6月定例会が昨日、閉会しました。
今日から、初日の10日に町長からあった行政報告を要約しお知らせします。
○浪江町復興まちづくり計画について、ご報告いたします。
平成25年度に策定したまちづくり計画の提言を、4月中旬に全世帯へ計画及び付属資料を配布させていただきました。このまちづくり計画は、浪江町復興計画【第一次】で方向性のみが示されていた浪江町内のまちづくりについて、平成29年3月の帰還開始想定時期までに、避難指示解除準備区域を中心とした復興拠点に、最低限必要なものを整備することを示したものとなります。今年度からこの計画に基づき復興を着実に進めていくこと、そして復興を見える形にしてまいります。
○次に、浪江町行政区長の委嘱について、ご報告いたします。
4月25日(金)、二本松市かねすいにおいて、浪江町行政区長の委嘱状交付式を行いました。各地区行政区長の皆様におかれましては、地区住民の絆の維持、地域コミュニティ活動の促進等を図っていただき、地域が抱える諸課題の対応について、ご意見・ご指導をいただくなど、今後の浪江町の復旧・復興に向けた取り組みを推進するため、ご尽力賜りたいと考えております。
○双葉警察署浪江分庁舎及び浪江消防署臨時庁舎の開設について、ご報告いたします。
町民の生命・財産を守り、町内の防災力・防犯体制を強化するため、警察・消防等公的機関の町内常駐を要望しておりましたが、4月1日に双葉警察署浪江分庁舎、翌2日には浪江消防署臨時庁舎の開所式がそれぞれ行われ、震災以降3年ぶりとなる浪江町内における、24時間体制での勤務が再開されました。これまで以上に、役場、警察署、消防署が連携・協力し合い、町民が安全・安心に一時滞在できる環境を整えていきたいと考えております。
○浪江町消防団の活動について、ご報告いたします。
4月6日、浪江町役場二本松事務所において、平成26年度浪江町消防団辞令交付式が行われ、班長以上の幹部団員に、佐々木保彦団長より辞令が手渡されました。なお、消防団員については全国各地に避難している中、検閲式等の訓練に参加されているほか、毎週日曜日、町内の防犯パトロールに協力いただいているところです。また、4月20日、広野町総合グラウンドにおいて、福島県消防協会双葉支部連合検閲式が4年ぶりに開催され、浪江町からは約80名、郡内の町村全体では約650名の消防団員が参加しました。
○大規模火災対応訓練について、ご報告いたします。
5月15日、請戸橋・やな場周辺において、避難指示区域内大規模火災対応訓練が行われました。本訓練は、避難指示区域内の大規模火災が危惧される中、遠距離中継送水訓練や消防防災ヘリによる散水など、県内12消防本部等関係機関の連携確認を主として実践的な訓練を行ったものです。今回は、帰還困難区域で火災が発生したという想定であったため、通常の防火服のほか、防護服と全面マスクを装着した消防署員が、力強く放水作業を行いました。
今日は、ここまで。