手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

漆器における分業

2009-03-04 13:48:19 | Weblog
漆器は、木地、塗り、蒔絵と分けて作られます。

まず木地を作る木地師。それに漆を塗る塗師(ぬし)。その上に加飾を施す蒔絵師。

この3段階の工程を通して、漆器は完成します。

木地師は、基本的には漆は塗りません。塗師は、蒔絵はしません。ただひたすら木地の面に漆を塗る仕事をするのです。蒔絵師は、木地を作ったり塗ったりはしません。

漆器の産地では、この分業がきちんと出来上がっています。それによって、地場産業として定着しているわけです。


   明日は  漆器産業の現状と将来 です。お楽しみに・・