あなたに贈る 会計用語レター

逆境こそ成功のチャンス

福田より No.768 【親会社の赤字を… 】

2008年03月23日 | 会計用語

[用語]:No.768 【親会社の赤字を… 】


[解説]
ソニーの連結ベースの無形固定資産は
●●●百億円増加したという話でしたね。

今の会計では、連結決算という方法が採用されます。

関連する企業を
1つのまとまった会社として考えて
企業グループの決算書とつくるというものです。

そうすると、親会社の赤字を
全部、子会社に押し付けておいて
「当社の業績は好調です・・・」などという報告を
できなくなります。

株主にとっては、こうしてもらわないと
危なくって、とても投資などできませんものね。


先ほどのソニーに話を戻しますが、
これは資本金の増加分と
少数株主持ち分の消滅分の差額に等しく、
子会社3社分の 「のれん代」として
償却する必要があります。


正確にいうと、
連結貸借対照表では
これを連結調整勘定(れんけつちょうせいかんじょう)
と表現します。

無形固定資産の中には含めずに
独立した項目とします。

ちょっと、ややこしかったですね。

今回は、ウソをつけない決算書をつくる方式が
広まっているとご理解くだされれば幸いです。


(つづく)




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
がんばれOL!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

携帯メール時代…子供たちの人間関係(9)



たしかに、
学校で簡単に得られなくなっている
他者との親密な関係です。

先生さえ、あまり頼りになりません。

メールによって手に入れようとするのは、
現代の中高生の
潜在的な願望の具体化だと評価できます。


しかし、人間は、
恋人であっても、夫婦であっても、親友であっても、
親密であればあるほど、
直接の関係を欲するのではないでしょう。


「直の関係」というのは、
相手の呼吸が感じられ、
息吹が伝わってくる、
そして感情が具体的に行き交いする
「生の関係」のことです。


このレベルまで進んだ親密な関係は
メールでは築けないことも
彼らはうすうす気づいていると思われます。


ちょっとした表情、仕草、声の調子など、
そうしたもののすべてを感じ取ります。


(つづく)




最新の画像もっと見る