きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

有難うございました。

2005-12-31 20:31:25 | きのこ
  きのこのページをブログに替えて2ヶ月が過ぎました。
  あっという間でした。
  今年はきのこの不作に振り回された一年だったような気がします。
  あまりの不作にきのこへの情熱を失いそうになりましたがブログで辛うじ
  て思いとどまりました。
  中古ですが顕微鏡も手に入り昨日はヒラタケで遊んでみました。
  わくわくが待っていそうです。

  
  
  松の葉をとりに行ったついでにほんの少し道草をして細い道に入ってみまし
  た。
  入って直ぐの所に鳥の羽が散らばりイノシシの足(?)が転がっていて度肝
  を抜かしました。

  更に進んだ所の木の根っこにエノキタケ!と思ったけど・・・・柄が太い!
  ニガクリタケにしても大きすぎるような気がする。
  傘の径25mm、柄もほぼ同寸。

  ☆ 追記

    一本、ポケットに忍ばせて持ち帰ったきのこを見たらエノキタケでした。
    その場で襞を見るという基本的な事を忘れていました。
  

  この下は衝撃的な映像なので勇気のある方だけどうぞ!
  これも自然の中のこと。敢えて載せました。勇気がいったよ。




           

桜山のヒラタケ

2005-12-29 16:40:58 | きのこ
  随分、更新をさぼってしまいました。
  きのこ料理やきのこグッズでお茶を濁すつもりでしたがやはり暮れは忙しい
  ですね。

  きのこ料理の場合は作る前に食べるタイミングと光の具合を考えて三脚にカ
  メラをセットし料理に取り掛からなければなりません。
  そんな事を考えていると億劫になってしまいます。
  そんな訳で冷凍室にはきのこが幅を利かせています。

  

  
  ヒラタケ Pleurotus ostreatus (Jacq.:Fr.) Kummer
  ヒラタケ科ヒラタケ属

  お正月用リースの材料調達ときのこ観察を兼ねて美祢市の桜山へ行ってきまし
  た。
  前回幼菌を観察していたところは殆ど成長することもなく乾燥。
  かなり雪が降った筈なのに不思議です。
  初めてのコースを降りていったら直径40cmほどのコナラの倒木にヒラタケ
  がびっしり付いていましたがやや乾燥気味で絵になるのは辛うじて上の2枚の
  み。
  足場が悪い為思いのほか時間がかかってしまいリースの材料は又の機会に、と
  いっても後二日しかない!
  

きになるきのこ

2005-12-20 19:42:17 | きのこ
  以前、世界で一番大きなきのこに会いに行くというテレビ番組を見た事が
  あります。
  場所はザンビア。きのこの名はチコロワ。
  ザンビアの小さな町の市場には色とりどりの野菜に混じってサッカーボー
  ルを少し小さくしたような白っぽいハラタケ科を思わせるきのこが並んで
  いました。
  チコロワを採って生計を立てている名人のおじさんは両手を大きく広げ
  「こんなに大きな茸が採れるんだ。」と自慢げに話していました。
  一度会ってみたいきのこですね。

  もう一つのお話。これもテレビから。
  極北の民、イヌイットのトナカイ使いの少年が怒っています。
  何故ならば、数日前から成長するのを楽しみにしていたきのこをトナカイ
  が食べてしまったらしいのです。
 
  永久凍土の上で、つかの間の夏に顔を出したきのこ、どんな姿?、色は?
  大きさは?・・・気になります。
  フユヤマタケの写真を見て思い出しました。

  
  フユヤマタケ Hygrophorus hypothejus (Fr.:Fr.) Fr.f.pinetorum
  ヌメリガサ科ヌメリガサ属
  

庭のシイタケ

2005-12-16 19:54:05 | きのこ
  

  昨年の今頃、幼菌の付いた木を山から拾ってきて垣根に立てかけていたら
  数回顔をだしていました。が・・・気が付いたときはナメクジの餌になり
  穴ぼこだらけ!
  今回は寒い日が続いた為無事な姿のままで成長しています。
  きのこ栽培の薬剤使用問題が頭をよぎります。

  この木はほだ木ではありません。
  切り倒された木に発生していたものです。
  念のため誤解のありませんように。 

常盤公園 2

2005-12-13 20:22:00 | きのこ
  
  シイタケ lenntinula edodes (Berk.) Pegler
  キシメジ科シイタケ属

  12月9日、常盤公園で。

  
  モリノカレバタケ属 Collybia dryophila (bull.:Fr.) Kummer
  キシメジ科モリノカレバタケ属

  写真は実物の約2倍。

桜山

2005-12-12 18:19:30 | きのこ料理
  昨日は美祢市の桜山の中腹にある南原寺周辺を散策。
  照葉樹林に囲まれた寺院は主にスダジイの巨木が多く見られ、海抜400m
  地点でスダジイの群落があるのは植物学上貴重だとの事。
  立ち枯れも見られ5月頃カンゾウタケが観察出来るのではと期待している。
  観察したきのこは次の通りです。

  
  ハチノスタケ Polyporus alveolaris (DC.:Fr.) Bond.& Sing.
  サルノコシカケ科タマチョレイタケ属

  
  クロハナビラタケ Ionomidotis frondosa (Y.Kobayasi) Y.Kobayasi & Korf
  ズキンタケ科クロムラサキハナビラタケ属

  
  シロキクラゲ属

  
  マメザヤタケ属

烏山 2

2005-12-11 18:04:49 | きのこ
  昨日の続きです。

           
           ヒラタケ

  裏側にも同じくらいの量で発生していました。
  元々一本の木だったものが折れて上の方の倒木には数mm~1cm程の幼菌が
  無数に付いています。!(^^)! 


  
  シイタケ 

  
  ヌメリスギタケモドキ Phyliota aurivella (Batsch:Fr.) Kummer
  モエギタケ科スギタケ属

  
  ホコリタケ Lycoperdon perlatum Pers.:Pers.
  ホコリタケ科ホコリタケ属

烏山

2005-12-10 18:39:20 | きのこ
3年前の2月、烏山の下山途中に道に迷い降りてきた谷はエビネの群生と
かなりのシイタケの発生している所でした。
翌年、シイタケの事を思い出し写真を撮りに出かけて出会ったのがこのヒ
ラタケ、アラゲキクラゲ、エノキタケのシロです。
12月から1月末まで時間差で発生するので数回は楽しめます。(^^♪

この谷は5月の連休の頃エビネの花で埋まります。
そこでエビネの谷と名づけました。♪

  

  ヒラタケ Pleurotus ostreatus (Jacq.:Fr.) Kummer
  ヒラタケ科ヒラタケ属

  

  ヌメリツバタケ Oudemansiella mucida (Schrad.:Fr.) Hohnel
  キシメジ科ツエタケ属

  

  アクニオイタケ Mycena stipata Maas G.& Schwobel
  キシメジ科クヌギタケ属

  杉の倒木に発生。

          

          アラゲキクラゲ Auricularia polytricha (Mont.) Sacc.
          キクラゲ科キクラゲ属

          直径30cmほどのアカメガシワの立ち枯れに発生。
          昨年まで発生していた近くの倒木にはもう発生しなくなっ
          ていました。
          

常盤公園

2005-12-09 19:32:24 | きのこ
  久し振りに常盤公園を散策。
  狙いはエノキタケとヒラタケです。
  毎年発生するところは気配が無く諦めて冬芽を撮っていたら目の前に
  エノキタケ!
  更に数m先にムラサキシメジが5mほどの菌輪を描いていました。
  他にベニタケ属、ヌメリスギタケモドキ、モリノカレバタケ属、キヒダタケ
  を観察。

  

  ムラサキシメジ Lepista nuda (Bull.:Fr.) Cooke
  キシメジ科ムラサキシメジ属


  

  エノキタケ Flammulina velutipes (Curt.:Fr.) Sing
  キシメジ科エノキタケ属


  

  ヒラタケ Pleurotus ostreatus (Jacq.:Fr.)Kummer
  ヒラタケ科ヒラタケ属

  

  アラゲキクラゲ Auricularia polytricha (Mont.) Sacc.
  キクラゲ科キクラゲ属

江汐公園

2005-12-07 21:31:20 | きのこ料理
  山口県は松枯れの被害が大きく江汐公園も例外ではありません。
  毎年、シモコシやハマシメジの発生するアプローチの斜面の松は
  大半が枯れてしまっています。
  松枯れが原因かどうかきのこの姿は全く見られませんでした。
  きのこは諦め車で反対側に移動。
  冬芽や木の実を観察しながら目はきのこ目になっています。(^^ゞ
  
  

  ヌメリイグチ Suillus luteus (L.:Fr.) S.F.Gray
  イグチ科ヌメリイグチ属

  公園の外れの松林の斜面にこんな状態のものがかなり発生していました。
  直前に霙が降り、名前の通りぬめぬめです。
  幼菌はナメコのような食感でなかなかいけますよ。(^^♪
  でも要注意です。食中毒を起こし救急車で運ばれた人がいます。


  

  イバリシメジ? Lyophyllum tylicolor (Fr.:Fr.) M.Lange & Sivertsen
  キシメジ科シメジ属

  名前の通り放尿跡などに発生します。
  

きのこ目で

2005-12-06 19:34:14 | きのこ
  

  シイタケ Lentinula edodes (Berk.) Pegler
  キシメジ科シイタケ属

  地上に発生するきのこらしいきのこの姿が少なくなるこの時期からきのこ目
  は専ら倒木や切り株に向かいます。
  山道ドライブをしていても悲しい習性(?)で目はいつの間にか倒木に向い
  ている。(^^ゞ
  見つけた時の気持ちはきのこ好きさんだったら理解して下さるでしょう。♪

  

  ハナビラニカワタケ Tremella foliacea Pers.:Fr.
  シロキクラゲ科シロキクラゲ属

  冬でも雨の後に確認する事が出来ます。
  夏場のきのこの多い時期は通り過ぎてしまうきのこです。
  でもこのきのこは食べられますよ。
  癖がないのでスープや酢の物にむいています。
  

ハタケシメジで

2005-12-04 19:17:10 | きのこ料理
          ありふれたマリネーとオムレツを超簡単に作ってみました。
          売りは超簡単。(^^ゞ

          

          冷蔵庫の中のマリネーに向く野菜とニンニク、ハタケシメジ
          を炒め塩、胡椒、酒で味を調え仕上げにレモンを絞ってどう
          ぞ。マリネーと名づけて良いのかどうか。(^^ゞ


          

          ミニフライパンを使います。
          タマネギをバターで炒めハタケシメジ、有り合せの野菜を
          入れて更に炒めタマゴの分を考慮して塩、胡椒で味を調え
          ます。その中に解きほぐしたタマゴを入れさっくりと混ぜ
          ながら8分目まで火を通します。蓋をして火を消し暫くそ 
          のままにして余熱で固めます。

          ソースはお好みのものをかけて。♪

男岳

2005-12-01 18:40:36 | きのこ
  途中の温度表示は1℃と4℃。地形と高低差でかなり温度が違う。
  低温の為か昆虫の姿は全く見られない。  
  いよいよきのこの姿も少なくなり、久しぶりの男岳は静かだった。

  

  ニセマツカサシメジ Baeospora myosura (Fr.:Fr.) Sing.
  キシメジ科ニセマツカサシメジ属

  写真は実物の約2倍。
  地中に埋もれたマツカサから発生。
  マツカサと共に写そうと落ち葉を除けていたら倒れそうになったので
  途中で断念。特徴の一つである根元の白い長毛が僅かに写っている。


  

  ヒトヨタケ属 

  ほぼ実物大。


  

  ヒイロチャワンタケ Aleuria aurantia (Fr.) Fuckel
  ピロネマキン科キンチャワンタケ属

  実物の約2倍。