ヒスバナアラカルト

香西善行の雑記ドコロ
諸々の感想には具体的内容も含んでいますので、お気をつけくださいね。

大田黒公園

2010-05-24 19:35:46 | 出歩く
自転車に乗ってふらふらしていた時、ふと目にとまった雰囲気のある門。ブレーキを握ることなくその場を離れちゃったんだけど、どうしても気になったんで、後日再び行ってみた。

その門は『大田黒公園』の正面入り口であった。
くぐると、真っ直ぐ延びる石畳といちょう並木。なかなかに壮観な景色。黄金色に染まる季節なんかさらに美しいだろうな。
外からはわからなかったが、住宅街ど真ん中の公園としては広い。そしてきれいに緑に囲まれているから気持ちいい。池では鯉が口パクパク。えさないよ。
記念館には音楽評論家、大田黒元雄氏の資料やマホガニーのグランドピアノもあり趣のある一室を味わえる。

近場にこんな庭園スポットがあるとは盲点だった。荻窪から10分くらいだし、無料で開け放たれてるし、ふらりと行けそうだわ。


京都旅行~弐~

2008-09-30 16:04:43 | 出歩く
お世話になった花屋旅館の女将さんに気持ちよく送り出され、とりあえず京都駅に。コンビニで市バス一日券を買えば500円で中心地を楽に移動できる。

永観堂に。ここはもう本当に紅葉だらけで、紅葉時は真っ赤に萌えるだろうね。広いし見ごたえ十分な場所。後ろに振り返った格好のみかえり阿弥陀は神仏像好きなら一度は見とくべき。只今お堂は改修中だったけどちゃんと拝観はできたよ。

「青紅葉」
隣に幼稚園やその先には高校もあったし、こんな場所で学ぶのって羨ましいなとか思ったけど、それは観光客だからの発想か。そんなことを思いつつてくてくと南禅寺のほうへ。三門(22mのでっかい門)に上がり市内を見渡す。この日は天気がよくなかったのだけど、やはり壮観。彼方のもやがかっている所を見ながら「あの辺、集中豪雨降ってるよ。」とかまさに高みの見物。
水路閣では謎のカメコとアイドル?がゲリラ撮影。萎えるからやめてくれ。でもその風景を撮るのも面白いかなとか思ったりしたけどマネージャー?の目が光ってた……。

「謎の撮影会場」
三門から眺めていた雨雲はこちらに向かっていたらしくいきなりの豪雨。逃げ込むように南禅寺に。雨の中愛でる万丈庭園もまた乙なもので。しばらく座っていると今がどんな時代かよくわからなくなる。過去にトリップするわけでなく、生活基軸の忙しなさは皆無で。ただ目の前に委ねる時間。これだから寺巡りはやめらんねえ。
バスで銀閣寺前まで行き、NOANOAでご飯。ピッツァとパスタ。ほんと美味い。
んで、その先の銀閣寺はこれまた改修真っ只中。私は前回堪能したからよかったけどさー……。しかしまあ、隙間から骨組みを見る事ができたのは貴重。永観堂の時も感じたけど、寺の修繕している職人さんには憧れるよ。奇抜なビル建てるよりこっちの方が断然好きさ。

「骨閣寺」
哲学の道をトコトコと。お決まりというか、一度は行っとくか、と。

「緑髪」
このシュールな顔は、そう、よーじやカフェ。閑散期の京都観光で一番待たされたかも。でも一度入ったらなかなか出たくなくなるのはわかる。異国の乙女たちも舌鼓をうっていたよ。

駅でお土産と駅弁を買ってビューンと新幹線で帰路へ。
さらば京都。

「京都は狭いけど全部(観光地を)廻ろうとしたらひと月は掛かるよ。」とタクシーの運ちゃんは言っていた。確かにね。そのおかげで飽きないし、また来たくなるんだよ。
また来年かな。


京都旅行~壱~

2008-09-10 05:12:40 | 出歩く
一昨年、去年と続いて夏の京都へ。閑散期とあって、日本一の観光地としては人も少なくストレスレス。
今までは市内観光が主だったけど今回は嵐山まで足をのばしてみたよ。山を駆け抜けるトロッコに憧れて。

「嵐山の車窓から」
緑の中をガタゴトと走り、途中で保津川下りしている方々と手を振り合ったりと、のどかそのもの。関係ないがすぐ後ろの席にいらしたおば様連中が話していた言葉が岡山弁……懐かしかった……。これによりのどか三割り増し。
終点には大勢のタヌキがお出迎え。

「他抜き」
終点で降りたら一面の稲景色に驚いた。夏の暑さと秋の模様に季節の移り際を感じたり。
電車で戻って渡月橋で写真撮ってもらったりして天龍寺へ。
豪勢なお庭を愛でながら散歩。嵐山に見守られてるような尊厳さと池でパクパクしている鯉やすいすい泳ぐアメンボの対比が面白い。そのまま歩いて竹トンネルへと。

「竹竹しい」
私ら含めけっこう観光客いたんだけど静かね。そして潤いと艶が溢れてて、もう、気持ちがいい。木でもなく花でもなく竹だからこその整然さとしなやかさが独特で、囲まれていると背筋が延びるよう。
それにしても、京都って山に囲まれてるなあとつくづく思ったよ。どこにいても視界に山が映りこんでるからね。それを雄大と感じるか窮屈と感じるか。飽きないなあ。
自然を堪能して一日目終了。


再び古都巡り

2007-09-26 05:06:10 | 出歩く
去年に引き続き、京都に行ってまいりました。
「蓮華王院三十三間堂」
なんか非道い輩がいるみたいで、門にペンキがぶっ掛けられていました。
まずは外観を眺めつつ一回り。本堂長っ!なんか気持ちいいね、すーっ伸びている感じが。中に入ると、圧巻の千体の観音像。風神・雷神像に観音二十八部衆像といった国宝彫刻がずらりと。目の当たりすると異次元。

「総本山智積院」
利休好みの庭があると知り胸が躍る。いやはやなんとも、理屈じゃないんだけど相当計算されつくしてる。石と植え込みの配置、種類、池の広さも。ひたすら「すげー…」と思いながら十数分座って眺めていた。

「二条城」
鴬張りの廊下を歩いていると修学旅行で来た事など思い出す。大政奉還が行なわれた部屋を見るといっちょ前に歴史に想いを馳せてしまうね。広々とした庭を眺めながら歩いていたら雨が降ってきて、しかも本降り。心残りだが早々に退散。

河原町のアーケード通りをウロウロと。通りによって客層が明らかに違うので面白い。お腹もすいたので新京極にある鰻や「かねよ」に。うなぎ丼に玉子焼きで蓋をしたようなきんし丼が名物。ま、ハズレ。丼がいくらファーストフードといえ注文して五分待たず出てくる鰻料理ってどうなのかね?店員の態度も質を落としているけど。完食せず退店。口直しにその近所にあった「ちゃあしゅうや亀王」へ。とんこつウマい。漬物からファッションまで何でもあるね此処は。ちなみに夜を明かした漫画喫茶もこの界隈。
ライブに仏閣巡りと満足京都でした。


古都巡り~その弐~

2006-07-02 09:37:31 | 出歩く
気ままな旅報告。

『京都』二日目

初日はひたすら歩き回った為、
老舗旅館でぐっすり…
そして朝からなんと懐石料理…


んなわけはなく、マンガ喫茶で夜を明かす。
そして京都タワーで汗を流す。
そう、知ってます?京都タワーに銭湯があるのを、しかも朝七時から開いているのを!おお助かり。

二日目のコースは龍源院~瑞峯院~大仙院~高桐院、東福寺~伏見稲荷

『高桐院』
竹で外と隔離されとても多くの紅葉に囲まれている。この時期の鮮やかな緑にも息を呑むが、紅葉の季節(十一月下旬)に来れば京都随一じゃなかろうか。とても印象深い場所である。

この後、“悟りの窓”“迷いの窓”で有名な『源光庵』に行きたかった…。いや、行ったんだよ。二十分ぐらい緩やかな坂を上って、汗カキカキ。そうしたらなんと、

改修中……
ガ~~~ン

実はこの日一番の楽しみはココだったので本当に凹んだ。

気を取り直し『東福寺』の方へ。
もう夕方だったので閉められる直前だったけど入れてもらい庭と景色をしっかり堪能してきた。
そしてまた少し歩き、

『伏見稲荷大社』
この鳥居は山の上までぐる~っと続いており、全部回ると二時間かかるらしい。さすがに途中までしか登らなかったけど、赤い鳥居のトンネルは不思議な感覚を味わえますよ。


『祇園』
最後に、暗くはなったがバスの時間まで時間があったので「舞妓さん見なきゃ!」と息巻いて向かったが…
観光客と外国人しかいなかったよ。チッ…当たり前か。


一泊二日の旅だったけど十分すぎるほど楽しめた。京都は全体が観光地なので、あれもこれもと欲張るよりスポットを決めて歩いた方が楽しめるのは確か。
そして平日に回ったのもよかった。人で溢れてない方が庭や景色を落ち着いて楽しめるからね。
また行きたい。きっと際限はないでしょう。

古都巡り~その壱~

2006-07-01 17:37:29 | 出歩く
気ままな旅報告。行った先は…

『京都』


深夜バスで行ったため到着したのは朝六時半!そんな時間に放り出されてもすることない…



…あった。

『東本願寺』
朝七時から坊さんたちに混じってお経を聞いていると早くも京都感全開!
そして寺は和む。日ごろ味わえない落ち着きと安心。間違いなく日本人の血が流れているのだと確認させられる。


「寺巡り」
今回のテーマです。寺好きと公言するほどじゃないけど、惹かれるものはある。ならば本物に触れてみようじゃないか、というわけで巡り巡る。
500円の市バス一日券を手に行きたいスポットまでバスに乗り、基本は歩き。
そして私の一番興味ある寺は銀閣寺。向かいます。
コースとしては平安神宮~南禅寺~水路閣~禅林寺~哲学の道~法然寺~銀閣寺


『哲学の道』
横には民家も立っているのにとても静かだった。小川のせせらぎや笹の揺れる音、静寂の効果音としては抜群なはたらき。平穏な気持ちが続きます。

そして


『銀閣寺』
侘び寂びである。山の中に佇む姿は本当に美しく見事な調和。トリハダを感じた。
次は是非中にも入ってみたい。(事前予約必要)

この時点で午後二時近く。すでに満足気だったが、銀を見たら金もということで
金閣寺~竜安寺
にも足を運ぶことに。
金閣寺は……金閣寺デス。以上。


『龍安寺』のつくばい
中心の四角を“口”にみたてると“吾唯足知(ワレタダタルヲシル)”と読める。
昔の人は頭いいな~。こんな趣は現代にはないよ。

お寺は四時過ぎぐらいにはどこも閉まってしまうので初日はここで終了。
いちいち感動してた。
だって、だってね~…寺だもん。

足を踏み入れて時間を共有すると、自分も一部になります。