きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

束の間の晴れ間に

2007-06-30 21:11:47 | きのこ
久しぶりに降水確率が低い。(20%)明日からは、又ずっと雨のマークが続くので、早朝家を出てまず県央部の山へ行ったが期待したものは無く、1時間ほど観察して島根県境の山へ移動。


オオヒラタケ(?)Pleurotus cystidiosus
ヒラタケ科ヒラタケ属

この側の木に2倍ほどのものが生えていたが変形していて同定し辛い。


不明 Mycena sp?

崖の窪みの暗い穴の中に生えていた5,6mmのきのこ。写真は無理かなと思ったが駄目もとでシャッターを切ってみた。


ヒナベニタケ Russula kansaiensis

同じ窪みの左側にはヒナベニタケ。
傘の径、6,7mm。


ヒメコガサ Galerina hypnorun (Schrank:Fr.) Kuhn.s.J.Lange
フウセンタケ科ケコガサタケ属


ミヤマベニイグチ Boletellus obscurecoccineus (V.Hohn.) Sing
オニイグチ科キクバナイグチ属


キイロイグチ Pulveroboletus ravenelii
イグチ科キイロイグチ属

コブリマメザヤタケ

2007-06-29 19:44:44 | きのこ

コブリマメザヤタケ(テレオモルフ) Xylaria cubensis (Mont.) Fr.
クロサイワイタケ科マメザヤタケ属

無性世代の子実体を観察していたところ、先日行ってみると有性世代の子実体がでているではないか!
まだ出たばかりなのか、全体に白っぽい。
左傍にわずかに無性世代の子実体が見える。


コブリマメザヤタケ(無性世代、アナモルフ)  5月7日観察

定点観察 2

2007-06-28 18:56:47 | きのこ

オオホウライタケ Marasmius maximus Hongo
キシメジ科ホウライタケ属

杉林に囲まれた道路わきに、2mにわたり発生していた。


不明

傘の径、5mm~7mm。
ヒナベニタケのように見えたが、傘、ヒダ、柄共に同色。
キシメジ科のきのこのようだ。(旧ヌメリガサ科?)


ニガイグチ属 Tylopilus sp
イグチ科ニガイグチ属


カレエダタケ属 Clavulina sp
カレエダタケ科カレエダタケ属


変形菌

雨の直後は、妖しく美しい変形菌が姿を現す。

定点観察

2007-06-27 20:03:25 | きのこ
昨年はこの時期、極端に雨が少なかった。それでも昨年の観察記録を見ると今年よりずっと観察種が多い。とぼやきながら2時間ほど観察。


ハラタケ属
ハラタケ科ハラタケ属

林の中の斜面に大きなきのこの姿が目に入った。近づいて見ると傘の径15cm。
ザラエノハラタケのように見えたが柄の様子が違うし、ツバが無い。

北陸のきのこ図鑑に載っているオオミノモリハラタケに似ている。


イタチタケ Psathyrella candolleana (Fr.:Fr.) Maire
ヒトヨタケ科ヒトヨタケ属


アセタケ属
フウセンタケ科アセタケ属


アヤメイグチ Boletellus chrysenteroides (Snell) Snell
オニイグチ科キクバナイグチ属


チチタケ属(ヒロハウスズミチチタケ?)


不明

混成林の中の登山道に発生。
傘の径1cm~3cm。柄は中空。肌色を帯びた桜いろが美しい。
幼菌時は赤みが強い。


雨の後は 2

2007-06-26 20:40:35 | きのこ

ベニヒダタケ Pluteus leoninus (Schaeff.:Fr.) Kummer
ウラベニガサ科ウラベニガサ属

埋もれ木から発生。


コキイロウラベニガサ Entoloma ater Hongo
イッポンシメジ科 アオエノモミウラモドキ亜属


ビョウタケ Bisporella citrina (Batsch.) Korf et al.
ズキンタケ科ビョウタケ属


ハチタケ Cordyceps sphecocephola (Kl.) Sacc.
バッカクキン科

雨の後は

2007-06-25 20:46:40 | きのこ
久しぶりに、すっきりと晴れ上がった。
昨日は途中から傘を差しての観察になったが、今日はその心配も無く観察できたが湿度の高さには閉口。蚊の攻撃もすごい。



ウスヒラタケ Pleurotus pulmonarius (Fr.) Quel.
ヒラタケ科ヒラタケ属

登山道を塞ぐように倒れた木に発生。根元の木には無数に付いているが斜面の上の方で、ただ見上げるだけだった。


ヒメムキタケ Hohenbueheria reniformis
キシメジ科


シロホウライタケ Marasmiellus candidus (Bolt.) Sing.
キシメジ科シロホウライタケ属


ダイダイガサ Cyptotrama asprata (Berk.) Redhead et Ginns
キシメジ科ダイダイガサ属


シロイボカサタケ Entoloma murraii (Berk.& Cuet.) Sacc.
イッポンシメジ科イッポンシメジ属


アミスギタケ Polyporus arcularius

きのこの姿が・・・。

2007-06-17 17:01:58 | きのこ
たっぷり降った雨に期待をかけて、市内の山を歩いたがきのこの姿は殆ど見られない。
この時期は、多少は生えている筈なのに・・・梅雨入りが遅かったせいだろうか。


シロホウライタケ Marasmiellus candidus (Bolt.) Sing
キシメジ科シロホウライタケ属


ツチグリ Astraeus hygrometricus (Pers.) Morgan
ツチグリ科ツチグリ属


期待を裏切られたので、今日も昆虫の追っかけをしました。


カクムネベニボタル

マツオウジ

2007-06-12 20:16:20 | きのこ

マツオウジ Neolentinus lepideus (Fr.:Fr.) Redhead & Ginns
ヒラタケ科マツオウジ属

定点観察地の1つのこの山では、そろそろ期待しているきのこが生えてくる筈なのに全く気配が無い。他のきのこの姿も見られなく、相変わらず、マツオウジだけは毎回顔を出している。
という事できのこは諦めて、昆虫の追っかけをしています。


ドロハマキチョッキリ

マツオウジと淡竹の混ぜ寿司

2007-06-06 19:22:03 | きのこ料理


この時期は、野歩きの度に採取出来る淡竹、下味を付けて少量づつ冷凍しておきます。
同じく、下味を付けて冷凍していたマツオウジと共に混ぜ寿司を作りました。

1) マツオウジ、淡竹を荒微塵に切って濃い目に味付けます。
2) 1)にご飯を混ぜ、合わせ酢を振りいれ、ウチワで扇ぎながらよく混ぜ合わせる。
3) 2)に茹でたソラマメを粗く切って混ぜる。
4) 淡竹の器に盛ってどうぞ。

淡竹の器も食べられる様に、薄味を付けて煮付けてあります。

ツブエノシメジ

2007-06-04 17:27:48 | きのこ

ツブエノシメジ Melanoleuca verrucipes (Fr.) Sing
キシメジ科ザラミノシメジ属

廃られた杉の小枝に草が絡み、その間から白い姿を点々と見せていました。
写真を撮る時の1番困った状況です。



きのこを倒さないように、そっと草を除け、細心の注意を払い、杉の小枝を除けます。