昨日の続きです。
町の現況について(6月中旬現在)
・復興公営住宅第1期募集について
場所 対象戸数 申込戸数 対象町村 復興公営住宅第一期募集期限終了
いわき市下神白団地 60戸 115戸 浪江町のみ 時の浪江町民が入居できる申込の状
いわき市湯長谷団地 50戸 239戸 他町と共通 況は、左記の通りです。
郡山市柴宮団地 30戸 75戸 〃 入居可能時期は、平成27年3月
郡山市古川町団地 20戸 18戸 〃 となっています。
・除染について
酒田行政区の本格除染は、積雪や資材不足等の影響により本年3月20日までの工期が、9月30日まで延長と
なりました。5月末での進捗率は、宅地で69%、森林で89%、農地の剥ぎ取り作業で97%、客土で73%となって
います。高瀬行政区の進捗状況は、仮置場の造成工事を行っており、5月下旬から一部仮置場への受け入れを
開始しています。大型施設、生活圏の森林、宅地等の除染に着手しました。立野下行政区は、ダンプ等の運搬車
両によるパイプラインへの影響がない事を確認したため、仮置場の造成工事に着手しました。
・仮置き場確保について
酒田、高瀬、立野下の3行政区に続き、幾世橋3行政区(幾世橋、北幾世橋北、北幾世橋南行政区)も仮置場
が確保されました。現在、藤橋行政区及び北棚塩行政区の仮置場の確保に向け、用地借用の契約交渉を行な
っています。その他の行政区では、仮置場の確保に向け関係行政区長さんと相談をしながら進めています。
・浪江町総合医療センターについて
二本松市油井字石倉地区に建設される復興公営住宅敷地内にセンターを設置する予定です。今年度中に着工
し来年度中の完成を目指します。センターは一般診療に加え、内部被ばく検査など放射線医療の機能を備えます。
・浪江町ADR集団申立てについて
町が町民の15,600人余りを代理し、精神的苦痛に対する慰謝料などの増額を求めて行った「浪江町ADR集団
申立て」に対して、原子力損害賠償紛争解決センター(ADRセンター)の仲介委員より「和解案」が示されました。
これを受け町では、県内外での説明会開催、「和解案同意書」取り付けなどの手続きを経、5月26日にADRセン
ターに対して「回答書」を提出し、正式に「和解案」を受諾しました。一方、6月30日と回答期限を延長した東京電力
は26日、「75歳以上の高齢者で疾病があった人に、月額2万円を増額(H24.3月まで)する」と回答しました。
「和解案」は、「申立人全員に対し、一律月5万円(H24.3.11~H26.2月末)の増額」に加え、「75歳以上の高齢
者に対し、さらに月3万円の増額」を示しています。東電の「和解案」に対する回答は、一部減額受諾という形式を
とっているものの、実質は全面回答拒否するものです。このような回答内容は、東電の「新・総合特別事業計画」
における「和解仲介案の尊重」の誓いに反するものです。町も議会も東電に対し、「和解案」の回答拒否について
抗議するとともに「和解案」を受諾するよう、あらためて強く要求していきます。
・臨時福祉給付金について
4月の消費税率の引き上げに伴い、所得の低い方々や子育て世帯への負担を緩和する目的で実施されます。
6月末から申請書が郵送されます。対象者は忘れずに申請してください。
今日で、26.7博文通信(紙ベース)は終わりです。