんが後を継いでいますが、昔は佐治漆を使
っていたようです。出来上がりがほんとにすばらしいものだったと言ってました。
今年の夏は、佐治の漆を掻けるかもしれません。 楽しみです。
この記事の無断転写および記載については禁止します。