博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

12月定例会行政報告その5

2017-12-16 15:50:48 | 日記

昨日の続きです。

 

 

○次に、秋の農業体験イベントについて、ご報告いたします。 

10月7日、福島大学、東京大学、早稲田大学、新潟大学の学生を中心に、県内外から約50名の学生が「浪江町 秋の農業体験イベント」に参加しました。

当日はあいにくの雨となり、当初予定していた稲刈りは実施できませんでしたが、ほ場の様子や乾燥機の仕組みを見学した後、今年収穫したての浪江の新米をはじめ、浪江町産の素材を使った手作りの弁当を食べていただきました。

そののちに、「どうすれば浪江町で新規就農者を呼び込めるか」をテーマに、地元農家の方々といっしょにワークショップを行いました。その中で出た意見も踏まえ、今後の町の農業再生に取り組んでまいります。

 

○次に、水産業の再生について、ご報告いたします。 

現在復旧工事中の請戸漁港内に、仮設集荷所の設置工事を行っております。これにより、試験操業で水揚げされた魚介類の集出荷作業時に、雨風がしのげるようになります。

このほかに、泉田川鮭ふ化施設の整備を検討する上で基本となる「ふ化施設整備基本計画」の策定業務委託の発注や、請戸漁港荷捌き場などの建設、水産加工団地造成工事の準備をするなど、浪江町の水産業の再生に向け準備を進めているところであります。

 

○次に、総合健診について、ご報告いたします。 

 9月9日より浪江町地域スポーツセンターを皮切りに、県内10地区において11月7日までの22日間にわたり、総合健診を実施し、3,531人の方が受診されました。

 また、10月10日から12月25日の18日間にわたり、福島県医師会、相双保健福祉事務所等にご協力をいただき、健診結果の返却会を実施し、「健診結果の説明」並びに「保健指導」を行っているところであり、11月末現在で、233人の方にご参加いただいております。

 引き続き、町民の健康維持増進に積極的に取り組んでまいります。

 

○次に、東電賠償請求の訪問支援事業について、ご報告いたします。 

75歳以上の単身世帯など、高齢者996世帯を対象に、意向調査で支援希望のありました442世帯に対し、平成27年度から請求支援を実施しております。

このうち、実際に訪問支援希望の申し出がありました世帯は、9月末現在184世帯で、これらの方々に対し、訪問支援を行い、未請求損害の解消に努めているところであります。

今後も引き続き、対象者への支援を継続し、未請求損害の解消に努めてまいります。

 

○次に、ADR集団申立てについて、ご報告いたします。 

9月20日、仲介委員が東京電力に対し、平成26年3月20日に提示しました和解案の内容で、高齢者1名に係る和解契約書の調印を求めました。

しかしながら、東京電力はこれを拒否し、町としても、この和解案どおりの内容でなければ、個別の和解には応じないとの方針を示しましたことから、協議が決裂の状態にあります。

 したがいまして、現在、今後の仲介委員の対応を注視しているところであり、状況によっては、改めてご報告、ご説明の機会を設けさせていただきたいと考えております。

 

○次に、応急仮設住宅について、ご報告いたします。 

11月20日現在の仮設住宅の入居状況は、供与戸数2,445戸に対し、入居戸数350戸、入居者数601名、入居率14.3パーセントとなっております。

各仮設住宅における入居者数が極めて少数となっておりますので、入居者の安全・安心を確保するため、今後も、仮設住宅の集約を進めるとともに、住宅確保の見通しを立てられずにいる方に対しては、できる限り懇切丁寧な支援を続けてまいります。



今日はここまで。