ヒスバナアラカルト

香西善行の雑記ドコロ
諸々の感想には具体的内容も含んでいますので、お気をつけくださいね。

天使と悪魔

2009-06-18 04:44:11 | 映画関連
『ダ・ヴィンチ・コード』の映画化の際にがっかりした人は同じ思いを味わうかもしれない。私はそうだった。
つまらなくはないんだけど、やはり原作のボリュームに対して二時間の枠に収めるのは無理があるんじゃないか?かなり端折られている。そこがガッカリ。
じゃあ何が良かったのかというと、スピード感と緊迫感。これはハリウッドならではの映像と音響の賜物だね。
物語には物足りなくとも映画館での体感としては損はない感じ。
ダン・ブラウン原作を未読の方はそのまま映画を先に観たほうが、原作読んだとき舞台であるヴァチカンがイメージしやすくなるかもね。

重力ピエロ

2009-06-16 05:24:06 | 映画関連
『重力ピエロ』(原作:伊坂幸太郎)の映画を観てきたよ。面白い!
次々と起こる謎を含んだ放火事件と母は亡く影を抱えた家族が物語の軸にあり、これらが絡んでくると……痺れたっ!
偉人の言葉(主にガンジー)やDNAの構造などがキーワードにはなっているけど小難しいことに映ってなく適度な知的欲求をくすぐられる。さらにこれらが家族の在り方、生き方に深い感情移入を引っ張ってくる要因にもなっていて、体の内に沈み込む。
事の顛末に思考、議論の隙を設けている点で決してスッキリした気分で劇場を出ることはできないが、むしろ気持ちに引っかかった鈎針の痛みからたまに映画を思い出し、世の理に想いを馳せるのが好いかも知れない。

「俺たちは最強の家族だ!」とはく小日向さんカッコイイです。

BECK

2009-06-11 11:20:43 | 映画関連
『BECK』(ハロルド作石)映画化ですね。溜息。
キャストは、

竜介(G.)……水嶋ヒロ
コユキ(Vo.&G.)……佐藤健
千葉(MC)……桐谷健太
サク(D.)……中村蒼
平(B.)……向井理

の模様。
『ソラニン』の映画化の際に「できあがりに期待」みたいなこと書いたけど、こちらは全く逆。絶対観ないし、情報もタレ流して欲しくないくらい。
紙面だからこそバンドの“音”の凄みが感じられたのに、なんでわざわざスクリーンで表そうとするのか?内蔵が揺られ、しばらく耳鳴りが消えないくらいの音響設備の中で上映するんだろうね、勿論!じゃなきゃ“ルシール”(竜介愛用いわく憑きギター)のエピソードに絞った話などにしてもらいたい。バンドがメインでなく。
原作ファンだからこそあえて書くよ、嫌だ!と。