きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

きのこ料理2品

2008-10-31 21:03:37 | きのこ料理


ヒラタケのマリネー

ハタケシメジのつもりで解凍したらヒラタケでした。それはそれなりに・・・実はハタケシメジの方が美味しい。
秋茄子は実も引き締まり、茄子だけでも美味しいマリネーが出来ますが、彩りを考えて赤と黄色のパプリカを入れて・・・。




ウラベニホテイシメジの胡麻よごし

湯でこぼしたウラベニホテイシメジに下味をつけてたっぷりの胡麻で合えました。胡麻は吟味したものを使いましょう。見た目はいま一ですが味は抜群。美味しいよ。

物見山

2008-10-28 20:09:30 | きのこ
きのこの姿は少ないけれど、林の中を落ち葉を踏みしめ歩くのが心地よく感じられるようになりました。蚊の姿が少なくなって・・・きのこの姿も少なくなって・・いよいよ秋も終盤。


Hygrocybe sp


Mycena sp


Cortinarius sp

傘の径、2cm~2.5cmの小型のフウセンタケの仲間です。


タヌキノチャブクロ


キホコリタケ


エリマキツチグリ

ヒラタケとウラベニホテイシメジで

2008-10-26 19:03:52 | きのこ料理


頂いた無農薬の野菜ときのこで2品作りました。

☆ ウラベニホテイシメジのおろし和え

土曜日に採取したウラベニホテイシメジを湯でこぼして(苦味を取る為)、おろし大根で和えた、酒肴に最適な一品。
柚子の絞り汁に少々の砂糖、薄口醤油で味付け、おろし柚子をかけてどうぞ。

☆ ヒラタケとマコモタケのオイスターソース炒め

ヒラタケ、マコモタケ、唐辛子(辛くないもの)、ベーコン、ニンニク。
ニンニクとベーコンを炒め、マコモタケ、唐辛子、ヒラタケの順に入れ火を通します。オイスターソース、醤油少々、豆板醤、日本酒(有れば老酒)で味付け。
初めて食べるマコモタケは不思議な美味しさでした。


再びルリハツタケ

2008-10-24 19:24:55 | きのこ
降水確率30%のどんよりとした空模様とにらめっこしながら市内の江汐公園を歩く。いつもと違うコースを選んだがきのこの姿は見当たらなかった。辛うじてキツネノタイマツを見ただけである。一時間ばかり歩き、諦めて3日前に歩いた山へ移動。まず、ルリハツタケの生えていた場所に行ってみたが退色して見る陰も無かった。その後、ユキラッパタケを見つけ写真を撮っていたら、目の前に色鮮やかなルリハツタケの姿! 前回、発生していた場所から10m離れている。
暗い林の中、その上、どんよりと曇り、レフ板やペンライト(LED)で工夫しても上手くいかなかった。まだ、2,3日は大丈夫かもしれないと小枝を立てかけカモフラージュして帰ってきた。


ルリハツタケ


ウラベニホテイシメジ


ユキラッパタケ


Cortinarius sp

傘の径、2cmあまりの小さなフウセンタケ属。7,8本群生していた。

           
           キツネノタイマツ


ノウタケ

スパゲティーバジリコ、ウラベニホテイシメジ入り

2008-10-22 19:11:58 | きのこ料理


ウラベニホテイシメジは、初めて食べるきのこです。苦いと書かれていましたので一度茹こぼして調理。(苦いのは苦手)
重量感のあるきのこなので、小さめ2本でも充分な量です。

スパゲティーを茹でている間に、オリーブオイルでニンニクを炒め、ウラベニホテイシメジを入れ、更に苦味を取る為によく炒めます。高温で炒める事で苦味は殆ど無くなります。塩胡椒をして、白ワイン少々。
炒めたきのこに、バジルソースを絡め、湯剥きしたミニトマト、生バジルを加え、スパゲティーを絡めて出来上がり。ウラベニホテイシメジの歯ざわりの良さが美味しさを倍増していましたよ。

バジルソースさえ有れば簡単に出来る一品です。

上の白い花がバジルの花です。


ウラベニホテイシメジ

2008-10-21 20:07:17 | きのこ
10月も下旬に入ったというのに相変わらず夏日が続いていますが、湿度が低いので過ごしやすく爽やかな毎日です。という事で今日も近くの山を歩きました。
きのこは期待していなかったのに思いの外発生していました。特にウラベニホテイシメジとカキシメジは爆生!! まだ見た事が無かったルリハツタケにも出会えました。♪ 灯台下暗しでした。

           
           ウラベニホテイシメジ


ウラベニホテイシメジ

意外にもウラベニホテイシメジには、出会うことが少なく、特に典型的な姿のものは今回が初めてです。柄の二分の一から三分の二は埋まっていました。



ウラベニホテイシメジともクサウラベニタケとも付かないものが、同じ所に発生。ウラベニホテイシメジかなぁ??と悩むところです。


クサウラベニタケ

多分、クサウラベニタケ。 柄の根元に綿上の物質が付いています。


カキシメジ

カキシメジもあちこちで大発生。


カキシメジ


ルリハツタケ

一度見てみたいと思っていたきのこが、何と近くの山に生えていました。
両側を広葉樹に覆われた薄暗い道の側、瑠璃色を出すには光が欲しい! 光が差し込んで来るのを待ちましたが、僅かにそれて去っていきました。

           
           シロオニタケ

数十m離れた草の中に白い大きなきのこが目につきました。近づいてみるとシロオニタケでした。


アセタケ属


キチチタケ

ホンシメジと蛸で

2008-10-19 19:24:28 | きのこ料理

ホンシメジと蛸の炊き込みご飯

満月の夜の干潮時、(真夜中1時から3時頃)潮の引いた砂地の水溜りに蛸やカニ、イカが取り残されます。それを獲る事を夜掘りといって、きのこ狩りとは違った楽しみがあるようです。私も夜掘りに誘われた事がありますが真夜中は無理。・・・で専ら頂き専門。
今日は蛸を2匹も頂きました。そこで、先日採取したホンシメジと一緒に炊き込みご飯を作りました。


味は云うまでもありません。最高でしたよ。
自家製の漬物とコウタケの佃煮を添えて・・・。どうぞ。



地蛸は色が赤黒いですが、味は抜群です。

県北

2008-10-18 19:41:03 | きのこ
気持ちの良い秋晴れが続いています。休日なのでゆっくり観察できるコースを選んで県北の山を歩きました。


スギヒラタケ

急勾配の斜面に、若い女性が身をのり出すようにしてカメラを構えています。「何を撮っていらっしゃいますか?」と聞くと、「きのこです。」「えっ」と覗きこむと杉の倒木にびっしりとスギヒラタケが発生していました。
名前が判らない風なので、スギヒラタケだとお教えして薀蓄をひとしきり。


スギヒラタケ

その後、夥しい数のスギヒラタケに出会いました。いまだかって無いほどの発生量です。


サクラタケ

サクラタケには傘の色が薄いタイプがあり、その数m先に薄いタイプがありました。しかし、匂いが違うし、(独特の匂い)根元に白色菌糸が無い?? 状態が良くないので削除してしてしまったものの帰って調べてみると、ニオイカレバタケにそっくりでした。


Lepiota sp

傘の径は2cmとワタカラカサタケにしては小さ過ぎるような気がします。
北陸きのこ図鑑に載っているシロワタカラカサタケに近いのかな。


Lactarius sp

傘の径、1.5cm~3cmの小さなチチタケ属。乳は白色にややアイボリーがかった色をしています。


シロカノシタ


Ramaria sp


Lycoperdon sp

1cmの小さなホコリタケの仲間。この時期にまだヒメコナカブリツルタケ(幼菌)が生えていると思いながらレンズを覗くと・・・何やら様子が違います。抜き取ってみるとホコリタケの仲間でした。


ハナサナギタケ

今日も

2008-10-17 21:12:10 | きのこ
今日も、秋の陽気に誘われて市内の公園を歩いた。仕事の合い間の短い時間の中、きのこの姿は少なかったが秋の優しい空気を楽しむ事が出来た。


ミズゴケノハナ


Hygocybe sp


トガリツキミタケ


オウギタケ

            
            アミタケ


ヌメリイグチ

ホンシメジ

2008-10-16 17:00:57 | きのこ
抜けるような秋晴れの誘惑に勝てず、仕事の合い間を縫って県央部の山を歩いた。
晴れが続いているので、きのこの姿は少なかったが思わぬきのこに出会った。


ホンシメジ


ホンシメジ

真上から見た時は、クサウラベニタケかウラベニホテイシメジだろうと手に取ってみると違います。ひょっとしてホンシメジ?
証拠写真にとお手植えしてパチリ。
まわりを良く見ると、落ち葉に埋もれてあちこちに束生していました。ホンシメジでした。思わぬ大収穫。♪


ハタケシメジ


アカヤマタケ


カラカサタケ


キツネノカラカサ


日本菌学会菌類観察会及び講習会

2008-10-14 19:14:46 | きのこ
10月11日~13日、日本菌学会菌類観察会及び講習会が”幼菌の会””菌類懇話会”の共催で鳥取県の大山で開催された。初めての参加であったが、HPでお名前だけは存じている方々ともお会い出来、楽しいひと時を過ごした。


Psathyrella sp

イタチタケの様に見えるが傘の色がピンクを帯びているので、?マーク。


ヌメリツバタケモドキ 


モエギタケ


ミヤマヒメヒラタケ


Leccinum sp


昨日の観察

2008-10-05 20:45:20 | きのこ
先日までの忙しさが尾を引いてと云うか、仕事の合い間にきのこ観察の時間をとった結果と云うか、本来の仕事が溜まり休日というのに机に座りっきりで、やや疲れ気味・・・気分転換に昨日観察したきのこの更新です。


テングタケ Amanita panthenina(DC.:Fr.) Krombh.

この数年は季節が撹乱(?)している為なのでしょうか、きのこも撹乱されているようで、テングタケが生えていました。


ナカグロモリノカサ Agaricus praeclaresquamosus Freeman

ようやく新しいカメラにも慣れて・・・でもピント合わせは難しい。


Agaricus sp

傘の径、2cmほどの小さな Agaricus sp 。


アセタケ属

肉眼ではアセタケ属とは確認できないほど小さな(15mm)きのこ。
傘の上の砂が小石のように見えます。

           
           アカイボカサタケ Rhodophyllus quadratus


ツチグリニセショウロ Scleroderma geaster Fr.


不明 (ビロードツエタケ ?)

傘の径、12mm、かさの表面はビロード状の細毛に覆われている。
小ささにとらわれていましたが、特徴はビロードツエタケに酷似しています。採取する時、柄が途中で折れたのも気にかかります。

                  ↓ ひだ



柄は橙色で中空、同じ橙色の細毛に覆われています。
ひだにも細毛が見えます。


緑色のきのこ(Hygrocybe sp)

2008-10-03 19:31:37 | きのこ
初めて、このきのこに出会ったのは、デジカメを手にして一年目の事でした。(4年前)
当然、きのこの知識も無くワカクサタケとは違うなぁという印象で、不明のまま過ごしていました。
5mm~15mmの小さな緑色のきのこは、竹林の切通しの苔の上に発生します。
会えるのは、年に6月と9月の2回。
胞子の形からようやく、HYgrocybe sp に落ち着きました。多分和名は付いていないだろうと思われます。


Hygrocybe sp         08年10月1日

傘の径、13mm。





               08年10月1日

傘の径、8mm。


               08年6月23日

傘の径、5mm。


               08年6月7日





            06年6月20日


            06年6月20日

HPのトップページに使っています。




            04年6月10日

初めて出会った時の一枚。コンパクトデジカメにもまだ馴れていません。

秋吉台

2008-10-02 19:05:11 | きのこ
抜けるような青空、爽やかな空気、予定していた仕事は夜に回し、午前中の僅かな時間秋吉台を歩いた。合同観察会以来なので2ヶ月半ぶりになる。
車を降りたら肌寒い、蚊取り線香はいらないだろうと持たずに歩いた。ところが写真を撮る為に一箇所に留まっていると、たちまち蚊が襲いかかってきた。長袖のシャツに手袋、当然皮膚の露出箇所は顔だけである。ピント合わせの為に神経を集中させている間は無防備なので顔のあちこちがボコボコ。2時間の予定を1時間で退散した。

新しいカメラは2日目、戸惑っています。


トガリツキミタケ Hygrocybe acutoconica (Clem.) Sing.f.japonica Hongo


アカヤマタケ Hygrocybe conica (Scop.:Fr.) Kummer


コザラミノシメジ

コザラミノシメジにしては柄が黒いのが気にかかる。


ヘビキノコモドキ Amanita spissacea Imai


イグチの仲間

アメリカウラベニイロガワリだと思って撮ったが、柄にはっきりとした網目模様があり、傘に微かなひび割れがある。

                  ↓ 管孔



変色性はアメリカウラベニイロガワリに比べて緩やかで弱い。

                  ↓ 幼菌




カワリハツ Russula cyanoxantha (Schaeff.) Fr.

定点観察、県央部

2008-10-01 19:15:33 | きのこ
午前中は雨かと思ったいたら、窓を明けると抜けるような青空が広がっていた。
予定を変更して気になっている県央部へ。

今まで使っていた、ペンタックス1stDs2の液晶画面が表示されなくなり詳細設定が出来なくなった。修理は大阪まで送らないとならない。酷使しているので仕方ないかと、新しいカメラ(ペンタックス K20D)に買い換えた。
同じメーカーなので使い慣れていると思ったが、なかなか手ごわい。視度調整も、うまくいかないので肝心のピントが合わせづらい。
今夜はマニュアルと戦わないといけないだろう。

          
          ヤケノアカヤマタケ

新しいカメラの一枚目の写真・・・ボケている。





サクラタケ


ソライロタケ


Entoloma sp

コンイロイッポンシメジにしては傘の色が薄い。他に2本生えていたが皆同じ様に薄い色をしている。

            
            Entoloma sp


ヒメコンイロイッポンシメジ


ツネノチャダイゴケ

杉の殻から発生している。


ツネノチャダイゴケ

チャダイゴケの中からチャダイゴケ。
中のチャダイゴケは1mm、拡大して漸くチャダイゴケらしいと判った。