やっぱり日本だと、タバコの煙を浴びない日はないことがよくわかった。
タバコの煙は、上にのぼっていくのではなくて、広がりながら風下に流れていく。
指定の喫煙場所を作ったとしても、排気がほったらかしだと意味ないよ。
全世界でタバコが原因で病気になり死亡する人は年間７２０万人。
この数はHIVとマラリアと結核の犠牲者の合計より多い。
６秒にひとりがタバコで亡くなっている計算だ。
同じく受動喫煙で病気になり、亡くなる人は全世界で年間８９万人。そのうち日本人は１万５千人。
これは東日本大震災の犠牲者と同じ数。しかも毎年。
喫煙者の７０％がタバコをやめたいと思っているのにやめられない。
やめられないのは意思が弱いからではなく、ニコチン中毒にされてしまっているから。
ニコチンはヘロインよりも禁断症状が強いことを、たいていの喫煙者は知らない。
タバコ会社からニコチン漬けにされ、国や自治体から余分な税金を払わされ、早死していく多くの喫煙者。
タバコの犠牲者年間１３万人。千葉県木更津市と同じ規模の街が、毎年ひとつずつ消えていってる計算になる。
それでなくても日本の人口が毎年３０万人ずつ減っているというのに。
ロシアは２０１５年以降に生まれた人は成人になってもタバコを買うことができなくなったそうです。
他の主要国が禁煙・分煙ではなく「タバコ撲滅」に進んでいるのに、この日本の状況はいつまで続くんでしょうか。