「あーみんな、ちょっと集まって聞いてくれ」
部長が定時後に席から立ち上がって言った。
事務所の連中50人ぐらいが手を休めてフロア中央に集まってきた。
「明日から4月、新年度だ。これを機にみんなに言いたいことがある」
「ま、もう気づいてる人が多いとは思うが、実はオレは...」
「実はオレはカツラだ。カツラかぶってます」
えーーーーーっ!!!!
ぜんぜん知らんかったぞおい。
女子達が目を見開いてお互いの顔を見合わせている。
「...でな、オレは明日からこのカツラ、はずしてこようと思う」
なな、なんと。
「いいか、オレは明日、カツラはずして会社にくるけど、頼むからいつもと同じように、何事もなかったかのように接してくれ。いいか、頼んだぞ」
...で、翌日。
「あー、おはよう」
聞きなれた部長の声に振り向くと、そこには今まで見たことのないおっさんが立っていた。
耳まで上気させて照れ笑いを浮かべてる。
なんと言ったらいいのか。
「ああ部長、さっぱりしましたね」
「ああ。さっぱりしたともさ」
初めはかなり驚いたけど、仕事も忙しかったし
昼休みまでには見慣れた。
ズラはずして生まれ変わった部長はとても元気でいきいきしていた。
その様子を見てた職場もなんだか活気が出てきた。
帰るころにはもう普通。
翌日は平穏無事な職場に戻りました。
なんか、とてもいい経験させてもらいました。
部長が定時後に席から立ち上がって言った。
事務所の連中50人ぐらいが手を休めてフロア中央に集まってきた。
「明日から4月、新年度だ。これを機にみんなに言いたいことがある」
「ま、もう気づいてる人が多いとは思うが、実はオレは...」
「実はオレはカツラだ。カツラかぶってます」
えーーーーーっ!!!!
ぜんぜん知らんかったぞおい。
女子達が目を見開いてお互いの顔を見合わせている。
「...でな、オレは明日からこのカツラ、はずしてこようと思う」
なな、なんと。
「いいか、オレは明日、カツラはずして会社にくるけど、頼むからいつもと同じように、何事もなかったかのように接してくれ。いいか、頼んだぞ」
...で、翌日。
「あー、おはよう」
聞きなれた部長の声に振り向くと、そこには今まで見たことのないおっさんが立っていた。
耳まで上気させて照れ笑いを浮かべてる。
なんと言ったらいいのか。
「ああ部長、さっぱりしましたね」
「ああ。さっぱりしたともさ」
初めはかなり驚いたけど、仕事も忙しかったし
昼休みまでには見慣れた。
ズラはずして生まれ変わった部長はとても元気でいきいきしていた。
その様子を見てた職場もなんだか活気が出てきた。
帰るころにはもう普通。
翌日は平穏無事な職場に戻りました。
なんか、とてもいい経験させてもらいました。
「ああ。さっぱりしたともさ」か。
決断するまで色々と悩んだんだろうけどね。
ズラってすぐ解かる人、髪の毛を巻いて苦労している人、部長さんのようにさっぱりとした方がいい。
勇気ある部長さんに拍手!!
なかなかできることじゃないですよね。