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師匠のこと

2007-08-01 20:15:28 | What's up?
習った曲ははちっともできてないのに、オリジナルと称して習ってないものばっかり人前でやって、でもそれでも応援してくれてます。
ちょっと大げさだけど、それが励みになってます。

稽古の時、教わった事がすぐ理解できることはほとんどなくて、後でじんわりわかってきます。
毎回同じことばっかり言われている気がするけど、毎回できてないのも事実で。
撥の持ち方、構え、弾き方、ツボの押え方、強弱
一見細かなことに思えるけど、実はそうじゃなくて、

「お前のそのやり方で、本当にいい音色なのか?」

ということを繰り返し問われているだけなんだ、と。

曲をひとつひとつ教わるのも習う人のやり方だろうけど、
何を弾くにせよ、自分なりの「いい音」を持っていれば、何を弾いても自分の色が出せて、自分の思いが伝わると。

教わった事の意味がじんわりわかった時に、特定の曲じゃなくて、すべての曲の弾き方が変わります。
毎回、エネルギッシュに色んな事を教わるけど、核心の部分は本当に単純なこと。

人の心に届く音。
それを鍛錬して体得しなさいということ。

うまくいえないけど、何を教わっているのか、その本質を考えるとき、本当に感謝したい気持ちになるんです。

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