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こんな三味線が欲しい!

2007-02-18 19:14:39 | 津軽三味線
理想の三味線は、「クセなくきれいに鳴って良く共鳴し、弾いていて楽しく熱中できる三味線」です。
漠然としてるけど、言葉にするとこうなります。

三味線本体の問題もあるだろうけど、メンテ不足や日頃の扱いのまずさ、糸や駒のセッティングの問題、何より弾く人の方に問題があったりして、

「買い換えれば解決する」

とは限らない気がします。

まずは今持っている三味線の事を良く知って、三味線も自分自身も直すべきところは直したいと思いました。
正しい知識で正しく扱って、少しでもいい音を出したい、と。

そのためには、恥ずかしいけど、三味線屋さんにマイ三味線と撥を持っていって、お店の人の前で実際に弾いて、課題は何か原因はどこにあるのかをプロの目で切り分けてもらうのが一番だと思いました。

○三味線について
三味線は大部分が木でできている以上、年月が経てばやせたり減ったりゆがんだりします。音が出ないのはここがこうなっているから、というのをプロの目で見てもらうのが一番だと思いました。兆候は既に出ていて、言われればその通り、といった事が随所にありました。


○撥について
自分は大体150~60グラムぐらいの撥が好みなんですけど、全く同じ重さで重心の位置が異なるものをいくつか触らせてもらって、重心の位置で重さ感覚が全然違う事がわかりました。自分の握りと撥の重心が合っているととても軽く感じます。べっ甲も単純に厚い/薄いだけでなく、調整の仕方で弾き心地が劇的に変わります。今回自分の撥を持っていってどういったところが気にかかるか話して、その場で調整してもらいました。その結果音も撥打ちの感触も大きく改善されました。


この他にも糸巻き、糸、根緒、駒についても色々あったのでまた後日書きたいと思います。