アシリアペ    「アシリアペ」とはアイヌ語で「新しい火」。住所は茨城県常陸太田市大中町3486-2

営業日等:土日の10:00~17:00 臨時営業もあり。天然酵母パンやオーガニックの食材などを取り扱う。

「滅びの前のシャングリラ」 凪良ゆう著

2021-01-22 10:34:28 | 本棚


「滅びの前のシャングリラ」 凪良ゆう著

「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」
学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そしてーーー荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。
圧巻のラストに息を呑む。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。


「ブロークン・ブリテンに聞け」 ブレイディみかこ著

2021-01-22 10:33:25 | 本棚


「ブロークン・ブリテンに聞け」 ブレイディみかこ著

現実も、社会も、歴史も、自分自身も、他者も、人生も、世の中というものはコンピューター上で何かを削除するようにキャンセルするわけにはいかないもので出来ているのだ。(中略)だから、ぶつぶつぼやきながらでも続けていくしかない。Keep thinking. Keep writing. Keep talking to each other. この時事エッセイを書いていた数年の間、わたしはずっとそんなことを考えていたように思う。(中略)暗い時代ほど、書き残しておくべきことはたくさん転がっているのだ。
(「あとがき」より)


「民俗知は可能か」 赤坂憲雄著

2021-01-22 10:29:50 | 本棚


「民俗知は可能か」 赤坂憲雄著

民俗知という概念がそもそも曖昧模糊としている。はたして民俗知は可能なのか、という問いにたいしてすら、いまのわたしには真っすぐな答えはない。あくまで手探りの問いでしかない。ただ、わたしは聞き書きの旅のなかで、一期一会のように出会った人たちから、ほとんど無償の贈与のように、たくさんの山野河海で紡がれる言葉たちをいただいてきた。そこにはたぶん、豊穣な民俗知がひっそりと埋もれているはずだ。(「序章より」)
第1章 石牟礼道子 苦海のほとりから
第2章 岡本太郎 泥にまみれた旅へ
第3章 網野善彦 無主・無縁とはなにか
第4章 宮本常一 故郷と風景をめぐって
第5章 柳田国男 歴史と民俗のあいだ