きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

シラカバ林

2007-09-30 19:31:22 | きのこ


山口県でシラカバ林を見る事は出来ませんので、シラカバ林を見ると別世界に来たような高揚感を感じます。
きのこ旅の中でアップする筈でしたが忘れていましたので遅ればせながら・・・。

きのこ旅 No、5 

2007-09-29 19:09:09 | きのこ
きのこ旅で撮ったきのこ達が、まだフォルダに残っていますが名前の分からないものばかりです。
取り敢えず名前の分かるものを最後にきのこ旅は終わり、夢は来年に飛んでいます。

きのこ旅の終わりに、もう一度ベニテングタケの登場。


ベニテングタケ


ミヤマタマゴタケ?


モエギタケ Stropharia aeruginosa (Cuer.:Fr.) Quel.
モエギタケ科モエギタケ属


カキシメジ Tricholoma ustale (Fr.:Fr.) Kummer
キシメジ科キシメジ属


ワタカラカサタケ Lepiota ventriosospora Reid
ハラタケ科キツネノカラカサタケ属


トキイロラッパタケ Cautharellas luteocomus Bigelow
アンズタケ科アンズタケ属

2m四方に3色のトキイロラッパタケが生えていました。
山口県ではマツクイムシによる松枯れが目立ち、それに伴ってトキイロラッパタケの姿も見る事が少なくなっています。

                     ↓ 白色タイプ



                     ↓ 黄色タイプ



信州の高原 No、4 (木曾駒高原)

2007-09-28 19:08:18 | きのこ
最後の日は、開田高原を散策の後、木曾駒高原へ。
名前に釣られて行ったものの勝手が分からず、怪しい人に間違われないように別荘地をうろうろ・・・。
結構きのこは生えていましたが、みな別荘地の敷地内。


サクラシメジ Hygrophorus russula (Schaeff.:Fr.) Quel.
キシメジ科ヌメリガサ属

別荘の敷地内に点々と生えていますが入る訳にはいきませんので、斜面の撮りにくい所に生えているものを無理をしてパチリ。

           
           ハリガネオチバタケ Marasmius siccus (Schw.) Fr.
           キシメジ科ホウライタケ属


ナカグロモリノカサ Agaricus praeclaresquamosus Freeman
ハラタケ科ハラタケ属

                      ↓ 

            
            皮膜を剥ぐとヒダは綺麗なピンク


シロヌメリイグチ Suillus Laricinus (Berk.in Hook.) Kuntze
イグチ科ヌメリイグチ属

この日最も多く見かけたきのこですが、山口県西部地方では見る事が出来ません。


キホウキタケ Ramaria flava (or Ramaria sp)


アラゲホコリタケ Lycoperdon echinatum Pers.:Pers.
ホコリタケ科ホコリタケ属

信州の高原 No、3 (日和田高原)

2007-09-27 19:41:27 | きのこ
年々きのこの発生数が減り、発生時期も遅くなっているという宿の方の言にやや気落ちしているところに、夜中にかなり強い雨が振り出しました。が朝には上がり、やや不安定な中の観察となりました。


カラハツタケ Lactarius torminosus (Schaeff.:Fr.)S.F.Gray
ベニタケ科ベニタケ属

このきのこも山口県では見る事は出来ません。

          
          タマゴタケ Amanita hemibapha (Berk.& Br.) Sacc.
          テングタケ科テングタケ属

          
          カバイロツルタケ Amanita fulva (Schaeff.)Pers.
          テングタケ科テングタケ属


チャツムタケ属?

傘の径、4,5cm。
ヒダは鮮やかなレモンイエロー。
北陸のきのこ図鑑のチャオビレモンツムタケに酷似しています。


フウセンタケ属(オオツガタケ幼菌?)


ツバフウセンタケ Cortinarius armillatus (Fr.:Fr.) Fr.
フウセンタケ科フウセンタケ属


ムラサキフウセンタケ Cortinarius violaceus (L.:Fr.) FR.
フウセンタケ科フウセンタケ属


ウスタケ Gomphus floccosus (Schw.) Sing.
ラッパタケ科ラッパタケ属


クロラッパタケ Craterellus cornucopioides (L.:Fr.) Pers.
アンズタケ科クロラッパタケ属


信州の高原めぐり No、2 (濁河温泉付近)

2007-09-26 19:33:44 | きのこ
翌日は、チャオ御岳から濁河温泉への道を走る事にしましたが生憎の霧雨。日和田高原を出て暫くすると霧雨もやみまずまずの天気。
途中、富士山のきのこフィールドに似た(写真でしか見てませんが)場所があり、斜面をあがってみると目の前にショウゲンジの群生。林床は溶岩や倒木の上に苔が厚く生えきのこの姿があちこちに見えます。ところが無常にも雨が降り出しました。


ショウゲンジ Rozites caperrata (Pers.:Fr.) Karst.
フウセンタケ科ショウゲンジ属


Hygrocybe sp

道路脇の斜面にも溶岩の上に苔が堆積して様々なきのこ達が顔を出しています。


Hygrocybe sp


クロチチタケ Lactarius lignyotus Fr.
ベニタケ科チチタケ属


フウセンタケ科


テングノメシガイ属

信州の高原めぐり No、1

2007-09-25 21:18:52 | きのこ
新幹線のぞみ号が走るようになって信州も近くなりました。
新山口から名古屋まで新幹線のぞみ号で、名古屋から中央本線に乗り換え木曽福島までJR。木曽福島でレンタカーを借りて3日間高原で過ごしました。
宿に着いてすぐ、宿の人にベニテングタケの発生状況をお聞きしたら、まだ生えていないというお返事。
ところが、既にロビーのテーブルの上にきのこが並んでいます。
お聞きしたところ、女子○○大学のグループの方達が採取されたのだといいます。
ベニテングタケも採取したとの事。
明日からの観察に少し希望が持てました。


ベニテングタケ Amanita muscaria (L.:Fr.) Hooker
テングタケ科テングタケ属

朝起きたら霧雨。
雨具をつけての観察となりましたが、直ぐ雨はやみ晴間がでてきました。
ぼちぼちときのこの姿は見えますが目的はベニテングタケ、ひたすら赤い色を追いかけた結果やっと一本だけ見つける事が出来ました。
その翌日、更に2本見つけ、不完全燃焼気味ながら目的は達成。


ヒメベニテングタケ Amanita rubrovolvata Imai
テングタケ科テングタケ属

ヒメベニテングタケの姿はかなり見ましたが、中国山地で見るものより大きく傘もしっかりしている様です。


カワムラジンガサタケ Rhaeocollybia (Fr.) Heim
フウセンタケ科カワムラジンガサタケ属

ベニテングタケの直ぐ側に地味なフウセンタケ科のきのこの姿が見えました。
(一枚目のベニテングタケの写真の右上)
もしやと、慎重に根を掘り出してみるとカワムラジンガサタケ特有の根でした。

                    ↓ 





ベニハナイグチ Suillus pictus (Peck) A.H.Smith et Thiers
イグチ科ヌメリイグチ属


アミハナイグチ Boletinus cavipes (Opat.) Kalchbr.
イグチ科アミハナイグチ属

とりあえず、山口県西部地方では見る事の出来ないきのこをアップしました。


* お願い

9月21日にコメントをしてくださっている、けーたさんは小学5年生で将来は菌類学者を目指しています。
けーたさんのブログ、きのこ写真館の9月20日アップのきのこは何ですか?という質問をお受けしていますが、テングタケ属らしいという事しか分かりません。
写真だけでの同定は難しいと思いますが、何かヒントや、もしやという方は教えていただけませんか?お願いします。

木曾から信州へ

2007-09-21 16:28:56 | きのこ
仕事の都合で実行で出来なかった信州行きが漸く念願が叶って(無理やり仕事の段取りをつけて)、明朝出発する事になった。
今年は富士山や信州の亜高山帯のきのこは、出が悪いと聞いている。願わくばベニテングタケだけにでも逢いたい。


ベニテングタケ幼菌         2003年9月 日和田高原

4年前、デジカケを手にして間もない頃の写真。
雨の中、傘を差して撮った事が懐かしく思い出されます。
お土産写真を、沢山お見せ出来れば良いなぁ。

定点観察(18日観察分)

2007-09-20 16:47:35 | きのこ
この時期、山口県西部地方及びその周辺で、どんなきのこが生えているかを発信出来ればという思いで更新していますが、観察種の多い日は、観察日と更新日が多少づれる事があります。という事で今日は2日前の観察種を更新。


ネナガノヒトヨタケ幼菌 Coprinus cinereus
ヒトヨタケ科ヒトヨタケ属


タマアセタケ Inocybe sphaerospora Kobayasi
フウセンタケ科アセタケ属


ソライロタケ Entoloma virescens


Entoloma sp

傘の径、1cmの小さなイッポンシメジ属のきのこ。傘の中央部に特徴があり、一見、Leopita sp のようにも見えますが・・・。

                 ↓ 裏を返すとヒダはまさしく。




ホコリタケ幼菌 Lycoperdon perlatum Pers.:Pers
ホコリタケ科ホコリタケ属


コイヌノエフデ Jansia borneensis (Cesati)Fisch.
スッポンタケ科シマイヌノエフデ属

Hygrocybeの不明種

2007-09-19 20:16:59 | きのこ

Hygrocybe sp

孟宗竹の林に発生。
傘の径、3cm。著しい粘性に覆われている。
柄は半透明。
やや若い菌の柄は傘と同色。

                   ↓ 裏返すとゼリー状





やや若い固体。
新菌類図鑑、NO、60のネッタイアカヌメリガサに似ているが発生地は、名前が示す通り、小笠原諸島母島となっている。

採取したものを紙袋に入れて持ち帰ったところ、紙袋の中で海苔状にくっついてしまっていた。

仕事の合間に、 1

2007-09-18 20:10:02 | きのこ
ここのところ何処を歩いても、多少きのこが観察されるので、今日も時間を作り定点観察地に行ってきた。前回とあまり変わり映えはしないがそこそこに楽しむ。


ダイダイガサ Cyptotrama asprata (Berk.) Redhead & Ginns
キシメジ科ダイダイガサ属

かなり色が薄く、ダイダイガサとは趣が違うように見えるが、木肌から顔を出した幼菌はダイダイガサそのものである。


タマゴタケ Amanita hemibapha (Berk.& Br.) Sacc.
テングタケ科テングタケ属


ヘビキノコモドキ Amanita spissacea Imai
テングタケ科テングタケ属

                    ↓ 幼菌



          
          アシナガイグチ Boletellus elatus Nagasawa
          オニイグチ科キクバナイグチ属


ニワタケ Parillus atrotomentosus (Batsch:Fr.) Fr.
ヒダハタケ科ヒダハタケ属


江汐公園 2

2007-09-17 19:00:30 | きのこ
昨日の続きです。


ウスキモリノカサ Agaricus abruptibulbus Peck
ハラタケ科ハラタケ属


ベニイグチ Heimiella japonica Hongo
オニイグチ科ベニイグチ属

傘の径、15cm前後のベニイグチが、あちこちに群生している様子は壮観。
初めて見る光景です。


チチアワタケ Suillus granulatus (L.:Fr.) Kuntze
イグチ科ヌメリイグチ属

一瞬何かと思ってよく見るとチチアワタケの幼菌でした。


ヤマドリタケモドキ Boletus reticulatus Schaeff.
イグチ科ヤマドリタケ属


ニオイワチチタケ Lactarius subzonarius Hongo
ベニタケ科チチタケ属


フサヒメホウキタケ Ctavicorona pyxidata (fr.) Donk
フサヒメホウキタケ科フサヒメホウキタケ属




江汐公園

2007-09-16 18:54:46 | きのこ
昨日は、物見山から江汐公園をまわるつもりだったが、蚊予防グッズを忘れてしまい、物凄い蚊の攻撃にあい物見山を30分観察しただけで退散。高い降水確率だったが、今日はリベンジで江汐公園へ。


テングツルタケ Amanita ceciliae (Berk.& Br.) Bas
テングタケ科テングタケ属

ヘビキノコモドキに似ていますが、ツバが無く根元の黒いすじがありません。


Leucocoprinus sp (ミイノヒガサタケ?)

刈り草の積み上げられたところに群生。
傘の径、3cm~6cm。



オオシロカラカサタケ Chlorophyllum molybdites (Meyer:Fr.) Massee
ハラタケ科オオシロカラカサタケ属

倒れて溶ける寸前のもので、傘の径は27cm。
多分昨日だったら、30cmほどの大きな傘で、美しい姿を保っていたに違いない・・・と改めて蚊の攻撃に退散した事が恨めしい。
きのこも出会いだから仕方がないですね。

                     ↓ やや小型の幼菌






セイタカイグチ Boletellus russellii (Frost) Gilb.
オニイグチ科キクバナイグチ属

個人的美味しいきのこ、ベスト5に入るきのこ。
残念ながら小さ過ぎます。



ブドウニガイグチ Tylopilus vinosobrunneus

物見山

2007-09-15 18:18:14 | きのこ
天気はやや怪しい雰囲気だったが、雨が降り出したら退散すればいいと軽い気持ちで出かけたものの、蚊対策一式を忘れてしまった。
台風が近づいているせいか、猛烈な高温多湿で、蚊の攻撃はいちだんと凄い。
きのこはそこそこに生えているというのに、ピント合わせするにも集中出来ず、早々と退散した。


スオウシロオニタケAmanita timida Corner & Bas var.suouensis Nagasawa & Mtsumoto
テングタケ科テングタケ属

学名にも和名にも、周防(山口県)の名が入っています。


Lepiota sp ?

傘の径が15mmほどの小型菌。傘の表面は黒い粉状物質に覆われ、柄も白い粉状物質に覆われている。
一見、すぐに名前が判りそうなきのこに限って図鑑で見当たりません。
ヒダの様子から、キツネノカラカサタケ属・・・?
根元が、かぶら状に膨らみ更にその先から、シッポ状の細長い根が伸びています。

                  ↓ ヒダ

           



ヤマドリタケ属 Boletus sp


クロニガイグチ Tylopitus nigropurpureus (Comer) Hongo
イグチ科ニガイグチ属

モエギアミアシイグチに似ていますが、網状紋がモエギアミアシイグチに比べ細長く不鮮明でやや小型。

蚊の攻撃に耐えかねて、30分の観察で退散。

           

芸北(9月9日観察分)

2007-09-14 19:06:01 | きのこ

Hygrocybe sp

傘の径、5mmから10mmの小さなきのこ。
パスしたいけど、赤い色に惑わされ撮ってしまいます。


Clitopilus sp


Cortinarius sp

                 ↓ ヒダ

           



ハナサナギタケ Isaris japonica Yasuda




セミタケの仲間?

宿主の汚れを洗い流して、再度撮ろうと持ち歩いているうちに紛失してしまったので同定不能です。

物見山・菩提寺山

2007-09-13 21:22:11 | きのこ
天気予報では、明日から2,3日雨の予報。
万障繰り合わせて気になっていた近くの山へ行ってみました。
思いの他きのこの姿がありますが、蚊の襲撃が凄いので落ち着いて写真も撮れません。上手く取れない事を蚊のせいにして・・・。


クリイロイグチ Gyroporus castaneus (Bill.:Fr.) Quel.
イグチ科クリイロイグチ属

後ろの黄色の柱はアカヤマドリ。

                  ↓ ひいて撮ると、こんな感じです。

        



ナガエノウラベニイグチ Boletus quercinus Hongo
イグチ科イグチ属


モエギアミアシイグチ Tylopilus nigerrimus (Heim) Hongo & Endo
イグチ科ニガイグチ属


ニガイグチモドキ Tylopilus neofelleus Hongo
イグチ科ニガイグチ属

暑いのに、おしくら饅頭状態。


ウコンハツ Russula flavida Frost & apud Peck.
ベニタケ科ベニタケ属


ノウタケ Calvatia craniiformis (Schw.) Fr.
ホコリタケ科ノウタケ属

真上から見た時は、オオコゲチャイグチの親子・・・横から見たらノウタケでした。久々のノウタケ君です。