手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

岡崎邸の保存問題

2009-03-31 08:10:56 | Weblog
昨日、決起集会があったので行ってきました。NPO市民文化財ネットワーク鳥取

が主催でした。その朝、どんな状態なのか現場に行って見てきました。

ひどいものでした。

数年前に、岡崎邸の文化的価値についての現場での説明があったとき、行ってきま

した。珍しい造りであったのが印象的でした。

数少ない鳥取の文化財に対して、市民で買い取って保存しようと基金集めしていた

こともあったようです。そこで、行政の態度が問題になっているわけです。

 過去、仁風閣も同じ壊される羽目になっていたのが、危機一髪で保護の方向に

転じて、今日鳥取の一番の観光名所になっています。

 文化材保存は、今はすぐに経済を生み出しませんが、後々市民及び県民の尊い財

産となっていくと言うことを考えた時、かかる費用が高いか安いか、真剣に考える

べきだと思います。

 明治維新後、全国のお城が取り壊されました。が、先のことを考えた偉い人は

そのお城を自費で買い取り、後に市や県に返納したという話があります。

 松江城はその一例です。 鳥取城は、壊されて風呂屋の薪になったと聞いていま

す。ほんとうでしょうか? ほんに ほんに ・・・・。