ヒスバナアラカルト

香西善行の雑記ドコロ
諸々の感想には具体的内容も含んでいますので、お気をつけくださいね。

岡山の県民性

2006-04-29 18:26:06 | 日記ニ非ズ
昔から工業が盛んだった為、理論的な面が伸びたという。結果、合理的でクールな性格の人が多い。
北部は人情があり情熱家が多く、南部は派手で社交的だが飽きっぽい人が多い。


昼間、同郷の人と話をしていて岡山の県民性の話題になったのでちょっと調べてみた結果が上記。
割と納得……。
もちろん岡山県民全てが「合理的でクール」なわけない。あくまで地域特性の一般論だけど、私はその“一般”に入っている実感はある。しかし、生まれは南部に当たるが、「人情・情熱家」の北部の気質寄りだと思う。ん…でも、飽きっぽくもあるな、確実に。
個人の性格は、家族や学校での人付き合いで形成されると思うけど、根底には地域性があると感じる。そんなことを考えると、自分の嫌な性格にも開き直れてしまう。

「ま、えっか。岡山県民じゃけぇ。」、と。

MCR EXPO「シナトラと猫」@下北沢駅前劇場

2006-04-26 23:42:42 | 演劇関連
MCR本公演とは別趣向のEXPO。
同じ世界の3人が日替わりで主人公になるこの公演。最終日の「猫の回」を観劇。

なんともフリーダム。
アドリブあり、個人的暴露話あり、定番のガンダムネタもありで盛り上がり、大口開けて笑ってしまいました。
キャラ濃いです。役名が役者本人の名前の通り「個人」色が強い。普段の関係性が垣間見れます。相当仲良いんでしょう。
そんな人達が全力で行なうバカバカしさとか、結果、人生の輝きや儚さを浮彫りにしていて日常の中にある価値を感じました。

10月の本公演も楽しみです。

博多餃子房 長浜食堂@中野 ラーメン・小皿料理

2006-04-25 23:00:31 | 中野関連
早稲田通り沿いにあるこのお店、夜中によくラーメンを食べに行っています。
「こってり長浜とんこつラーメン」は、とんこつ&細麺のスタンダードなもので強いクセもなくとても気に入っています。私はいつもギョーザを一緒に食べるので割と満たされるんですが、ラーメンだけすすっているお客さんはみんな替え玉を頼んでいましたね。そんな光景も「とんこつ食ってるな~」って感じで好きです。
ラーメンとギョーザ食べて千円くらい。

食堂と書いてある通り小皿料理や焼酎も充実しています。ラーメンだけじゃなくみんなで飲みに来ても十分楽しめますね。店内も広いし。


リズム感ありゃしない

2006-04-23 23:13:26 | 日記ニ非ズ
友人が通っているダンススクールの発表会を観に行く。私はダンスが苦手なので踊れる人は無条件に尊敬します。
柔軟運動してやわらかくなろうが、筋肉つけて俊敏になろうが、根本的にはリズム感ではなかろうか、ダンスって。すぐ頭で考えしまう私はきっと向いていないはず。踊れるって羨ましいな…。
リズム感といえば、カラオケも苦手なわけだけど、アレがうまい人を尊敬はしない。

だって嫌いなんだもん。


ENBUフェスタ!前田司郎クラス「ノーバディー」@笹塚ファクトリー

2006-04-22 23:50:25 | 演劇関連
ENBUゼミの卒公ですかね。
特に知り合いが居るというわけではないのですが、五反田団の前田氏が作る芝居、大勢の役者の為に作る芝居はどんなんだろ?と思い観にいったわけです。
「ENBUゼミの生徒さん」という前提で観ているからこそ笑えるシーンが多かったですね。その人の個性を生かしているというか、演技が上手い、下手を超越した感じが面白かったです。緊迫したシーンを「落とす」ゆるいギャップ感がたまりません。

われわれは、どこへいくのかシリーズ 『マテリアル・ママ』@新国立劇場小劇場THE LOFT 

2006-04-19 23:56:02 | 演劇関連
◇◆ネタバレ◆◇



岩松了氏の書下ろしということで楽しみにしていました。
回り舞台になっていて、一方はリビング風、裏は十畳の和室。この和室にデンッと車が置いてあり、そのありえない画に思わず吹き出してしまう。
車の存在を中心に、家主の女・セールスマン・その妹・近所の男らが会話を進めていく。この会話で関係性や背景が浮き彫りになっていくわけだが…。どうも集中して観れなく、ゆえに消化不良な感じです。断片的に印象的なシーンはあったのですが。
集中できなかった原因の一つは回り舞台かな、と後で思いました。頻繁にくるくると回っていて、暗転と同じような感覚を味わってしまい。どうも苦手みたいです。
よくわからなかったけど引っかかるものはあったので、今度脚本を読んでみたいです。

『ちびまる子ちゃん』 ドラマ

2006-04-18 22:13:24 | TV関連
最近、テレビドラマにめっきり興味がなくなっている中、唯一心待ちにしていたドラマがこの「ちびまる子ちゃん実写版」。
感想はというと…

拍手喝采!!

想像以上に面白かった。
キャスティングに拍手!原作キャラ似の演技に拍手!!ハナワ君の決して崩れない髪型とノグチさんの笑い方に拍手!!!
漫画からの実写化が増えている今、期待を裏切られることの方が多いですけど「ちびまる子ちゃん」は大成功じゃないでしょうか。
作り手の愛を感じます。拍手。

まるちゃんとたまちゃんが二十年後のお互いに向けて手紙を書き、タイムカプセルに入れて埋めるエピソードを見ているとき、自分の二十年前を思い出しました。まるちゃんたちと同じく小学三年生…。将来自分が芝居をやるなんて、その時は夢にも思っていませんでした。今の状況、昔の自分に対して恥ずかしくなりますね。ハンパという意味で。

そういえば小学生の同級生で竹下君って友達がいて、まるちゃんの似顔絵をよく書いてた。初めて「ちびまる子ちゃん」を見たのはその似顔絵だと思う。

『父帰る/屋上の狂人』@シアタートラム

2006-04-16 23:46:43 | 演劇関連
菊池寛氏の短編二作の連続上演。どちらとも三十分ほどの作品で、前菜やデザートなしでメインディッシュだけ楽しんだような感覚。見所が凝縮されていてとても楽しめました。
『父帰る』二十年前家族を捨て出ていった父が突然帰ってきたことによる家族の葛藤を描いたお話。
『屋上の狂人』いつも屋根に上って見えないナニかと楽しそうに話をしている息子に憑き祓いをさせようとする家族のドタバタ劇。
二つの作品の時代はきっと大正、だが現在は平成。父の威厳は薄まり、キチガイは精神科へ直行の時代だ。そんな今だからこそ心動かされる。妙にすっきりした自分に日本人のルーツを感じた。

神居古潭@中野 ジンギスカン

2006-04-13 23:11:39 | 中野関連
中野では老舗のジンギスカン屋で知られるカムイコタンで夕食。
きっかけは友人からのメールで、

「中野のジンギスカン屋でうにいくら丼が食べたい!」

と、一瞬分けわかんない言葉。ジンギスカン→北海道名物→うにいくらってことでメニューにあるのか。
店に入るとすぐカウンター(8席)で、飲み物だけ聞かれあれよあれよと鍋に野菜が盛られてトンッと肉を差し出される。普段はまったく食べない羊の肉だがこれがまた食べやすいのなんのって。大袈裟じゃなくいくらでも食べれそう。でも鮮度の悪いものはクサいらしいけど。これは一緒に食べたうに丼にも言えるわけで、その辺は申し分ありませんでした。旨かった…。
お会計は2人で七千円強。

昨年ブームになって中野にもジンギスカン屋が乱立していたけど、今は落ち着いて残るべきして残った店だけになったかんじ。

われわれは、どこへいくのかシリーズ 『カエル』@新国立劇場小劇場 

2006-04-12 23:50:12 | 演劇関連
「カエル」新国立劇場小劇場

劇場に入ったとたん目に飛び込んできた舞台美術にまず驚いた。
地球を模したタイル敷きの中心にバーバーチェアーが一脚。その周りは砂で四角く囲われていて、奥には井戸(と見えたが後に田んぼとわかる)、さらに奥に大きな球体が祀ってある。
床屋の客と主人。少し破天荒な女。旅人。この4人で話は進む……んだけど、暗転ごとにほぼ同じ会話がリフレインしていく。会話の内容は、環境、テロ、クローンなど社会問題。ただその暗転ごとに床屋はどんどん水没、そして会話にも少しずつズレがある。数分前と同じようなシーンだがまったく同じではない。

歴史は繰り返す。無自覚に、過ちとも気づかずちょっとづつ地球を蝕む人、人、人。きっとそんなメッセージ。終盤になるにつれて露骨な笑いポイントが切なさを誘った。世界は救いようのない状態まで来ているのにショーモナイことで大笑いしている私たち。

随所に小林一茶の俳句が使われていた。
『やせ蛙 負けるな一茶 これにあり』

カエルの鳴ける世界は戻せるのかね?