きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

県央部の山

2010-01-30 17:31:42 | きのこ
今年初めての県央部、車を降りたら空気は冷たく沿岸部との温度差を感じるが、風も無く優しい日差しをあびて歩いているうちに、出る前に躊躇した事は吹き飛んでしまった。

重点的に観察していたこの山も、きのこの種類、出る時期、場所などが分かってきて観察も間遠になっていたが、昨年、図鑑に載っていないベニタケの仲間(リュウコクヒナベニタケ 仮称)を観察、まだまだ目の離せない山である。


Hygrocybe sp ?

切り通しの苔上に発生、傘の径は1cm。


センボンクヌギタケ Mycene laevigata

この時期は、アクニオイタケと共に針葉樹の切り株等で普通に見られる。傘の重なった部分や傷ついた部分が赤く変色し、根に白い毛を生ずる。



ヒラタケ Pleurotus ostreatus


マツオウジ Neolentinus lepideus

夏から秋にかけて、この場所で時々観察していたが、今の時期の観察は初めてである。



カノシタ Hydnum repandum


クロチャワンタケ Pseudoplectania nigrella

近くの公園

2010-01-27 18:34:58 | きのこ

フユヤマタケ

手入れの行き届いた公園は倒木や切り倒した木は片付けてしまうので、ヒラタケやエノキタケはあまり期待出来ない・・・という事でもっぱら苔の中に生えるきのこを見てまわった。


フユノコガサ

斜面に這いつくばって写真を撮っていたら「苔の写真ですか?」と声をかけられた。液晶に移っているフユノコガサをお見せすると感嘆の声をあげられた。6,7mmの小さなきのこ・・・ほんの少しの話題の主になった。


アクニオイタケ

松の切り株に苔が生えて・・・アクニオイタケの勢揃い。

近くの山

2010-01-26 18:47:08 | きのこ

ツバキキンカクチャワンタケ

寒い日が続いていたが、今日は多少気温も上がり風も穏やかになった。
昨年の同じ日に、ツバキキンカクチャワンタケの写真を撮っているので久しぶりに近くの山を歩いた。


ツバキキンカクチャワンタケ

昨年より発生は少なく僅かに2株だけ確認できた。


            
            センボンクヌギタケ


            
            ムササビタケ



クロゲシジミタケの仲間

クロゲシジミタケの仲間は胞子の違いから数種あるようだ。はっきり同定するには検鏡する必要がある。

鳥の仕業?

2010-01-17 17:22:30 | きのこ

ヒラタケ

久しぶりの穏やかな日差しに誘われ、近くの公園を歩いてみました。
遠出をしようと手ぐすねをひいていたのですが、どうも微熱があるらしく寒気がするので大事をとって近くの散策となりました。

朽ちた切り株の周り1m四方に、ヒラタケがちぎれて転がっていました。散らばり方が人の仕業には見えません。鳥がヒラタケのひだに潜んでいる虫を食べる為に散らかしたのでしょうか? 少し拾い集めて証拠写真に・・・。

アラゲキクラゲと切干大根で

2010-01-16 19:08:24 | きのこ料理


大きめに切って乾燥させていた切干大根が出来上がりました。
早速、アラゲキクラゲとセロリを合わせてイタリア風酢の物に・・・。

ソースは、オリーブオイル、塩、バルサミコ酢、タラコを合わせたもの。
アラゲキクラゲのコリコリ感と切干大根のボリボリ感、不思議なソースの味・・・とびきり美味しいとは思いませんが後を引く味です。
イタリア風にこだわりバルサミコ酢を使ったのですが、色彩的にも味的には普通のお酢の方が良かったかも・・・。切干大根の白い色とタラコの赤が分からなくなりました。

アラゲキクラゲと蕪の皮で

2010-01-12 19:38:27 | きのこ料理

アラゲキクラゲと蕪の皮のキンピラ

この時期の蕪は、皮に網が入るので厚くむいて調理します。皮は捨てずに葉っぱと共に糠漬けにしたり、キンピラにします。
今日は、蕪の皮と、アラゲキクラゲ、人参、ベーコンと共に胡麻油で炒めて、砂糖、醤油、料理酒、だしの素で味付けしてキンピラにしました。美味しい一品です。

ヒラタケとエノキタケで

2010-01-11 16:36:16 | きのこ料理


お好み焼き粉の便利さを知ってから、時々色んな食材を使って焼いています。きのこは勿論の事、七草の材料や、春菊、葱、チンゲンサイ、ハナッコリー、等・・・冷蔵庫の中の野菜にツナ缶、ホタテ缶などを使えば10分で出来上がります。

今日は、葱とヒラタケ、エノキタケ、ツナ缶、スキムミルクで作りました。
表面をしっかり焼く事で、サクサクっとした食感が出て、中はしっとりしています。このサクサク感がたまりません。

ヒラタケ

2010-01-10 16:55:06 | きのこ

ヒラタケ Pleurotus ostreatus

きのこ観察の時は、リュックを背負い、片手に重たい三脚を持ち、レンズをつけた一眼デジを首からぶら下げて歩く。総重量はリュックを合わせて10kgにもなる。冬場は、この格好で山道を2時間歩いて一枚も写真が撮れない時がある。当然帰路は、がっかり感で10kgが肩に食いこむ・・・という事で、最近はアップダウンの多い観察地の時は、コンパクトデジカメに換えている。当然重たい三脚も無しで手持ちで撮る事になる。
身軽で爽快感さえ感じられるが、極小きのこなどは撮れないし一眼デジには勝てないというもどかしさが残る。

今日は密かにヒラタケの山と称している山を歩いた。アップダウンの多い山である。昨年に続きヒラタケの発生は極めて少なく発生した形跡も無い。立ち枯れた木に僅かに発生していたのみである。

七草粥

2010-01-07 19:55:17 | きのこ料理

エノキタケ入り七草粥

年末年始にかけて寒波到来、寒い日が続き七草摘みも気合がいります。
防寒を充分にして、芹畑のように芹が生えている秘密の場所へ・・・ここで七草がすべて調達できました。
毎年ヒラタケが生えている倒木は半分朽ちてしまいヒラタケの姿はありませんでしたが、別の倒木からエノキタケとアラゲキクラゲの姿が。
エノキタケは幼菌のまま乾燥していました。  ↓


エノキタケ

倒木の下部に発生、コンパクトデジカメを持っていったので如何にか撮る事ができました。

冬の間は

2010-01-05 16:10:18 | きのこ

フユヤマタケ Hygrophorus hypothejus

冬の間は地上性のきのこはめっきり少なくなりますが、今日は珍しく地上性のきのこ3種観察しました。


フユノコガサ Galerina heterocystis


ササタケ Dermocybe cinnamomea

里芋饅頭のハタケシメジ餡かけ

2010-01-03 19:13:00 | きのこ料理


里芋饅頭は、茹でた里芋と水分を抜いた豆腐、卵をスピードカッターで潰し、塩で味付けします。底の浅い湯のみ茶碗にラップを敷いて形作りラップを輪ゴムで止めレンジでチン、数多く作る場合は蒸し器で蒸します。

餡は、ダシ汁で粗微塵に切ったハタケシメジ、枝豆、パプリカ、人参を煮ます。
薄口醤油と塩、料理酒で味を調え片栗粉でとろみをつけて出来上がり。

ハタケシメジ入りお稲荷さん

2010-01-02 18:40:41 | きのこ料理


お稲荷さんが食べたくなって、昨日採取したハタケシメジを入れて作ってみました。食べたい時に直ぐに食べられるように、お揚げは沢山作って小分けして冷凍しています。味付けは濃口醤油、砂糖、味醂で濃い味付け。実は酸味が苦手なので、中に詰める酢飯の酸味を緩和する為なのです。酸味が苦手な人でも美味しくいただけますよ。

明けましておめでとうございます。

2010-01-01 18:39:14 | きのこ
           

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

大晦日は暴風雪警報が出て大荒れの天気でした。
一夜明けた今日(元旦)は昨日の余波が残っていましたが、まず近くの神社へ初参りし、その足で秋吉台へ足をのばしました。
鳥を撮る為に首から400mmレンズをつけたカメラをぶら下げ、ポッケにはコンパクトデジカメをいれて・・・。
誰もいないキャンプサイトを過ぎた所では、いつものように木彫りの熊さん達が迎えてくれました。

驚く事に、きのこは全く期待していなかったのに、ハタケシメジが数箇所で束になって寒さに震えていました。


ハタケシメジ

元旦早々の出会い、今年は幸先が良さそうです♪