ヒスバナアラカルト

香西善行の雑記ドコロ
諸々の感想には具体的内容も含んでいますので、お気をつけくださいね。

パン工房「on the toast」

2008-09-30 16:54:17 | 演劇関連
友人がやっているコントユニット『パン工房』のライブに行ってきたよ。
毎回、吉祥寺の櫂スタジオでやってはいるんだが単独ライブは二年ぶりだそう。そう言われると久々な気がする。

ショートコントと合間に小ネタを差し込む形式は相変わらず。ただ、今までと明らかに変化したのは客席の埋まり具合。失礼ながら、二年前はスカスカだった客席に友人ながら勝手に心配してたわけだけど、今回は満席に近い。定期的にひつじ座に出たり客演したりした結果が実ったのだろうね。目に触れれば好きになる人はいると思うんだ。面白いから。シュールなトコあるけど。
お客さんが多いと笑いやすい(声を出して)というのは確実にあるわけで、笑ってなんぼの空間だし、今回はとてもラクに楽しかったよ。連れもとても気に入ってたし。特に相澤さん(しょくぱん)を。ばかばかしい事する大人ってやっぱスゲェ。
次回のお知らせがなかったけど、どうなのかしら?
会社勤めだからこれから忙しい時期になっちゃうのかな。
是非今回の味をしめて欲しい。

パン工房→http://www17.ocn.ne.jp/~pankoubo/panko.htm
(いくつかのコントがyoutubeにアップ)

京都旅行~弐~

2008-09-30 16:04:43 | 出歩く
お世話になった花屋旅館の女将さんに気持ちよく送り出され、とりあえず京都駅に。コンビニで市バス一日券を買えば500円で中心地を楽に移動できる。

永観堂に。ここはもう本当に紅葉だらけで、紅葉時は真っ赤に萌えるだろうね。広いし見ごたえ十分な場所。後ろに振り返った格好のみかえり阿弥陀は神仏像好きなら一度は見とくべき。只今お堂は改修中だったけどちゃんと拝観はできたよ。

「青紅葉」
隣に幼稚園やその先には高校もあったし、こんな場所で学ぶのって羨ましいなとか思ったけど、それは観光客だからの発想か。そんなことを思いつつてくてくと南禅寺のほうへ。三門(22mのでっかい門)に上がり市内を見渡す。この日は天気がよくなかったのだけど、やはり壮観。彼方のもやがかっている所を見ながら「あの辺、集中豪雨降ってるよ。」とかまさに高みの見物。
水路閣では謎のカメコとアイドル?がゲリラ撮影。萎えるからやめてくれ。でもその風景を撮るのも面白いかなとか思ったりしたけどマネージャー?の目が光ってた……。

「謎の撮影会場」
三門から眺めていた雨雲はこちらに向かっていたらしくいきなりの豪雨。逃げ込むように南禅寺に。雨の中愛でる万丈庭園もまた乙なもので。しばらく座っていると今がどんな時代かよくわからなくなる。過去にトリップするわけでなく、生活基軸の忙しなさは皆無で。ただ目の前に委ねる時間。これだから寺巡りはやめらんねえ。
バスで銀閣寺前まで行き、NOANOAでご飯。ピッツァとパスタ。ほんと美味い。
んで、その先の銀閣寺はこれまた改修真っ只中。私は前回堪能したからよかったけどさー……。しかしまあ、隙間から骨組みを見る事ができたのは貴重。永観堂の時も感じたけど、寺の修繕している職人さんには憧れるよ。奇抜なビル建てるよりこっちの方が断然好きさ。

「骨閣寺」
哲学の道をトコトコと。お決まりというか、一度は行っとくか、と。

「緑髪」
このシュールな顔は、そう、よーじやカフェ。閑散期の京都観光で一番待たされたかも。でも一度入ったらなかなか出たくなくなるのはわかる。異国の乙女たちも舌鼓をうっていたよ。

駅でお土産と駅弁を買ってビューンと新幹線で帰路へ。
さらば京都。

「京都は狭いけど全部(観光地を)廻ろうとしたらひと月は掛かるよ。」とタクシーの運ちゃんは言っていた。確かにね。そのおかげで飽きないし、また来たくなるんだよ。
また来年かな。


京都音楽博覧会2008

2008-09-15 07:31:22 | 音楽関連
めでたく、無事今年も開催された京都博覧会。
梅小路公園に近づくにつれ去年の記憶が蘇ってくる。が、着いてみるとびっくり。飲食コーナーがめちゃくちゃ充実している!実はこれが一番目に見える進化だったかも。食器は勿論、リユースもの。エコという観点もさることながら、紙のものよりしっかりしてるから扱いやすいんだよね。前回はなにも食べなかったけど今年は肉だ甘味だとちゃんと食べました。
さて、今回は後方でシートを広げゆるく鑑賞。芝生のありがたみが沁みる。
前半はご飯に夢中でLana&Flipから聴き始める。延びのある歌声とポップな音が青空に吸い込まれているようで心地いい。音につまっている楽しさが、さすがオーストリアのアーティストというか。楽な空気感が漂う。
次いで細野晴臣&ワールドシャイネス。演る曲、演る曲ジャンルが違うもんだから面白い。ハワイアンっぽいものからジャズっぽいもの、ポップス。まあ、年の功というか何十年も音楽やっているんだものね、その味の演奏を聴けることはありがたい。さらにこの先どんな音楽が生まれてくるのか楽しみになってしまう。長生きして欲しい、そしてずっと音楽つくっていって欲しい。隠居とかなしでしょ?
大工哲弘&カーペンターズ。去年はとてつもないスコールに見舞われたが、今回は無事に。オキナワンミュージックは野外フェスに好く合う。トークも巧いからなこの人、笑わせてもらいましたよ。勿論来年も来て欲しいものです。
そして、小田和正!やはりライブであの声を聴くと鳥肌が立つ。特別。というか別物。自分の皮膚を感じないくらいダイレクトに沁み込んで来るんだよな。「ハイウェイ」、くるりと。劇衝撃。うれし死にするわ。小田さん始まる前からちょい雨。さすが今年もやってくれましたか……。しかし、去年の教訓が生きみんな雨具を装着するのが早いのなんの。去年はいた傘差しも視界には入らなかった。
レイハラカミ。アコースティック主体の今フェスで唯一の打込みオンリーな存在。屋外の明るさに苦労していた模様。聴いてると睡魔の誘いに乗ったり乗らなかったり。無防備になりすぎたかな。
The Real Group。日韓W杯の時にもパフォーマンスした(と知ったのは後から)アカペラグループ。やけに日本語が巧い人がいて、そんなことでも耳がいいんだろうなあとか才能にこじつけてしまったり。スゲェなあとかつぶやきながら歌声聴いておりました。
夕日に染まる頃くるり登場。岸田氏の水玉シャツに彼女とツッコミ。ハイセンスだよ。新曲含め、京都にちなんだ歌が印象的。『リバー』が鴨川から生まれた歌とは。偶然、朝歩いたばかりで新鮮な映像が脳裏に浮かぶ。『ばらの花』よかったなあ。ずっと涙目で歌ってたなあ。ラストは去年と同じ曲。

この催しには遠足という言葉が似合う。子供だろうがお年寄りだろうが気兼ねなく参加でき、芝生の上想い思いの格好で楽しめる。お酒飲みたきゃ自前で用意すりゃいいが、緑と音楽に酔いながら気持ちよくなったほうがこの日ばかりはいいんじゃないか?参加者のマナーと存続がシビアに関わり、帰り道異常に騒いだり、無法なゴミ問題など浮上すればあの場所では開催できないことは容易に想像できる。
また来年、そして毎年楽しみたい。そんなことを思わせる京都音楽博覧会、堪能。

京都旅行~壱~

2008-09-10 05:12:40 | 出歩く
一昨年、去年と続いて夏の京都へ。閑散期とあって、日本一の観光地としては人も少なくストレスレス。
今までは市内観光が主だったけど今回は嵐山まで足をのばしてみたよ。山を駆け抜けるトロッコに憧れて。

「嵐山の車窓から」
緑の中をガタゴトと走り、途中で保津川下りしている方々と手を振り合ったりと、のどかそのもの。関係ないがすぐ後ろの席にいらしたおば様連中が話していた言葉が岡山弁……懐かしかった……。これによりのどか三割り増し。
終点には大勢のタヌキがお出迎え。

「他抜き」
終点で降りたら一面の稲景色に驚いた。夏の暑さと秋の模様に季節の移り際を感じたり。
電車で戻って渡月橋で写真撮ってもらったりして天龍寺へ。
豪勢なお庭を愛でながら散歩。嵐山に見守られてるような尊厳さと池でパクパクしている鯉やすいすい泳ぐアメンボの対比が面白い。そのまま歩いて竹トンネルへと。

「竹竹しい」
私ら含めけっこう観光客いたんだけど静かね。そして潤いと艶が溢れてて、もう、気持ちがいい。木でもなく花でもなく竹だからこその整然さとしなやかさが独特で、囲まれていると背筋が延びるよう。
それにしても、京都って山に囲まれてるなあとつくづく思ったよ。どこにいても視界に山が映りこんでるからね。それを雄大と感じるか窮屈と感じるか。飽きないなあ。
自然を堪能して一日目終了。