家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

張りの講師 今村

2012年03月13日 | Weblog
今村 聖悟さん

・今村さんが家具の学校の卒業生で、しかも家具職人としてダニエルに入社されたとお聞きしました。本当にそんな道があるんだと、驚いたというか、すごいと思いました。初級を終えられてすぐですか?
「中級を卒業してからです。学校に入った時は、他の会社で塗装をやっていたんですが、転職を考えていた頃でした。木工を知りたくて、家具の学校に入りました」
・塗装は何年くらいやっていたのですか?
「4,5年ですね。ちょうどダニエルに人の空きがあったのと自分のタイミングが合ったというか」
・じゃあ、伊勢原での塗装の授業は経験済みという感じでした?
「そんなことはないです。使ったことの無い道具もありました。それまではカップガンを使っていて、学校は圧送式の仕上げで難しかったですね。それと、知らなかった技術を学ぶことができたし、ダニエルの丁寧な塗装工程を知った時は驚きました。流石と思いました。以前は箱もの中心の塗装だったので、学校で椅子を塗装する機会ができて勉強になったし、色々刺激を受けて楽しかったです」
・他に初級生の時に難しいなと感じた作業は・・・。
「ミッシェルの鋲打ちかな。張りはやったことが無かったので、全般的に楽しかったですね。でも、鋲打ちは難しい」
・プロになって鋲打ちをマスターするのに何年くらい掛かりました?
「2年は掛かります。1年目は失敗も多かったと思いますよ」
・もともと手先が器用というか、勘がいいのでしょうか?
「いや、慣れですよ。練習あるのみ、それが一番」
・講師として、学校生とは何回お付き合いを?
「今回で3回目です。僕が学校生だった時は皆に圧倒されまくって、先生に質問する隙も無い感じで、自分から積極的に聞きに行くことが必要だなと感じたものです。それで、今、立場が変わってからは、できるだけ色んな生徒さんに声を掛けるようにしています」
・学校生だったことが教える時に役立っているということですね。
「いつも、どうやって説明するとよく分かるかなと考えますね。でも、口下手なので、思った通りの説明がなかなか出来なくて・・・」
・では、最後に7期生に言葉をいただけますか。
「失敗して分かることがたくさんあると思うので、失敗を恐れず、楽しんでものづくりを行って欲しいです」