ヒスバナアラカルト

香西善行の雑記ドコロ
諸々の感想には具体的内容も含んでいますので、お気をつけくださいね。

7周年7組のアーティストと。 【ライブ】『京都音楽博覧会 2013』

2013-09-27 08:57:03 | 音楽関連

 

 快晴。

 数日前の雨予報を覆し、残暑と秋空が広がる9月らしい野外フェス日和。会場に到着した頃にはシートエリアも8割埋まってたけど後ろでゆっくり観ればいいや。

 フードエリアもひと回りして唐揚げなどつまみつつ開会宣言を迎えれた。正午もまわって日差しも強くなってきた頃、太陽にも負けない鮮やかなピンクのスカートをひるがえし登場、マイアヒラサワからスタート。

 

 

 お次は、岸田繁(くるり)&奥田民生&伊藤大地(SAKEROCK)によるサンフジンズ。フロントマン2人いて、それぞれベースとギター持ち替えたりして面白いバンドだな。曲によってどちらが作ったのか予想ついてしまうほど自然体というか肩の力を抜いた妙技。偉大なおじさんたちだ、本当に。

 細野晴臣さん始まる前にドリンク買いに行って、戻ってきたら佐藤さん(くるり)も参加してえらいノリノリで盛り上がってた。こういうい共演は演ってる人たちが一番楽しそうだよね。そんな姿を観てこちらも嬉しくなる相乗効果!

 Villagers。今回初めて知ったアイルランドからのバンド。かなり好み。特にタイトなドラムとベースのうねりがとてつもなくカッコイイ。東京でくるりと対バンするけど、ライブハウスで聴いたらもっとクセになりそうな音だった。

 

 

 奥田民生さんが再び登場。なんだろう、この常連感。音博に似合いすぎる。でも多分、ほかの場所で観ればそれはまたきっとハマってるんだろうな。場に溶け込むナチュラルさと存在感。『さすらい』なんて名曲が生まれるわけだ。それにしても、MCの時だけリズムマシーンを鳴らすのには笑った。見事に脱力。

 

 

 RIP SRYMEのライブも初体験。一曲目の『FUNKASTIC』聴いた瞬間に「うわー、なつかしー」と口から漏れちゃったけど全然サビてない。盛り上がりはダントツだったし、なんならみんなタオル回しちゃってたし!



 日が徐々に傾き始め、おめかし姿のくるり。毎年メンバーは変わってるが、ステージの光景はどこかデジャヴ。今年も、京都の、梅小路公園の芝生に立ってくるりを聴いている。背中を射していた太陽は沈み、目の前の鮮やかなステージから届く『Remember me』『ロックンロール・ハネムーン』が沁みる。アンコールではくるり三人での『宿はなし』。過去六回の音博の思いが蘇る。今年の音博も来年思い出すだろうか。

 


京都旅行2013 前編

2013-09-27 04:21:24 | 日記ニ非ズ

 今年も京都音楽博覧会に合わせて京都へ。

 新幹線の発車時刻が6:20という、しょっぱなから試練を伴う旅行の幕開け。早く出発すれば到着も早いわけで、8時過ぎには京都タワーを見上げておりました。京都は爽やかに暑い。

 朝食にもいい時間なので少し歩いて『Cafe BLUE FIR TREE』(サイト)へホットケーキを食べに。ふわっふわって表現はこの為にあるなと思いながらナイフを入れる。お店も柔らかい雰囲気のBarみたいで落ち着く。祇園の近くにあるので機会があれば是非。

 祇園とは逆方向に少し歩いて『六道珍皇寺』(サイト)に向かう。閻魔大王像や冥土通いの井戸、黄泉がえりの井戸を特別公開していた。この辺りは昔、鳥葬のための遺体置き場だったらしい。それでこの世とあの世の境のような景色から『六道の辻』と呼ばれるようになったとか。六道というのは、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の6つの世界。ざっくり言うと天国、この世、地獄といったところか。ちょっと罰当たりかな。その世界観を描いた掛け軸も特別公開されていたけど、これには強く惹かれた。人の一生からそれぞれの世界をひとつの絵にまとめてるんだけど面白い。『地獄絵「熊野観心十界図」』。普段は見られないけど、展覧会などで各地で見れる機会もあるとか。

 『清水寺』で修学旅行を思い出したり、『おかる』でカレーうどん食べたりしつつでぶらぶら。少し離れたところへは市バスを使う。500円で1日パスを買えるので便利。

 『無鄰菴』(サイト)の庭園も良かった。奥の三段の滝からの流れが川から池へと続き、その周りを芝生や木々が囲んでいる庭。苔も瑞々しく広がっていた。一角にある洋館の部屋は歴史の重みを感じる尊厳も備わっている。そして、塀の向こうからはあの『瓢亭』からダシの濃い香りが漂ってくるもんだからお腹が鳴るおまけ付き。
 
 夕飯は河原町の方まで戻りお店を物色。あらかじめ候補は挙げてたんだけど、これがまた……。料理は美味しいんだけど、その料理がぜんっっっぜん出てこなくてね、参った。そのくせ食べ終わって一息つく間もなく帰るよう促されるし、いやはや。お店の雰囲気はいいのに残念というか、根本的にアウトというか。そんなトコもあるよね。

 1日ほとんど歩きまわってバテたけど充実の初日。
 
 2日の京都音楽博覧会へつづく。
 


【演劇】東京フェスティバル『泡』

2013-09-23 15:29:04 | 演劇関連

福島県いわき市小名浜、そこに建つひとつのソープ店が舞台。
突然起こる地震。2011年3月11日以降の1年間、そのお店では何が起こりどんな交流が生まれたのかが描かれる。

3.11から2年半、当時に比べれば落ち着きは取り戻しつつあっても被災地において解決してない事は山積みなはず。”放射能”の話題は絶えずセンセーショナルに取り上げられている中、福島に限らず被災地での生活にスポットが当たることは少なくなった。今回観た『泡』という作品は震災によって大きな影響を受けて生活している地元の人々の存在を正面から伝えてくれ、現在ある日本の日常の片鱗を今一度考えさせられるものであった。

テーマは社会的に重くとも、目の前の舞台で繰り広げられるのはとても人情味のある話である。泣き、笑い、悩み、助け合い、別れがあろうとも繫がりあえている人達。矛盾に葛藤し、怒鳴り合いの喧嘩をしようとも一緒に酒を飲みに行く姿。芝居を観ている感覚が薄れ、訪れたことのない小名浜のソープ店に居るような気持ちになってしまう。本当に日常の風景のようで。だからこそ観終わった後に事の重大さを想ってしまう。

ソープ店の店長は3月11日が誕生日。震災からまる1年のこの日も震災前と変わらず従業員や常連客にお祝いされる。たとえ多くのものが失われた日であろうとも、親しい人の誕生日を祝う光景はとても幸せなそうだった。そしてこの『泡』から受ける前向きな姿勢を象徴するようなシーンでもあった。

抱える問題に嘆くだけでもなく、目を逸らすでもなく、強い意志を受け止めました。

Vo.亡き後の新作とLive『Pay money to my pain』

2013-09-20 22:49:47 | 音楽関連

 数日前からPay money To my Painのオフィシャルサイトではカウントダウンが行われていた。
 
 そして今夜、それは発表された。その内容は……

 11月に4枚目のオリジナルアルバム『gone』を発売
 12月30日にZepp Tokyoで“From here to somewhere”を開催

 Kが亡くなった直後、次のアルバムの為に録っている歌があることはメンバーが言っていた。そしてそれを必ず形にするとも約束していた。ついに日の目を見る時が来たのだろう。うれしい。そして本当に待っていた。
 もう一つ、一周忌に行われるライブ。もうバンドのボーカルはいないのだから今までみたいなライブにはなりえない。内容は不明。唯一わかってるのは特別な形になるということだけだ。


 

 

9月15日

2013-09-15 18:19:22 | 日記ニ非ズ

 来週の連休に京都に行きます。そのチケットが届いた。

 私にとって、この時期の京都旅行というのは恒例行事で、今年で7年目。『京都音楽博覧会』の開催に合わせて毎年行ってるわけですよ。そこで利用するのが旅行会社のフリープランツアー。これが安くて2泊3日で3万弱。普通なら新幹線の往復代でそのぐらいかかるからホテル代がほとんど浮いたようなもの。これは利用しない手はないでしょう?

 計画的にそのツアーを利用すれば、予算に合わせてホテルのグレードを上げるなり、新幹線の時間帯を選んだりと好みに合わせて選べるわけ。しかし、そこは日本一の観光地“京都”、それも3連休ということもあってどんどん好条件のものは埋まってしまう。8月の半ばぐらいにはもう残ってないと思っていいんじゃないかな。

 7月くらいに、「そろそろ京都の手配しなきゃなー」なんてツアーの物色するのが当然。ネットなり旅行会社の窓口行くなりすればすぐイイネ!というのが見つかりますよ。そんな中、私がツアー会社にアクセスしたのは、一昨日。9月、13日!

 これは正気の沙汰じゃない。

 こんな時期に探したってあるわけがない。どの旅行会社に聞いても「いや~、もうありませんね……」と言われる始末。あ、でもハイアット何某京都というホテルは空きがあったかな。1泊5万超えだけど。

参ったなー(当たり前だよなー)と項垂れながらもどうしようかと考えを巡らせていた時、ふと聞いたことない旅行会社の名前を目にした。大手ダメでも意外とマイナーなトコに残り物があるかもと淡い期待を抱き連絡してみると、……あった。許容範囲の値段で1つだけ残ってた。

奇跡ってあるものだなとしみじみしてしまった。まぁ、多分キャンセル出て空きが出来てたんだろうけど。

そんな奇跡のチケットが今日届いたわけです。思い返せば、いつでも土壇場で神様にすくい上げられてる。余裕を持った生き方をしたいね。思うだけで一生直らないんだろうけど。

京都編、またお伝えいたします。

9月12日

2013-09-12 22:15:44 | 日記ニ非ズ

夜、戴いたイチジクをぺろり。

東京に住むようになってからというものイチジクを目にする機会はほとんどない。そりゃ、スーパーに行けば並んでいるだろうけど、見ない。きっと、高くて買わないからはじめから目を向けない。いくらかな?

実家に住んでいた頃は、歩いて1分でイチジクの木があった。本家の畑の片隅に根を生やし、市場に出荷するほど多く作っていたわけではなかったと思う。父親がイチジク好きだったんだろうな。仕事から帰ってきて弟と一緒に3人で獲りに行ってた。だからイチジクを見るとその頃の夕方の畑の景色が広がる。木から実(アレが花らしいが)をもぐと白い樹液が出てベタベタしてね、熟れたやつにはよく蟻が中に入ってたよ。一応気をつけていたけど、一緒に食べちゃったりして。

今、そのイチジクの木はどうなってるかな。畑を世話してた祖母は亡くなったし、その少し前から畑の規模は小さくしてたはずだから残してないかもしれない。もし昔と変わってなければまだ実は生ってるだろうか。気になってきたけど、まぁ、確かめるのは簡単だ。昔と変わってなければ絶対に父親は今年もそのイチジクを食べてるはず。聞いてみようかな、久しぶりに実家に電話して。

iPhone 5S/5C

2013-09-11 04:37:34 | 日記ニ非ズ

 発表されましたね、新たなiPhone。ギズモードさんやニコ生観てましたよ。
 
 iPhone 5C。Cはcolorの『C』でしょうか。機能はiPhone 5並ながらグリーン、ブルー、イエロー、ピンク、ホワイトの5色になり見た目がカラフルに。少し丸みを帯びてるし、かわいくなったというか、ポップ。iPodがカラー展開してるし、その流れなんでしょうかね。値段も1万(16G)、2万(32G)ぐらいだしライトユーザー向けな。
 ただ、買い換えるとしたらiPhone 5Sなのでこっちの方が気になっていて、何が変わるかなと楽しみにしていたら、きましたね、指紋認証!これでロックの解除も手間要らずで、何より便利なのがiTunesやアプリ落とすときもパスワード打たなくていい。これが一番進化を感じられるかもしれない。こういうのに慣れてくるとどんどんパスワード打つのが面倒くさくなりそう。まあ、どんどんこういう方向に進んでいくんでしょうね何でも。ちなみにこちらもゴールドという新色が。ゴールド好きな中国の富裕層ウケを狙ってとかなんとかという話も……。

 ここ最近のリーク合戦でインパクトこそ少なかったものの、ワクワクしながら見てしまいました。iPhoneの新たな機能もそうだけど、もう一つ気になっていたのはdocomoの件ですかね。今まで散々docomoから出ると噂されていながらも毎回見送られてきた経緯があり、今回こそと言われながらも半信半疑の人が多かったはず。しかし、今回は正式にdocomoも取り扱う事が発表されました。国内の主なキャリア3社がiPhoneを主軸に据えるようになればどうなるんでしょうね。サービスにしのぎを削ってくれるのはユーザーとしてはありがたいけど、国内の携帯メーカーはいよいよ厳しいんでしょうか。NECやパナソニックはスマホから撤退しちゃったし。

 アップルのサイトが早速更新されてます。どういうわけかdocomoの文字が見当たりませんが。auの時も完全なスタートがきれなかった事を思い出すと、またなにか機能面で準備不足があるやもしれませんね。いやはや。9/13予約開始、9/20発売です。ま、私はiPhone 5買って1年も経ってないのでしばらくは指をくわえてます。

TOKYO 2020

2013-09-08 05:54:11 | 日記ニ非ズ

2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催が決定した。

イスタンブール、マドリード、東京の三つ巴。下馬評ではマドリードか東京かと言われていたが、蓋を開けてみればマドリードがまず落選し、決選投票で60対36の東京圧勝。7年後、世界中からトップアスリートが集まりスポーツの祭典が催される。

これで日本が『元気』になる、『ひとつ』になる。マイクを向けられた人達は喜び顏で応える。そうだろう、つまり現状はどういう事態なのだろうか。「震災復興もままならないのに税金の無駄遣いをするな」「放射能汚染水の問題の方が先だろう」こんな言葉を耳に、目にしていた。日本一丸となって招致していたかといえばそんな印象はない。多くの人が心の中に引っかかりを持っていたように感じていた。私もそう。

しかし、東京開催は決まった。ぐだぐだ言う時期は終わった。ならば成功させる事に焦点を絞るしかないだろう。楽しんで、気持ちを共有して東京だけじゃなく日本全体で騒げればいい。3兆円の経済効果があるという。3,000,000,000,000円!作り、流し、消費が産まれる。IOCから質問されまくった放射能汚染水と福島第一原発への対応も更なる迅速さが求められるようになったはずだ。安倍さん自ら大見得を切ったんだから、もう言い逃れはできない。

投げっぱなしのネガティブな意見などこの先なにをもたらしてくれるのか。生産性のある行動を進めたい。7年後、私は42歳になってる。まあ、歳のことはあまり考えたくないが五輪を体験できるなんて一生に一度だろう。楽しみ。後ろめたい気持ちなどもたないで騒ぎたい。

サマソニで見逃して少し後悔。【CD】The1975『The1975』

2013-09-03 22:40:37 | 音楽関連

 今年のサマソニに出てて気になってたけど観なかったのよね。裏のももクロ観てたから。そしたら最近このバンドのMVまとめて見る機会があって、興味津々で見たら……好みだった。

 マンチェスター出身の4人組で、10月出すアルバムが1st。今、サウンドクラウドで全曲試聴できるみたい。かっけー!音は今っぽいんだけど、リズムは懐かしいというか、少しレトロな雰囲気。モノクロのMVの影響もあるのかな。デビューの割に若さあふれる瑞々しさは感じないけど、軽やかな声とメロディはやみつきになるものがある。

 

『sex』


『chocolate』


『The City』

弾む音、身体を委ねるメロディ。【CD】the chef cooks me『回転体』

2013-09-03 04:58:23 | 音楽関連

the chef cooks meいいね。
9/4(水)に出る新譜のプロモーションでonly in dreamsのサイトで全曲試聴ができるんだけど、こういうの嬉しい。各曲じっくりフルに聴ける。

特にお気に入りは『環状線は僕らをのせて』と『song of sick』。笑顔を浮かべてしまうというか、心地よさと楽しさが湧いてくるような曲。

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤氏がプロデュースって事で興味を持ったんだけど、いいバンドと出会えた。気持ちいいメロディは本当に飽きないものだなとあらためて気づかされたり、ライブの楽しさを想像したり。

『適当な闇』のMV。きっとバンドの雰囲気もパッケージングされてる。