おかまバー『怪物ランド』から巻き起こる、元応援団員たちの再びの青春。
ぶっ飛んだ個性のオンパレードで、見た目も含めて、わかりやすく観てて楽しかった。ぶっ飛び具合は過剰サービスになる危険も孕むが、今回の舞台・物語にはとてもはまっていたんじゃないだろうか。と言うのも、大人の回想する青春に付き物の、“美化した思い出”がどうも苦手なんだが、笑いや気持ち悪さ、時には熱すぎたりとリアリティーとは少しズレた人物たちの集合でその辺りが中和されていたように感じた。もちろん決めるところは決めていたからこその好印象だろうけど。
あ、でも少し調和が合ってないような瞬間が覗いていたのも否定できない。見た回がたまたまそうだったのか、アドリブシーンでもなさそうな、でもなんか不安定さを感じるやり取りがあったりと。
劇団メンバーの三橋さんがムードメイカーとしてひと際輝いていましたね。座組みにこういう人いると、場が盛り上がったり締まったりとメリハリが生まれて気持ちいですね。男らしくてコメディーな面も持ち合わせていて、こんな男の人好きです。(あ、私はおかまじゃありません)
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