ただいま。

昼過ぎに群馬に帰ってきました。渋滞は無かったです。
忘れないうちにいくつか気づいた事を書き留めておこう。

○意外と良かった岩手県
他の東北各県と比べて雰囲気が明るい。新緑がきれいで花にあふれていた。道端のあちこちに水仙の花が植えてあって、桜とのコントラストがとてもきれいだった。
きっと岩手の人は水仙の花を見ると故郷を思い出すに違いない。護岸工事されていない川が多く、水もきれい。あちこちで釣りを楽しんでいる人がいた。道が広くて整備されていて、走りやすかった。古くから知られる渓谷やリアス式海岸など、風光明媚なところが多かった。お寺や天守郭の一部と見間違うような立派な民家もよく目にした。知り合った人も割りと気さくな人が多かった。思い出に残っているのは気仙沼の地魚を炉辺で焼いてくれる店。北海道で「メンメ」と呼んでいた赤い魚は、キチジという名前が本当らしい。「お客さん、北海道だね？」とバレてしまった。もう一度行って見たい県第一位です。

○やっぱりお得な「東横イン」
旅行中の宿泊は全て東横インにしました。身障者用スペースを壊して客室にしたり、それをスピード違反になぞらえて問題発言したコンプライアンス意識の薄い社長発言があったりはしましたが、従業員の方々はとてもまじめで、好感が持てます。
東横インのいいところ
・キャンセルは当日の４時までにすればいい
・朝のおにぎり無料サービスの他に、たまに夜カレーライスの無料サービスがある
（今回八戸がそうだった）
・インターネット予約をするとチェックインの時にフロントでプレゼントがもらえる。いつも靴下をもらってます。なので着替えで靴下を持っていく必要が無い。いつも新品がはける。景品の割には作りがしっかりしていて長持ちします。
・駐車場料金が安い
東横インはたいてい駅前にあるけど、どこでもたいてい５００円／泊程度で車を置ける。大都市の東横インほどお得感がある
・部屋が清潔で快適
防音や消臭など、宿泊施設としての基本的なところがちゃんとしている。
・ＧＷでも、会員には休日宿泊割引がある
この他、お米券などの金券で泊まれたり、ロビーのＰＣでネットできたり、市外電話が無料だったりします。大体１泊ふたりで５０００円前後で泊まりました。
ちなみに１０泊すると１泊タダになります（会員登録が必要）。

○津軽三味線の事
大会に向けた準備が出来るような日常ではなかったので、今回は断念し、津軽に行くのもやめにしました。かといって熱が冷めたわけでもないのでまた、自分のペースでやって行きたいと思います。秋田の民謡酒場「梅千」で知り合ったお客さんは、岐阜と島根からのグループでした。「岐阜」とひと口に言っても飛騨と木曽は違うんですね。木曽節をリクエストしたら「飛騨なんで」と断られてしまいました。同じ青森でも津軽と南部があるようなもんなのかな。島根は安来節。「しげさ節もそうですか？」と聞いたら「あれは隠岐よ」と言われてしまった。島根と隠岐も違うみたいですな。前の師匠が「各県の民謡を最低でもふたつずつ覚えるんだぞ」と言っていたのは、覚えておけばこういう時に役に立つんだ、って事なんだろうなきっと。
大阪に行ったらまたコツコツ曲を覚えようと思ってます。民謡酒場も近いし。
ただ大阪はＮＨＫのミュージックボックス竹内先生のラジオが聴けないんすよね。残念。すごく勉強になるんだけど。

○出来ないところを自覚してちゃんと稽古する大切さ
旅行中２回ストリートで弾きました。割と反応は良かったです。それなりにうまくなったらからだと思いたい。以前は三味線ケースのふたも開けられないぐらいだったのが、人前で弾いてもある程度は大丈夫になってきたみたい（舞台は別ですけど）。自分の録音したものを聞いて、出来ていない部分を自覚して、模範の演奏と聞き比べて、何度も繰り返し練習した部分は、人前で弾いても練習をやったという自覚があるからちゃんと弾ける気がします。そういった地味な稽古を毎日欠かさずやっていけば、ちょっとずつうまくなれると信じてまた稽古を続けようと思いました。

○印象に残った「うまいもん」
気仙沼のアカジカレイ、北山崎のウニ丼、八戸のカジカ汁、大館の比内地鶏親子丼、米沢牛の炭火焼きなど、土地のうまいもん食い倒して来ましたが、一番思い出に残ったのは秋田県五城目の道の駅で食べた「だまこ鍋」。だまこというのはお米のだんごの事で、きりたんぽの原型らしい。２年前から食べてみたいと思いつつ、売り切れなんかで機会を逸してきましたが、今回ついに食べることができました。
味は普通。とういうか素朴。

明日は大阪に戻ります。
また心機一転、仕事にプライベートにがんばろうと思います。
特に仕事だなあ。一生懸命やらんとなあ。