ユニークポイント+清州市民劇場「変身」

日韓共同制作と銘打たれた企画でカフカの「変身」を上演。
韓国の役者を日本の演出家が、日本の役者を韓国の演出家がそれぞれ演出。この試みも面白そうだが、なにより「変身」とくれば俄然興味が湧いてくるよ。
二作連続上演で、まずは役者が韓国人の「変身」。言葉、一切わかりません。字幕もあるが私が座っている位置からは見難い為、ないものとする。その代わり役者の毛穴まで見えそうな席なので体のほうに集中。大まかな話は知っているわけだし。豊かね。何がって、そりゃ表現力がさ。ざっくり言いすぎだけど、そう思ってしまう演技してるんだよね。隠すこと、引くことに日本の美学があるならば逆のような。感情を惜しまない印象を受けた。
お次は役者が日本人の「変身」。先ほどと打って変わって抽象的な舞台模様。緊張感のある動きに胸えぐる会話が好み。グレーゴル（朝起きたら虫になっちゃてた人）演じる安木氏が抜群に不安定で感嘆。躍動的なんだけど内省な造りがはまっていたように感じる。
韓国だ、日本だと言ってもそんなに差異はないのかな。とも思うんだけど短時間に見比べてしまうと互いの間に流れる異国感を意識してしまう。この交流がさらに発展し、もっとごちゃ混ぜな何かが生まれて国が前に立たない舞台が生まれれば面白そう。

sonitus 音のたまてばこvol.6

友人が演奏するということもあってチャリティーコンサートに出かける。クラシックを聴くのも久しぶり。
プログラムは

♯シャーマン（ピアノ五重奏曲　変ホ長調　作品44）
♯おとなのための童謡曲集
♯デュティユー（ピアノ・ソナタ）
♯手話で歌おう

と聴き入る曲あり楽しむ曲ありと、会場もリラックスな雰囲気。
単純に音を聴き入るって行為そのものが気持ちいい。
満員電車で覚える殺気とか、労働の気だるさだとか、金がない！とか諸々のマイナスに蓄積されたものが浄化してしてるんじゃないかな。16ｇぐらい体軽くなってるよ、きっと。
あ、でも、デュティユーの超絶指捌きには体がムズムズして、おもっきり伸びをしたくなったんだ。音で体をつつかれている感じ？何か……ムズムズしたんだ。何かね。
今度、芝居の中で童謡を本気で歌ってもらおうかな。童謡の面白さを追求したくなった。

ＳＢＫ

たまたまラヂオ聴いてたら懐かしい曲が流れていたもんで耳を傾けていたんだ。
そしたら曲終わりにニュースが、

「スケボーキング（SBK）復活！」

だって。
ん！？と我が耳を疑ったが、そんな冗談にもならないこと言うはずないし、続いて聞いていると坂本龍一「energy flow」をベースにした新曲を来月出すみたいな。選曲が「らしいな。」とか思ったよ。
懐かしいっちゃ懐かしいんだけど、活動中止して四年しか経ってなかったんだね。そんなもんかとも思うんだけど感覚としてはもっと空いていたような気がするのはなぜかしら。熱烈ファンってわけでもなかったが、いつかのCD特典のTシャツを未だに着ている私は傍から見れば追っかけレベルのファンなのかもね。
shigeoの声が妙に艶っぽくちゃんと歌をうたっているのにはいささか驚いたが今後が楽しみ。

sbk website
(いきなり曲流れますよ!!）