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上から厚く

2010-06-18 05:51:23 | 雑記
プロの先生の対局より。

ゴキゲン中飛車の出だしから、先手が角交換して後手が2次目的である飛車を△2二飛と展開、コンパクトな陣形に組んで、逆棒銀や2五桂ポンなどの逆襲を含みに最近の流行形に対し先手は、淡々と自陣を整備して行く。


後手は、2五桂ポンを含みにしたまま、深く穴熊に囲う。
難しいのは、後手の飛車側の金の使い方で、玉方向に行きたいが角を打たれ馬を作られる心配が常にあり悩ましいが、この金が居るから先手も攻め手に苦労する。


上の図より、決断の一手が出る。
▲6五歩△同歩▲1四歩と進み下の図に移行。
狙いは、△同歩▲同香で一歩を手に入れ▲6四歩と打ち、△同銀ならば▲5四角が飛車&金の両取りになってゲームセット。


数手進み、先手は角と銀を刺違え竜を作る事に成功し更に、その銀を7四の桝目に投入▲6四歩と打ち「と金製造株式会社」を立ち上げる。


将棋は手を読むのが仕事ですが、映像的感覚で、ここに駒を進めたら良いなぁ~~と閃きが醍醐味でもあると思います。
この局面、私個人的に大好きな映像になっている。(笑)

攻めるスピードは遅いが、一手一手重ねて最後は雪崩の様なエネルギーで上から玉を攻め潰す。
派手な妙手・好手も無く、淡々と悪手じゃない手を積重ねる。
(実際、悪手じゃない手を積重ねるのが一番難しいかも・・)


後手は、「と金製造株式会社」の創立を阻止、更に「金底の歩岩よりも固し」で防戦するも竜の横と玉頭からの▲8三歩成の攻撃に土俵を割る事になりました。

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2 Comments

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先に書かれてしまった(笑 (ウッキー)
2010-06-18 23:23:24
こっそり温めご飯(下書き保存)してたエントリと丸かぶりです(笑
見ていて、先手圧勝かと思ってたのですが、解説コメントでは後手乗りと。
今の40代以上はこういう将棋(ex.大山ー米長)を見て育ってきたので
たぶん瀬川先生も対局中は手応え有ったハズ。
今の若いプロには笑われそうですけど(笑
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to ウッキー先生 (管理人)
2010-06-19 07:57:23
対局者を出さずに謎掛けエントしましたが、御覧になられてましたか。(笑)

あと4勝を願うのは、失礼だろうか・・・・・

来年のバロー大会で、昇級祝いでカラオケしたいですね。

秘密トレーニングで木村カエラ@練習中(爆)

朝日町の受け師・謎のタンバリン奏者を目指してます。
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