博文(ひろぶみ)通信

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H29.9月定例会行政報告 その4

2017-09-14 16:16:50 | 日記

昨日の続きです。

 

 

○道路・橋梁等災害復旧事業について、ご報告いたします。 

酒井橋と小野田橋の災害復旧工事が6月末に完了いたしました。

今後も引き続き、万開橋をはじめ、道路橋梁等の災害復旧を計画的に進めてまいります。 

 

○町民の健康管理・総合健診事業について、ご報告いたします。 

 昨年度までの総合健診や県民健康管理調査の分析結果において、震災前と比較して、肥満者の増加、高血圧症、糖尿病、脂質異常などの割合が高いという傾向が示されております。

こうした状況から、町では町民の健康維持・増進を図るため、総合健診事業を昨年度より実施日数を増やし、今週9月9日から延べ22日間にわたり、県内各会場で実施してまいります。

 さらに受診機会を確保するため、福島市、相馬市、南相馬市内の医療機関における基本健診等の受診体制の整備に加え、郡山市、いわき市の医療機関におけるがん検診の受診体制を構築いたしました。

 今後も引き続き、町民の健康維持増進に積極的に取り組んでまいります。 

 

○東電賠償請求の訪問支援事業について、ご報告いたします。 

75歳以上の単身世帯など、高齢者世帯996世帯を対象に、意向調査で支援希望のありました441世帯に対し、昨年度から請求支援を実施しております。

このうち、実際に訪問支援の申し出がありました世帯は、7月末現在、214世帯で、これらの世帯の方々に対し、訪問支援を行い、未請求損害の解消に努めているところであります。

今後も引き続き、対象者への支援を継続してまいります。 

 

○応急仮設住宅について、ご報告いたします。 

8月22日現在、仮設住宅の入居状況は、供与戸数2,606戸に対し、入居戸数が620戸、入居者数は1,091名、入居率は、23.8パーセントとなっております。

また、8月28日に福島県は、仮設住宅の供与期間を、さらに1年間延長することを発表されました。

今後は、入居者の孤立防止など安心・安全を確保するため、仮設住宅の集約を進めるとともに、住宅確保の見通しを立てられずにいる方に対しては、できる限り懇切丁寧な支援に努めてまいります。

 

○町外の復興公営住宅について、ご報告いたします。 

町外の復興公営住宅の入居状況につきましては、8月1日現在で1,639世帯、2,879名の入居が決定し、1,446世帯、2,547名が入居を開始しております。

また県は、今月中に開始される再募集の応募状況により、その後の募集から、一部の空き住戸の応募要件の見直しを行い、避難指示が解除された区域の住民についても、入居申し込みができるようにするという意向を示しました。

今回の要件緩和は、あくまでも一部の団地のみとなることから、町としましては、入居意向のある町民が、空き住戸がある団地全てに応募できるよう、引き続き、県に対して求めてまいります。



今日はここまで。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2017-09-14 22:27:39
帰る帰らないは、それぞれの判断でお願いします。
悪いのは、全て東電と国ですよ。
初心、忘れべからず。
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Unknown (Unknown)
2017-09-15 08:47:17
重複借り上げの件で訴訟が起きてます。浪江町ではどの程度把握してるのでしょうか?。また、世帯分離制度の利用による弊害か?、家族の崩壊とも言える高齢者の孤立が浮き上がってます。それぞれの帰還の自由も大切ですが、最も大事な家族の絆が断たれている現実も考慮すべき問題です。誰かのせいにすることは簡単ですが、自らが解決出来ることもあります。形而上学的な復興政策の中にも町民それぞれが考えるべき示唆も必要かと思います。二重住民票に関しても、それ自体の恩恵と揺れ動く町民感情の狭間でいつまでも落ち着かない心の葛藤が続く日々を送る原因になっています。町行政の予定を聞きたいものです、まさか国の指針なんて言いませんよね?、町が決めることですから。
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