ヒスバナアラカルト

香西善行の雑記ドコロ
諸々の感想には具体的内容も含んでいますので、お気をつけくださいね。

半袖解禁

2008-04-30 07:42:43 | 日記ニ非ズ
暑い。
ゴールデンウィークに突入して、いよいよ夏気分な雰囲気になってきたね。
今年初半袖で出かけたよ。ま、正確には七分丈だけど。
光陰矢のごとし。一年の始まりが冬なもんだからこんなに暑くなってくると、ついつい「もう夏かよ……」と呟いてしまう。
公演もついに明日。まとめて休みに入る前にちょいと立ち寄ってくださいな。
あ、当日のご連絡は、

08031539272
sansasamon(あっとまーく)softbank.ne.jp

までお願いします。

震音通空

2008-04-28 00:05:48 | 日記ニ非ズ
どうにか十月のレディオヘッドのチケットが獲れた!
五月はくるりとジェッジジョンソンに参戦!
ライヴライヴライヴ!
でもまずは公演

自分がライヴに対して持っている期待感を自分の打つ公演にも持たしたい。
これはけっこう最終的な目標。

なんか恥ずかしい文章だ。
きっと小道具で使うワインを飲みすぎたせいだ。

クローバーフィールド/HAKAISHA

2008-04-24 11:13:33 | 映画関連
予告編を観ると、自由の女神の首がぶっ飛んできたり、派手な爆発や人々が逃げ惑う姿から一種のパニックムービーの印象を受ける。
間違いなくパニックムービーではある。が、爽快感などはない。乗り物酔いのような症状を警告する紙がポスターに堂々と貼られてたことからも、不快な映像であることは間違いではない。問題はその不快の是非。
この映画の特出しているのは徹底的に体感にこだわっているところ。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」よろしくハンディカムで撮った映像で全編構成されているが、カメラをまわしている当事者とそのお仲間だけの閉じた空間ではなく、日常を含めた生活圏を映しているので異国の風景も実感的に捉えてしまう。
ただ、他人事な時は寝てしまうほど退屈だけど。そんなに他人に干渉したがりな性格でないからね私。
そんな他人事の退屈を一気にわが身に引き寄せる“何か”の登場で、そこからはジェットコースター。息がつまり、息を殺し、鼓動の加速を感じながら発狂を押さえ込み怒涛のパニックを体感する。
所詮私は正義の味方の姿を見ることもなく散りゆく一般人にすぎない。

sansasamon「ジョンとジョー」

2008-04-24 08:46:28 | 宣伝告知
◆「ジョンとジョー」
 作 アゴタ・クリストフ 訳 堀茂樹
 (早川書房「怪物」より)

◆[会場] 

 juacafe(http://www.juacafe.com/)
 全席自由席 各回20名限定

◆[料金] 

 ¥1500(1ドリンク付)

◆[期間] 

 2008年5月1日(木)20時~ 2日(金)20時~
    (19時30分より受付開始)

◆[演出] 

 香西善行

◆[演者] 

 香西善行 國井有(劇団ダイヤモンド) 板橋恭史(演劇製作体D.R.P.)

◆[ご予約・お問い合わせ]

 080-3153-9272
 y-kouzai(アットマーク)hotmail.co.jp
 1.お名前
 2.希望日時
 3.人数
 4.連絡先
 をお知らせください。
 sansasamon(http://sansasamon.blog120.fc2.com/

2人の男が何か話している。それは為になる話でもなく、いい話でもなく、2人だけの、お互いにだけ向けられた会話。
サンササモンがおくるG.W.の谷間公演。
平日夜限定。
20名様限定。
是非お越しください。




「明日への遺言」

2008-04-14 05:09:39 | 映画関連
原作は「ながい旅」大岡昇平著。
元東海軍司令官岡田資(おかだたすく)中将はB級戦犯として連合国の裁判を受ける。名古屋空襲の際、捕虜になったB29搭乗員を略式裁判にて処罰したことに関する裁判であった。論点は、充分な審理なく処刑された搭乗員がジュネーブ条約の定める捕虜であったのか、それとも無差別爆撃を行なった戦争犯罪人であったのかという事。岡田中将は米軍の無差別爆撃を批難し、そして処罰した責任は部下になく司令官の自分にあると主張した。その態度は連合国からの弁護人、検察官、裁判委員にも心打つほどのものであった。

第二次世界大戦後の東京裁判といえば市ヶ谷で行なわれたA級戦犯の裁判をすぐ思い浮かべるが、この映画の舞台は横浜地方裁判所。全くの未知なものであった。
岡田中将の確固たる信念。それは今のご時世ではもはや理想の中だけに追いやられているものに感じる。責任転嫁と保身に走り回る人、企業、国。礼儀を欠き利己的な風潮は今に始まったことでもないだろうが、最近特に気になる。
この映画を観ていてとても美しく思う所作があった。お辞儀である。相手への敬意、感謝、加えて慎みの気持ちが頭を下げる動きに凝縮されている。こんなことを気づかされる自分はいかに普段空っぽに生きているのか空恐ろしくもなったが、日本人らしさを一つ思い出した。
日本人らしさといえば、拘置所内の風呂場に所狭しと、でも楽しそうに大勢が入浴している場面があった。欧米人の見張りの中、裸の付き合い。服と一緒に地位や立場も脱ぎ捨て背中を流し合う。賑やかな中、不意に岡田中将が「故郷」を歌いだし、次第に全員の大合唱になってゆく。慕う気持ちだけが成せることで、それが責任に回帰していくんだろうなと。人が支え合いによって歩んでいけることに改めて感動する。こんな生き方忘れないようにしたい。
映画館を出るとそこは夜の銀座。明るさが少しうるさく感じたがすぐに慣れ帰路につく。

THE JETZE JOHNSON「Discoveries」

2008-04-13 11:37:57 | 音楽関連
THE JETZE JOHNSONのメジャー初アルバム。「Discoveries」。
ライブの中で告げられたメジャー移籍。同時に発表されたアルバムタイトル。それが去年の夏。子供が生まれるまでは十月十日と言うが、この作品もそんな歳月を経て産み落とされた。CDをケースから取り出し、コンポに装填し、再生ボタンを押す。流れるイントロ、ニヤけたね。期待は無駄じゃなかった。
一曲を除きほぼ全篇英詩の歌。歌詞カードに和訳は載っているが、歌声からしてとても強い感情を発している。特に感じるメッセージは「繋がり」だろうか。ファンと、この先。社会の、この先。過去、今、この先。繋いでいくし、繋がっていくその先を明るくする。そんな想いを受けた。
音の重厚さ、緻密さにもたまげたが、同時にライブの状況を思い描き体が揺れる。今まで以上にダンサブルな雰囲気になりそうな。音に体を委ねるのは当然気持ちいい。なんていったって本能だから。そんなツボをついてくるリズム。これがライブで生ドラムが入ると一層ダイレクトな表情になるから面白い。
唯一、和詩の『Tide of Memories』。このPV(プロモーションビデオ)がまんま手打ちそばの映像なんだけど、謎なことに。謎なだけにこのPVの真意を想像してみた。
○単純にそば好きなのかと思ったが、そんな話聞いたことがない。
○定年者に大人気。それはがむしゃらに働いた男が縛りのなくなった時間に好きなことが出来るようになったから。そんなメタファー?でも状況的には真逆だよな。
○メジャーに移籍しても“そば”にいるよ。……いやいやいや、そんなばかな。
○インスタントが溢れてるけどウチは手間隙掛けて丹精込めてまっせ。う~ん……
実は「繋がり」のくだりを書いている時、ふとこのPVが頭に浮かんだんだけど、この映像は幼さの残る女性がぽつねんとしている空間から始まる。そして粉を混ぜ始め、捏ね、寝かし、伸ばし、切り、茹でる。休憩中お菓子も食べた。傍らには美しい花も瓶に生けている。それらの光景はやはり今までの軌跡を物語っているのかなと思う。そしてちゃんと技術の裏づけがあることの意思表示も感じる。そばは庶民的な食べ物の代表格だが食べ方は千種万別、美味さにも雲泥の差が現れる。工場で大量に作られる乾麺から、そば職人の手打ちまで幅広い。多分音楽も一緒だよね。そんなことを考えてみるとこのPVは面白い自己紹介として見てとれる。
もっとも、ジェッジの曲でそば打ってるのがシュールで笑えるんだけど。