博文(ひろぶみ)通信

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廃校

2013-11-29 18:01:30 | 日記

 

<福島民報ニュースより>

松栄高(南相馬)今年度で廃校 原発事故の影響で初

 

 南相馬市原町区にある相双地方で唯一の全日制私立高の松栄(しょうえい)高が平成25年度で廃校となることが分かった。東京電力福島第一原発から30キロ圏内の旧緊急時避難準備区域にあり、原発事故発生直後から休校が続いていた。同校を運営する学校法人松韻(しょういん)学園(福島市)は今後の生徒確保が困難と判断し廃校を決めた。原発事故の影響を受け、公立と私立合わせ県内の小中学校・高校が廃校になるのは初めて。
 同学園は28日までに、県に松栄高を廃校とする申請を提出し、承認された。同校は平成24年春から3年連続で入学者募集を見送っている。
 原発事故を受け、地元の南相馬市をはじめ、近隣の双葉郡に避難区域があり、同校は学校経営に必要な生徒の確保が困難とみている。同学園の佐々木一彦総務部長は「原発事故発生後の状況を考えると将来の見通しが立たない。残念だが、理事会で廃校を決議した」と話している。
 学園は同校が原発事故の影響で廃校に追い込まれたとして東電への損害賠償を請求する。直接請求で折り合えない場合は、政府の原子力損害賠償紛争解決センターへの申し立てや裁判所への提訴も視野に入れている。
 同校は昭和32年に原町工業高として開校。福島第一原発から北西約22キロの位置にあり、原発事故発生直後は緊急時避難準備区域(当時)に設定された。原発事故当時、23年度も同校に通学する予定だった生徒は110人いた。そのうち、約40人は同学園が運営する兄弟校の学法福島高(福島市)に編入し、その他の生徒は県内外の高校に転校した。卒業生は約8000人に上る。教員は退職者を除き学法福島高に勤務している。

※松栄高 昭和32年、原町工業高として開校した。平成8年に総合学科を設けて現校名に変更した。普通、総合、電気、機械の4学科の全日制課程を設置していた。平成19年に創立50周年記念式典を行った。

( 2013/11/29 08:33カテゴリー:主要

*私の高校時代は、たぶん漢字は合っていると思いますが「町工」と呼んでいました。

生徒が製作した省エネカーは、平成19年と22年に「本田宗一郎杯HONDAエコマイレッジチャレンジ全国大会」で優勝している事を今日の記事で初めて知りました。

私立校なので学校経営上、「廃校」という決定は、仕方がない事とはいえ、残念なことです。

県教委は、中高一貫校の27年度開校にあわせ、双葉郡の浪江高、浪江津島高、双葉高、双葉翔陽高、富岡高を暫定休校の方針です。暫定休校の後に待っているのは・・・。


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4 コメント

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Unknown (浪江町)
2013-11-30 12:00:26
町復興計画策定委員会まちづくり検討部会が、中間を取りまとめ案を発表。
29年3月避難指示解除(避難指示解除準備、居住制限)目指す。
人口の4分1にあたる5千人程度が戻ると想定。
自分は戻りませんが……
町復興計画策定委員会の全員が戻ると強い意思を持った委員なんですか?
内容を読むと、なにか他人事に感じます。
戻る気もない委員が検討していませんか?
戻りたい住民を復興計画策定委員にして、具体的計画や諸問題に取り組みさせるべきです。
戻らない住民には自立支援や一括賠償を目指せば良い。
あと、復興計画や賠償は国依存なんですから、文句や批判ばかりでなく、現実的妥協や要望を上手くやらないと駄目。
そろそろ、行政も議会も変化の時期だと考えますよ。

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Unknown (浪江町)
2013-11-30 13:49:57
29年3月避難指示解除では国は難色を示す感じがします。
これでは一括賠償も難しい。
また29年3月解除では戻る住民が5千人も認識が甘いと思う。
帰還困難区域の住民も考えれば、初年度で1~2千人、3年後で3~4千人程度だと考えます。
まちづくりや経済活性化も具体性に欠く!
原発以外の発電所や廃炉関連企業、研究施設誘致も他の双葉郡町村と一緒。
双葉郡の中で解除が遅れては、競争も遅れて絵に書いた餅。
いかに復興を目指すかを具体的に独自の経済活性化を示すかです。
また、全国に浪江町に移住を呼び掛けるプロジェクトを発足させ、戻らない住民の土地や家を借地、借家や売買の仲介斡旋をするとか?
自分も浪江の不動産処分を考えています。
経済特区や税制特区を要望したり、企業誘致プロジェクトも発足させるとか?
もっとく具体的、現実的に考えて進まないと駄目です。
町行政も今の考えでは破綻しますよ。
本気で将来の人口や税収を考えないと、行政機能低下、限界集落などで町が亡くなります。
故郷は存在して故郷なんですよ。






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Unknown (Unknown)
2013-11-30 16:53:57
私も、賠償の方向性が見えて来たんで…………

町復興と賠償を分けて検討したほうが良い。

戻る意志の住民の方々で町復興対策検討委員会を。

戻りたい住民と戻らない住民の方々のバランスを取った町賠償対策検討委員会に分けては。

町復興検討委員会を戻らない住民の方々では矛盾と
難しい。

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Unknown (Unknown)
2013-11-30 18:35:29
今日の福島民報に町復興計画策定委員会の委員構成が書いてありました。

委員会は有識者??や青年会議所、商工団体関係者らで組織している。

普通は委員構成なんかを書かないです。

福島民報も何かを思っています。
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