きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

高原で

2006-07-31 19:32:12 | きのこ
高速道路を走って往復7時間かかる中国山地の高原は、何時いってもワクワクするものがあります。
きのこの姿はまぁまぁでしたが山口県西部の平地では見る事の出来ない蝶達の乱舞に感動!
きのこの感動はやはり山口県西部では見られないヒメベニテングタケでしょうか。♪


ヒメベニテングタケ Amanita rubrovolvata Imai


テングタケ属

ヒメベニテングタケと同じ環境に発生。
大きさもほぼ同じです。
勝手にヒメコガネテングタケと命名。

         
         ツルタケ Amanita vaginata var.vaginata


アイタケ Russula virescens (Schaeff.) Fr.


シャカシメジ Lyophyllum fumosum (Pers.:Fr.) P.D.Orton


ウラギンスジヒョウモン

突然、蝶がお邪魔します。


アサギマダラ

もう一つのブログ、”野の花語り”にも蝶たちが遊んでいますよ。♪

菩提寺山

2006-07-28 17:56:01 | きのこ

クロコタマゴテングタケ Amanita cirina var. grisea

26日に梅雨明け(実質的には27日)して、その後の週間予報はずっと太陽のマークが付いています。
という事はここ4,5日が勝負になるので^_^;仕事の遣り繰りををして今日も歩きました。

やはりここも溶けた姿が目立ちます。
今頃溶けた姿があるという事は例年よりかなり発生が遅いようです。


フクロツルタケ Amanita volvota (Peck) Martin


ベニウスタケ Cantharellus cinnabarinus Schw.

あちこちに目立っていました。
状態が良いと美しいきのこですがなかなか状態の良いものに出会えません。


ボタンイボタケ Thelephora aurantiotincta Corner

秋吉台(27日)

2006-07-28 17:07:57 | きのこ

ミヤマタマゴテングタケ

きのこの発生時期に雨が降り続いた為、秋吉台家族旅行村でもかなりの数のきのこが腐って溶けています。
写真に撮れそうなものはあまり無い中で発生したばかりのミヤマタマゴテングタケが目を惹きました。


タマアセタケ Inocybe sphaerospora

何故かこのきのこだけが元気良くあちこちに発生。


クロアシボソノボリリョウタケ Helvolla atra 

私的定点観察

2006-07-26 18:53:02 | きのこ
久し振りに降水確率0%。この時期に生えるきのこが気になり定点観察地へ。
きのこの姿は思ったほどではありませんでした。というより溶けたものが目に付く。
目的のきのこの姿もありません。ところが直ぐ近くの苔の中に小さなソライロタケの幼菌が目に付きました。
更に目を凝らして探すと数本のソライロタケの姿が。♪
竹林の中の切り通しの斜面はやはり目が離せません。


ソライロタケ Rhodophyllus virescens

孟宗竹の細かい根っこから生えています。
ソライロタケは僅かに触れただけでも黄変します。
細心の注意を払って笹の葉やゴミを除けたつもりでも傷つき黄変している。



トガリウラベニタケ Phodophyllus acutoconicus Hongo

すぐ側にトガリウラベニタケの特徴を備えた個体が生えていたが笹の葉を除けようとして誤って折ってしまった。


シロホウライタケ属 Maramiellus Merr.


テングタケ属 Amanita sp

ドウシンタケに似ていますが傘の縁の状線が見られない。?
テングタケ属のきのこは苦手です。


ホウキタケ属

ウスキキヌガサタケ狂想曲

2006-07-23 18:44:04 | きのこ

ウスキキヌガサタケ Dictyophora duplicata Fisch.

9時から11時まで城山一帯できのこの観察会があった。きのこの姿はまあまあと云ったところだったが同定会の会場に戻ったら既に台上にきのこが並べられその中にウスキキヌガサタケの姿が有った。

私を含めウスキキヌガサタケの写真を撮りそびれた者同士、同定会場を抜け出し2台の車に分乗して現場へ・・・。
ところが慌て者揃いで誰もはっきりした場所を聞いていない。
あちこちウロウロしながら再三の電話確認の末漸く発生場所を確認。

一足早く行った方達の歓声が杉林の中から聞こえてきた。
疲れきった足で斜面を下ると7,8本のウスキキヌガサタケの黄色い姿が見えた!
形を留めていないものも含めると10数本確認!

同定会場に戻ると、当然同定会は終わった後だった。反省!

合同観察会

2006-07-23 18:13:39 | きのこ
7月22日、23日の一泊で山口なばの会と広島きのこの会の合同観察会があった。
観察場所は岩国の錦帯橋の後ろに聳える城山一帯。

初日は楽しみにしていた長沢栄史先生の「気になるきのこ達」というタイトルの講演があり、有意義なお話で2時間があっという間に過ぎた。

その後、錦帯橋を見下ろすホテルで鵜飼を楽しみながらの親睦会。鵜飼を楽しむ間の無いほど会は盛り上がる。

会が盛り上がった頃、映写会が始まり最初はハイレベルな方の珍しいきのことその特徴の説明があり興味深く拝見した。
その後、初心者に近い私に指名がきた。一応、映写に参加する方が少ない場合にという条件で「秋吉台とその周辺のきのこ達」というタイトルでパワーポイントでまとめていたものを映写させて頂いた。


チャオニテングタケ Amanita sculpts


ベニタケ属

クサイロハツに似ているが傘に溝線が無いので種のはっきりした同定は無かったようだ。(同定会に出席できなかった。)


キクバナイグチ Boletellus emodensis


ニオイコベニタケ Russula mariae

カブトムシ臭がすると書かれているのでこの臭いがカブトムシの臭いなのかと判断している。

菩提寺山(7月16日)

2006-07-18 20:57:00 | きのこ

ミヤマベニイグチ Boletellus obscurecocconeus (Hohn.) Sing.
オニイグチ科キクバナイグチ属

ミヤマベニイグチは時々2つの個体が寄り添って生えています。
表情のある絵になるきのこです。♪


キクバナイグチ Boletellus emodensis (Berk.) Sing.
オニイグチ科キクバナイグチ属


モエギアミアシイグチ Tylopilus nigrerimus (Heim) HOngo & Endo
イグチ科ニガイグチ属


ヒナアンズタケ Cantherellus minor Peck
アンズタケ科アンズタケ属

超小型のきのこで写真を撮るのにエネルギーがいります。

大原湖 3

2006-07-18 20:40:40 | きのこ

アカハテングタケ(タマゴテングタケモドキ) Amanita longistriata
テングタケ科テングタケ属

                    ↓ 

            
ヒダは淡いピンク色が特徴ですがこの個体は柄までピンクに染まっています。
自信が無かったのでSさんのお知恵を拝借しました。


ニワタケ Paxillus atromentosus (Batsch:Fr.) FR.

表面だけを見た時は??でしたが・・・。

              裏を返すと

          
          ニワタケでした。


オオコゲチャイグチ Boletus obuscureumbrinus Hongo
イグチ科ヤマドリタケ属


大原湖 2

2006-07-16 19:05:33 | きのこ
昨日観察したきのこ、その2です。


  キイボカサタケ Entoloma murraii (Berk.& Cuet.) Sacc.
  イッポンシメジ科イッポンシメジ属


  キッコウアワタケ Xerocomus chrysentoron


  ナガエノウラベニイグチ Boletus quercinus

                   ↓ 管孔





  ニガイグチ属


大原湖、1

2006-07-15 19:23:49 | きのこ
近くを歩くつもりで支度をしていたら友人が野菜を持ってやってきた。

一緒に歩くというので急遽大原湖に変更。
愛鳥の森で野鳥観察も出来るかも・・と400mmレンズもリュックにいれ出発。
朝9時の温度表示が既に30度!になっていた。

湖を渡ってくる風は爽やかだが登りに差し掛かるとどっと汗が吹き出てくる。
きのこは鳥の観察が出来ない程度に生えていたが苦手な小さなきのこも多い。丁寧に撮っていきたいが暑さがやる気を阻害している。

  
  ミヤマベニイグチ Boletellus obscurecoccineus (Hohn.) Sing.
  オニイグチ科キクバナイグチ属

  
  オニイグチモドキ Strobilomyces confusus Sing.
  オニイグチ科オニイグチ属

  
  チチタケ Lactarius volemus (Fr.) Fr.
  ベニタケ科チチタケ属

  
  ヒナベニタケ Russula kansaiensis
  
  
  タマゴタケ Amanita hemibapha (Berk.& Br.) Sacc.
  テングタケ科テングタケ属

  
  コイヌノエフデ Jansia borneensis (Cesati) Fisch.
  スッポンタケ科シマイヌノエフデ属


男岳(7月14日)

2006-07-15 17:48:55 | きのこ
仕事の合間をぬって男岳に行ってみた。
所要時間、車で1時間20分。観察時間を含めると5時間かかる。その分仕事にしわ寄せがくるがスタッフも心得ているのでいつも甘えている。

林床は湿り気があるもののきのこの発生はやや期待はずれだった。


  
  ダイダイガサ Cyptotrama asprata (Berk.) Redhead & Ginns
  キシメジ科ダイダイガサ属

薄暗く撮り難いところにあったものを広い所に移動して・・・やらせばればれですね。

  
  ツエタケ Oudemansiella radicata (Relhan:Fr.) Sing.
  キシメジ科ツエタケ属

  
  ナラタケ(広義) Armillaria (Vahl.:Fr.) Karst.subsp.nipponica
  キシメジ科ナラタケ属

  
  ウスキテングタケ amanita gemmata (Fr.) Bertillon
  テングタケ科テングタケ属

  
  Tylopilus sp

  
  ヒメホコリタケ Lycoperdon hiemale

菩提寺山

2006-07-12 19:07:38 | きのこ
7月初旬から中旬は梅雨の末期ときのこの発生が重なる為毎日天気予報と駆け引きしなければならない。
どんよりと曇ってはいるが降水確率は低い。仕事を手早く済ませ近くの山を歩いてみた。
台風の影響で湿った空気が流れ込んでいる為異常な湿度の高さ!
きのこの発生は期待通りだが、分らないきのこは写真を撮る気になれず横目で見ながら通り過ぎた。分らないきのここそしっかり写真に撮るべきなのにね。

  
  キヌガサタケ Dictyophora indusiata (Vent.:Pers.) Fisch.
  スッポンタケ科キヌガサタケ属

昨日、某寺院の境内で。


  
  タマゴタケ Amanita hemibapha (Berk.& Br.) Sacc.
  テングタケ科テングタケ属

タマゴタケは終わっているだろうと思っていたが5,6本残っていた。

  
  シロオニタケ Amanita virgineoides Bas
  テングタケ科テングタケ属

  
  キニガイグチ Tylopilus ballouii (Peck) Sing.
  イグチ科ニガイグチ属

  
  ハナガサイグチ Pulveroboletus auriflammeus (Berk. & Cuet.)
  イグチ科キイロイグチ属

  
  ブドウニガイグチ Tylopilus vinosobrunneus
  イグチ科ニガイグチ属

  
  マンネンタケ  Ganoderma lucidum (Leyss.:Fr.) Karst.
  マンネンタケ科マンネンタケ属

定点観察

2006-07-09 20:31:32 | きのこ
雨覚悟で定点観察に臨んだが雨は降らず、午後からは晴れ間がでてきました。
山で囲まれた山口市の地形は京都と似たような気候で夏は事の他蒸し暑い上、台風の影響でより一層蒸し暑さが増している。

観察は次の通りです。
アラゲカワキタケ、カレバキツネタケ、ヒロヒダタケ、ハナオチバタケ(褐色系)、テングタケ、テングタケ属、コテングタケモドキ、コタマゴテングタケ、ヘビキノコモドキ、フクロツルタケ、ヒトヨタケ属、イッポンシメジ属、アカイボカサタケ、サケバタケ、キヒダタケ、クリイロイグチモドキ、ヌメリコウジタケ、ヤマドリタケモドキ、キッコウアワタケ、ニセアシベニイグチ、アカヤマドリ、ベニイグチ、モエギアミアシイグチ、スミゾメヤマイグチ、カワリハツ、ケシロハツモドキ、アイバシロハツ、アイタケ、ハツタケ、ニオイワチチタケ、ベニタケ属2種、ヒナアンズタケ、アミスギタケ、ヒイロタケ、ニセショウロ属、クロホコリタケ、ノウタケの仲間、アラゲキクラゲ、ズキンタケ、クロアシノボリリュウタケ、ハナサナギタケ。

  
  カバイロツルタケ Amanita fulva (Schaeff.) Pers.  
  テングタケ科テングタケ属

昼休み、個人的に場所を移動して撮ったものです。

  
  ミヤマタマゴタケ? Amanita imazekii T.Oda.C.tanaka et tsuda

まだ傘を開く前の幼菌で、傘が開くと径は15cmほどに。

  
  アリノタイマツ Multiclavula clara
  シロソウメンタケ科シラウオタケ属

  
  ズキンタケ Leotia lubrica (Scop.) Pers.:Fr.

  
  クロアシボソノボリリュウタケ Helvella atra Koenig:Fr. 

  

タマゴタケ

2006-07-07 19:41:05 | きのこ
例年は、7月5日前後発生するタマゴタケのシロは4日前は確認できず草ぼうぼうだったが今日はすっかり刈られその後からタマゴが数個頭を出していた。
ここのタマゴタケのシロも年々発生が少なくなっています。

  
  タマゴタケ Amanita hemibapha (Berk.& Br.) Sacc.
  テングタケ科テングタケ属

  

  

  アメリカウラベニイロガワリだと思い写真を撮って裏を返したら・・・

  
  ?

  孔口が赤くない!
  変色もしない? 切断面も変色なし。
  広葉樹と針葉樹の混合林に発生。
  外見、大きさはアメリカウラベニイロガワリに似ている。

  
  テングノメシガイの仲間

  

江汐公園

2006-07-06 18:49:08 | きのこ
梅雨前線の周辺部で前線が微妙に変動している為でしょうか、7月に入って天気予報に振り回されっぱなし。
何時降ってもおかしくない空模様なので、近場の江汐公園を歩く事にしました。
暗い林の中のコースはやめて明るい遊歩道沿いのコースを観察。
雨がたっぷり振り温度も上がっているのできのこの姿は予想以上に多いようです。

トガリツキミタケ、アカヤマタケ、ヒナノヒガサ、モリノカレバタケ属、ハナオチバタケ、ヒメコナカブリツルタケ、テングタケ、ヘビキノコモドキ、コテングタケモドキ、アカイボカサタケ、シロイボカサタケ、ウスキモミウラモドキ、クリイロイグチ、ヤマドリタケモドキ、キイロアセタケ、アイタケ、カレバハツ、クロハツ、シロハツ、チョウジチチタケ、他不明種多数観察。

  
  トガリツキミタケ Hygrocybe acutoconica (Clem.) Sing.f.japonica Hongo
  キシメジ科アカヤマタケ属

  
  アカヤマタケ Hygrocybe conica (Scop.:Fr.) Kummer
  キシメジ科アカヤマタケ属

手に触れたり古くなると黒く変色するので同定しやすいきのこです。
側にきのこ炭のような真っ黒なアカヤマタケが転がっていました。

  
  ヒメコナカブリツルタケ Amanita farinosa Schw.
  テングタケ科テングタケ属

  
  キイロアセタケ Inocybe lutea Y. Kobayasi & Hongo in Y. Kobayasi
  フウセンタケ科アセタケ属

  
  ウスキモミウラモドキ Rhodophyllus omiensis

  
  クリイロイグチ Gyroporus castaneus
  イグチ科クリイロイグチ属

  
  アイタケ Russula virescens (Schaeff.) Fr.
  ベニタケ科ベニタケ属

明日も雨が降らなければ良いなぁ~。