きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

今日も定点観察

2008-05-31 20:09:43 | きのこ
一昨日から昨日にかけてかなりまとまった雨が降った。忙しい中でも雨の後は、きのこ観察をはずす訳にはいかない。
前回から5日しか経ってないが定点観察地へ行ってみた。

          
          マツオウジ Lentinus lepideus (Fr.:Fr.) Fr.

竹の陰になって目につき難い所に発生。5日前だったらきっと綺麗な姿だったに違いない。


ベニヒガサ Hygrocybe cantharellus (Schw Murrill

5日前は5mmから1cmほどだった幼菌が生長し、あちこちに姿を現していた。

          

ベニヒガサは1cm~2cmの小型菌だが真紅の色が竹林の中で目立っていた。


Hygrocybe sp (コベニヤマタケ?)


ハタケシメジ Lyophyllum decastes (Fr.:Fr.) Sing.

          
          コザラミノシメジ Melanoleuca melaleuca (Pers.:Fr.) Murr.


モリノカレバタケ Collybia dryphita (Bull.:Fr.) Kummer

定点観察

2008-05-26 21:13:52 | きのこ
雨がたっぷり降り、定点観察地もきのこの発生が期待出来るかも。たとえきのこが生えて無くても雨の後の五月晴れ、木々の中を歩くだけでも爽快感が味わえる、という事で仕事の合間に出かけみた。


ベニヒガサ 

まず、いつもの所でベニヒガサが迎えてくれた。♪


ヒロヒダタケ

マツオウジのシロでは新たにマツオウジの姿が見えた。
降りて行くと裏側に大きなきのこ、ヒロヒダタケが生えていた。


ヒロヒダタケ

ヒダを撮ろうと裏返すと、ヒダに褐色の縁取りがある。ひょっとして新種?と思ったが図鑑を見ると褐色の縁取りのあるものも有ると書かれていた。


マツオウジ

きのこは人間に限らず競争相手が多く、このマツオウジも既に先客に先を越されていた。きっと競争相手は、ナメクジかきのこ虫。

2年前、こんな事も・・・姿形の良い大きなマツオウジが生えていた。光の加減が悪いので帰りに撮ろうと先を行き、1時間後に戻って見るとマツオウジの姿は3分の1になり、見る陰も無くボロボロになっていた。近くで猿の姿がちらっと見えたが、猿がマツオウジを食べるものなのか・・・疑問のままです。


アミヒダタケ


Entoloma sp


キクラゲ

雨の後はキクラゲの仲間は元気が良い。


アラゲキクラゲ



更新洩れのきのこ達

2008-05-24 18:13:22 | きのこ
忙しい日が続いていた為、観察したまま更新洩れになっていた5月中旬に観察したきのこ達です。もうこんなきのこ達が生え始めています。


チシオタケ Mycena haematopus (Pers.:Fr.) Kummer

朽ちた孟宗竹から発生しています。


フウセンタケ属 Cortinarius sp

          
          チチタケ属 Lactarius sp


ベニタケ属 Lussula sp


ニガイグチ属? Tylopilus sp

カンゾウタケのバルサミコ酢ソース炒め

2008-05-22 22:03:31 | きのこ料理


一昨日採取したカンゾウタケで一品。

☆ カンゾウタケのバルサミコ酢ソース炒め

  粗微塵のニンニクとスライスしたカンゾウタケを
  をオリーブオイルで炒め、赤ワインでフランベして
  塩胡椒。それにバルサミコ酢ソースを絡めて仕上げ
  ます。

  
  バルサミコ酢ソースは、バルサミコ酢を煮詰めるだけです。

カンゾウタケの料理では最高の美味しさでした。
星・・・ です~。


今日、先日とは別のシロ行ってみたら生えていました。♪



カンゾウタケ

2008-05-20 16:43:55 | きのこ

カンゾウタケ Fistutina hepatica Schaeff.:Fr.

K神社の境内に発生するカンゾウタケは、毎年5月初旬に確認している。もう遅いかなと思いながら行ってみた。
一箇所のものは3枚重なり合って生えていたが黒く変色し、カンゾウタケの面影は無い。
諦めていたら、何と目の前のスダジイの根元に丸いものが・・・。

林の中は暗くピント合わせが儘にならない。見当でシャッターを押したがどうにか撮れていた。
事前に神主さんに了解を得ていたので、ずっしりと手に重いカンゾウタケを頂いて帰った。
さて、どんな料理に変身するでしょうか。

マツオウジで

2008-05-17 20:07:07 | きのこ料理


到来物のコシアブラ、赤いソラマメと昨日採取したマツオウジ、淡竹を使って。

☆ マツオウジと淡竹の青紫蘇ソースかけ

  マツオウジは湯でこぼして、淡竹は塩茹でして青紫蘇ソース添えて。
  バジルソースを使いたかったのですが時期的にフレッシュバジルが無いので
  青紫蘇で代用。

  * 青紫蘇ソース
    青紫蘇、ニンニク、オリーブオイル、レモン、塩胡椒をミックス

☆ コシアブラと淡竹の天ぷら

☆ 赤いソラマメの炊き込みご飯

☆ 鯛の真子と淡竹の煮物

自然からの頂き物で作る料理は贅沢感一杯、幸せ一杯です。

今日の料理の素材は総て初物・・・何年長生き出来るでしょうか。

勿論すべて、花まる・・・ 又太ります。
 

今日の観察

2008-05-16 19:55:33 | きのこ

マツオウジ

9日ぶりに定点観察地に行ってみた。
先日観察したマツオウジが気になったからである。期待通りイケメン君に生長。

         
         マツオウジ

         団体さんもご覧の通り。

         この他にも、数本観察及び採取。


         
         ヒトヨタケ

         
         オオセミタケ







久しぶりに

2008-05-07 19:39:06 | きのこ
漸く仕事も落ち着き、久しぶりに定点観察地に行ってみた。
時期的に期待するきのこは無いが、何も無いという事も情報の1つと言い聞かせ、いつもの所に車を置き、蝶々を追いかけながら登山道へ入った。


マツオウジ Neolentinus lepideus (Fr.:Fr.) Redhead & Ginns

まず、腐朽の進んだ松を偵察。
生えていました。♪



別の倒木にも小指ほどの大きさのものが、元気な姿を現していた。
写真を撮り,そっと小枝で隠し又の再会を約した。


ウラベニガサ Pluteus atricapillus (Batsch) Fayod


アミスギタケ Polyporus arcularius Batsch.:Fr


アラゲキクラゲ Auricularia polytricha (Mont.) Sacc.

久しぶりにきのこ料理

2008-05-02 19:57:55 | きのこ料理


忙しい日が続き、きのこ観察も儘なら無い日を過ごすうちに気がつけば5月、漸く人心地がついたものの疲労はピークに達している。
窓越しの五月晴れを眺めながら今日は大人しくデスクワークに専念。

市販のきのこは毎日のように使っているが、野生のきのこ料理はたまにしか作らない上、写真を撮るとなると億劫になり、更新もついつい間遠になってしまう。

頂き物のタケノコと、いつの間にか芽吹いていた山椒の芽、フキ、椎茸(天然の乾燥したもの)、冷凍庫の隅から出てきたトキイロラッパタケを使って3品のきのこ料理を作った。冷凍して半年も経ったトキイロラッパタケ、使う事に躊躇したが採取した時の苦労を思い、捨てるに忍びなく使ってみたが別に違和感は無かった。


* トキイロラッパタケとタケノコの山椒味噌炒め

   トキイロラッパタケとタケノコをサラダオイルで炒め、山椒味噌で
   味付けしました。これは絶品、お勧めです。

   ☆ 山椒味噌の作り方(応用範囲が広く作っておくと便利です。)

      山椒の葉をすり鉢で摺り、味噌、砂糖、みりん、だし汁少々を入れ
      摺り合わせるだけです。


* トキイロラッパタケとタケノコの炊き込みご飯

   トキイロラッパタケ、タケノコ、鶏肉を炒め、ご飯に炊き込みました。


* 椎茸入りキャラブキ

  山で採取して乾燥させたシイタケをたっぷり入れて・・・美味しいキャラブ
  キが出来上がりました。


初鰹を添えて・・・まずはビールで乾杯  あとは白ワインで。