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【誰でも2000万円じゃないでしょ】老後資金の見積もりに必要なこと

2024-06-28 08:50:06 | What's up?
ネットやマスコミに惑わされずに、自分で老後資金の必要額を出す方法を紹介します。



1.自分の余命に見通しを立てる
自分の今の年齢+平均余命+5年で仮置きする

平均余命は「現在xx歳の平均余命」でググれば出てきます。

+5年は長生きリスクです。

「人生100年時代」はマーケティング用語であって、誰もが100歳まで生きる世の中が実現したわけではありません。

2.自分のリタイア年を仮置きする
いつ仕事を辞めることになるか見込みを立てる

3.将来のインフ率を予想する
BEIが将来のインフレ率の先行指標になるのでその値を確認する。
現時点で年率1.5%です。

政府は2%を目指していますが、先行指標が既にそうなっているわけではありません。

4.過去の家計簿を参考に年間の家計費を見積もる
<家計費の分類>
生活費:日々の暮らしに必要なお金
耐久消費財費:車や大型家電の買い替え、家のリフォームにかかるお金
特別支出:親の介護や自分の医療費介護、葬儀、墓じまいなど

総支出=(年間家計費*その年までの累計インフレ率)を余命年+5年まで合算

2025年の累計インフレ率は1.5%
2026年の累計インフレ率は1.5%*1.5%=2.25%
2027年の累計インフレ率は1.5%*1.5%*1.5%=3.375%

総収入=リタイアまでの総手取り見込み+余命年までの年金受給見込額

総収入ー総支出がマイナスにならなければとりあえずOKということです。マイナスになる場合は、家計費を削ります。

削った家計費で暮らせないなら、あといくら必要か?
それが老後資金として年金とは別に必要なお金です。

これが一発で答えが出るわけありません。だっていつ死ぬかわからないんですから。

だから毎年試算を繰り返しながらこの先5年、10年の見通しを立てることが大事だと思います。

一方で、年金を補完する「自分セーフティーネット」を構築しておくこと。
例えば投資とか、副業とかですね。
それと助け合える仲間、家族。ですかね。