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名栗農協の建物と旧村役場

2010年12月08日 | 建築・土木
先の記事で書いた名栗川橋・旧名栗郵便局は以前ドライブがてらじっくり見たことがあったのですが、今回の記事の建物は車中から見て以来気になっていた建物でした。
バスの「小殿」停留所前にあるこの建物。

水色に塗られた洋館っぽい建物、見た感じ農協の事務所みたいです。
この建物の歴史を紐解くと、大正時代に設立された「名栗産業組合」にたどり着くようです。
この建物は産業組合の事務所として1941(昭和16)年に完成しました。産業組合は、その後2年後には名栗村農業会となり、戦後の1947年に名栗村農業協同組合と改められました。その間事務所も引き継がれていったようです。
名栗村農協は平成の世にはいると、村の合併に先駆けて飯能市の農協に吸収され、以降もこの建物が使われ続けたようですが、2008(平成20)年に他の支店と統合され使用を停止したようです。。

付帯する蔵には○に「産」の文字がありますが、これは産業組合の建物だったことを証明しています・・・。
こういう建物は結構好きです。鉄ヲタの視点から見ると地方私鉄の「鉄道部事務所」なんかに使っていてもおかしくなさそうですねえ~。

その隣には、似たような洋館が・・・。

こちらは名栗村森林組合の事務所だった建物です。1949(昭和24)年に建築されたようです。
私は戦前の建物かと思ってました・・・。今は何に使われているかは分かりません。

さらにその隣には・・・

道路から一段上がった丘の上に、少しくすんだ建物がありました。これは公民館か何かかなあ・・・と思っていたら、かつての村役場だったそうです。
1953(昭和28)に着工、翌年に竣工し、1980年まで役場として使われたあと、1985年からは公民館として利用されていました。
現在は人の気配もありませんでした・・・。

公民館の下をゆく飯能行きのバス。登録されたばかりの6000番台エルガです・・。
小殿バス停周辺はかつては村の行政の中心部だったんでしょうねえ。

ここは3つ建物が並んでいましたが、飯能方から見ていくと建築年が下がっていく、面白い場所でした??
ただどれも普段から使われているようではないのが気がかりでした。何かに使えばいいのに・・・と思いましたが、難しいんでしょうねえ。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ソロイソロイ)
2010-12-09 23:04:24
コンバンハ。
その道は自家用車では何度も通ったことがあって、建物の存在には気づいていたんですが、通り過ぎてしまってばかりで何の建物か調べずじまいでいました。これでスッキリですw
お返事 (影森三輪)
2010-12-09 23:44:13
>>ソロイソロイ様
こんばんは、コメントありがとうございます!
やはり気になりますよねえ^^私も詳しく調べる気は無かったのですが別件で借りた郷土資料に詳細が載っていたので、由来を書いてみた次第です。w
ここの農協の前は休憩スペース的な駐車場だったので、また名栗方面へお出かけの機会がありましたら、是非眺めてみてください~(^_^)

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