家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

家具の病院(ダニエルグループ)

2010年09月17日 | Weblog
家具の病院
お客様からコメントいただきました。
お客様の了解をいただいてます。


父の日に  Father's Chair


お向かいに住んでいらしたおじいちゃまの形見の椅子です。
とても仲よくしていただいていて、息子は本当に可愛がっていただいていたので
お別れに、ダイニングで使っていらした椅子を一脚いただきました。

いつか修理して、と思いながら4年も経ってしまいましたが、先日、
「ダニエル家具の病院」さんに直していただきました。
私と息子から、主人へ父の日のプレゼントです。(すでに使っているので
正確にはプレゼントとは言えませんが・・・)
修理前の写真

修理後の写真


たくさんの生地サンプル帳の中から、主人の書斎に合うものをチョイス。
オリジナルは革素材でしたが、今回はアメリカ製の布を選びました。
(画像の縮小がうまくいかず、修理の前後で椅子のサイズが変わっているように見えてしまいますが、修理後の写真が実物と同じイメージです。)



背面には大好きな鋲打ちが施されていましたが、これは飾り鋲だと教えていただきました。
修理前の写真



こんな素敵に背面も仕上がりました。



クッションや貼り替えをしただけでなく、全体にピカピカになって戻ってきた大切な椅子です。

ダニエルは横浜元町の老舗洋家具メーカーさんですが、実は私の実家の家具も
ダニエルのものが多く、今息子が使っている勉強机もウン十年前の私のダニエルのもの。
椅子も貼り替えて使っています。

これも教えていただいたのですが、椅子の脚も機械彫りと手彫りがあり、
↑このように角度に変化の多いもの(○から□のデザイン)などは手で彫られているらしいです。
家具売り場に行けば、最近のものはみな、角度が甘く、機械彫りだとすぐわかるようです。
プロの方に伺うと、「なるほど!」と思うことがたくさんあり、もっともっとお話を伺っていたかったです。

数年前、テレビでダニエルの家具職人さんを紹介する番組があったそうで
そちらのビデオを拝見しましたが、18世紀のまさに「壊れた」椅子を新品同様に
直してゆく過程を撮った素晴らしい番組でした。

木でできたものは捨てる必要がない、直しながら何世代にも渡って使い続けられるのですね。

アンティークでなくても、身近な家具を貼り替えたり、磨いたり、締め直していただくことで
新品を購入する以上の満足感が得られると思います。

皆様もお手持ちの家具、どこか不具合があったりくたびれていたら、ぜひダニエルさんに
入院させてあげてください。元気な姿で再会できますよ^-^

ダニエル家具の病院  http://daniel.kagunobyouin.jp/
0120-497-669

修理だけでなく、こちらの家具はどれもとっても素敵です。

お客様のブログアドレス

http://bebedetigre.blog115.fc2.com/blog-category-3.html
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